【CoCセッション】ゆめひとよ


その1

探索者は普段と変わらない日常を送り、夜を過ごしていた。テレビをふとつけると、とあるニュースが舞い込んできた。近頃、百年前に埋められた人間の墓標から、それはそれはとても美しい一輪のユリの花が咲き誇っていたというニュースだ。

 

インタビューを受けている男性が、「この墓は曽祖父の代に建てられたものなんです。曽祖父が愛してやまない奥さんを、ここに埋めたそうです。そして私たち家族はそれを代々守り続けてきたんです。これは曽祖父が残した手紙でして・・・」と話している。

 

そんなニュースをぼんやりとながめていると、突然、探索者は言いようのない眠気に襲われる。

 

聞き耳を振ってください。

 

【門倉怜司】

聞き耳:【1d100】を振りました。結果は「78」失敗です。(成功値26以下)(各ダイス目:78)

 

あなたは深い眠りへと落ちていった。

 

目が覚めると、とある日本家屋の和室の一室にいた。探索者はいつの間にか畳の上で正座をしてじっと何かを待っていたようだった。

 

部屋は電気がついておらず薄暗く、外からの月光のみが入るばかりである。そこであなたは奇妙な違和感に襲われる。

 

「ここから出たいはずなのに、どうしてか出たくない。」矛盾した感情に襲われた探索者は、SANC。(0/1)

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「42」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:42)

 

【門倉怜司】

ここは……?

 

探索者がふと足元を見ると、かたわらには布団が敷かれており、そこには御手洗ひなたが横たわっており、しずかに寝息を立てているばかりである。

 

【門倉怜司】

(御手洗……?)

 

 

どうやら自分は御手洗ひなたが眠る枕元で、じっと座っていたらしい。

どうして、彼女がここに。そして本当に、生きているのか。嫌な予感を覚えた探索者はSANC。(0/1)

 

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「14」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:14)

 

 

【門倉怜司】

御手洗?す、すまん、起きてくれないか(肩に手をかけて揺すり起こそうとする)

 

探索者が御手洗を起こそうとすると、彼女のまぶたがピクリ、と動く。そして。

 

【御手洗ひなた】

あれ…門倉くん?どうしてここに?

 

【門倉怜司】

いや……俺も分からない。御手洗は?ここに泊まっているのか?

 

【御手洗ひなた】

…そう。……うん、そんな感じかな…。

 

【門倉怜司】

そうか。ここの家主と言うか、主人は……?

 

【御手洗ひなた】

……わかんない…。

 

【門倉怜司】

?御手洗は、どうやってここに来たんだ?

 

【御手洗ひなた】

……あのね、門倉くん…

 

【門倉怜司】

ん?なんだ。

 

【御手洗ひなた】

…私、もう死ぬの……。

 

【門倉怜司】

エッ

 

【門倉怜司】

ど、どうしたんだ急に……。病気か?古傷が障ったのか?

 

【門倉怜司】

目星:【1d100】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:7)

 

御手洗の肌の色はいつもと変わらぬ血色であり、月光に照らされているとはいえ、唇は赤くきらめいている。とうてい死にそうにはない、と感じた。

 

本当に死ぬのだろうか。そう思い、御手洗の瞳をのぞきこんだ。彼女の瞳はこれほどなく澄んでおり、瞳の奥に、探索者が鮮やかにうつりこんでいた。

 

【御手洗ひなた】

…わからない……でも、死ぬの。今から……。

 

【門倉怜司】

今から?自分で決めたのか?

 

彼女はほんの少し、眠そうな表情をうかべ、しかしやはり静かな声で

 

【御手洗ひなた】

…ううん、違う。……でも、本当に、死ぬの。ごめんね、仕方がないんだよ…。

 

そして続けてこう言った。

 

【御手洗ひなた】

死んだら、私を埋めてほしいな…。大きな真珠貝で穴を掘って、天から落ちて来る星を墓標にして置いて。

 

【御手洗ひなた】

…それで、お墓の傍で待っていてほしいの。また、必ず逢いに来るから…。

 

【門倉怜司】

ちょ、少し待て、メモをするから……(手ごろな紙を探す)

 

幸運

 

【門倉怜司】

幸運:【1d100】を振りました。結果は「84」失敗です。(成功値60以下)(各ダイス目:84)

 

【門倉怜司】

INT:【1d100】を振りました。結果は「45」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:45)

 

【門倉怜司】

よし…覚えた。覚えたが……お前の与り知らないところで生死を決められて、その通りに死ぬとはどういうことだ?誰が、どうやって、そんなことをしている。

 

【御手洗ひなた】

…ごめんね、私にもわからないの……。でも、今から死ぬ、ってことだけはわかる…。

 

【御手洗ひなた】

…だから、お願いしたいの…必ず逢いに来るから、私を…待っていてくれる?門倉くん……。

 

【門倉怜司】

…………分かった。御手洗を信じよう。

 

御手洗ひなたは思い切った声で、

 

【御手洗ひなた】

百年くらい、待たせちゃう。…ごめんね。門倉くん、待っていてくれる…?

 

【門倉怜司】

うう、ん……百年か…………そうか……。忘れないように善処しよう……。

 

すると、御手洗の瞳の奥にうつる、門倉の影がぼんやりと溶けるようにゆれた。そうして彼女はゆっくりと瞼を閉じていく。

 

 

 

【門倉怜司】

御手洗、御手洗……指切りをしよう。忘れないように。

 

【御手洗ひなた】

…うん、うん……約束……。

 

【御手洗ひなた】

(弱弱しく小指を差し出す)

 

【門倉怜司】

(きゅっ)

 

そして深く、深く息を吸った。重く、かたく閉じられたその瞳から、涙が一粒、流れた。彼女は死んだ。SANC(0/1d6)

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「28」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:28)

 

【門倉怜司】

(口を噤んで、暫く御手洗の手を握りしめた後に立ち上がる)

 

 

①襖(探索者の背後にある。)

②障子(月明りがもれているほう。)

 

 

【門倉怜司】

(ぐっと奥歯を嚙みしめ振り返り、襖を見る)

 

⇒襖には色紙に文字が書かれたものが張り付けられていた。

 そこには「今来むと言ひしばかりに長月のありあけの月を待ちいでつるかな」と書かれていた。

 

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「78」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:78)

 

「必ず逢いに行くよ、と言ってくれたから、明け方の月すら見えるくらい、長い夜を待ったのにあなたは会いに来てくれませんでしたね。ねえ、どういうこと?」

 

襖は簡単にあいた。(そのまま廊下に出ることができます。)

 

【門倉怜司】

(障子を見る)

 

⇒障子は簡単にあいた。あけるとそこは縁側となっており、外の庭に続いていた。

 庭はかなり広く、雑草一つはえていない庭園のようだった。

 

 

【門倉怜司】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「72」失敗です。(成功値55以下)(各ダイス目:72)

 

【門倉怜司】

目星:【1d100】を振りました。結果は「5」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:5)

 

十分に穴をほることができるスペースであり、彼女を埋められるだろう、と気づく。

 

縁側にスコップを発見する。

 

【門倉怜司】

(そうだ……。御手洗を、埋め、ないと……っ)

 

【門倉怜司】

スコップは、貝ではないな。明らかに。

 

【門倉怜司】

御手洗、もう少しだけ待っていてくれ。寒いだろうし、ここは閉めておくから。

 

廊下に出てあたりを見渡すと、全部で9枚の襖が、横一列にずらりと並んでいた。

それぞれの襖には色紙が貼られていた。

 

 

①の襖・・・秋風にたなびく雲の絶え間よりもれいづる月の影のさやけさ

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「100」失敗です。(成功値95以下)(各ダイス目:100)

 

不可解な状況と御手洗の死への実感がじわじわと湧いてきて、1/1d3のSANチェック

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「39」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:39)

 

【門倉怜司】

(思わず溢れそうになったものを堪えようとし、唇に血が滲む)

 

②の襖・・・色紙に巻貝が貼りつけられている。

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「43」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:43)

 

これはサザエだとわかる。

 

③の襖・・・今はただ思ひたえなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「11」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:11)

 

(あなたに会えなくなった今、ただあなたへの想いを諦めるよ、と、あなたに直接伝えたかったのに。)

 

④の襖・・・色紙に大きく波打っている二枚貝が貼りつけられている。

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「77」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:77)

 

これはシャコガイだとわかる。

 

⑤の襖・・・あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびのあふこともがな

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「37」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:37)

 

(もうすぐ私は死んでしまいます。愛するあなたとの思い出を抱いてあの世に行きたい。だから、もう一度、あなたに会いたい。)

 

 

⑥の襖・・・色紙に虹色に輝く大きな二枚貝が貼りつけられている。

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「42」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:42)

 

これはアコヤガイだとわかる。

 

⑦の襖・・・立ち別れいなばの山のみねにおふるまつとし聞かば今帰り来む

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「98」失敗です。(成功値95以下)(各ダイス目:98)

 

SANチェック0/1d2

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「80」失敗です。(成功値54以下)(各ダイス目:80)

 

【門倉怜司】

【1d2】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

【門倉怜司】

(くそ……っ、こうなるのが嫌だったから……、少しでも、御手洗と、並べるように…っ)

 

⑧の襖・・・色紙に他の貝殻より一回り大きな、黒い二枚貝が貼りつけられている。

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「5」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:5)

 

これはカキだとわかる。

 

⑨の襖・・・君がためをしからざりし命さへながくもがなと思ひけるかな

 

【門倉怜司】

知識:【1d100】を振りました。結果は「83」成功です。(成功値95以下)(各ダイス目:83)

 

(君のためなら死んでも構わないと思っていた命でさえ、君に会えた今、いつまでも君といられたら、と願うようになりました。)

 

【門倉怜司】

沢山の貝と和歌があったな……、真珠がとれるのはアコヤガイだから、後で拝借しよう。

 

【門倉怜司】

降ってくる星か…………隕石? 隕石を置けばいいのか……?

 

【門倉怜司】

とりあえず穴だけ掘っておくか……。

 

 

【門倉怜司】

ザッザッ(アコヤガイで穴を掘る)

 

⇒アコヤガイ、もしくは虹色に輝く貝殻で穴を掘る。探索者は、とうとう彼女を埋めるのか、と思い始める。

 

【門倉怜司】

目星:【1d100】を振りました。結果は「77」失敗です。(成功値55以下)(各ダイス目:77)

 

【門倉怜司】

聞き耳:【1d100】を振りました。結果は「32」失敗です。(成功値26以下)(各ダイス目:32)

 

【門倉怜司】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「56」失敗です。(成功値55以下)(各ダイス目:56)

 

とくになにも思いつかない。

 

【門倉怜司】

このあたりでいいだろうか……。

 

【門倉怜司】

墓標は、どうしようか……。指示が抽象的だと判断に困るから、はっきり言ってくれと……いつも、言っていたのに、な……。

 

ふと空を見上げると、流れ星が一線、落ちていった。その流れ星の先を目で追うと、庭園の端にキラリ、と光る何かを見つけた。

 

そこへ行って拾いあげてみると、かなり大きめの石のようだったが、妙にあやしくも美しく、ぼんやりと光を放ち輝いていた。

 

【門倉怜司】

ほしのかけらだ……!

 

【門倉怜司】

(拾い上げてかざして見る)

 

きらきら

 

【門倉怜司】

せっかくだし、御手洗に見せてからにしよう……。

 

【門倉怜司】

御手洗、ほしのかけらが落ちていた。これを置くから、御手洗も覚えておくんだぞ。(御手洗の顔の前にかざした後、そっと握らせる)

 

【門倉怜司】

(御手洗の手を包み込むように握り、冷たくなった額同士を合わせて『これで最後だ』と自身に言い聞かせる)

 

探索者は御手洗を抱え、先ほど掘った穴に埋めようと、彼女の身体を持ち上げる。

彼女の身体は花のように軽く、大事に運ばなければ崩れてしまうのでは、と思うほどだった。

 

 

冷たく、静かな彼女とは裏腹に、穴に近づくにつれ、探索者は自分の心臓と手があたたかくなるのを感じていた。

 

先ほど掘った穴に彼女を入れる。

そうして探索者は、そっと、土を彼女の身体にかぶせていく。

 

 

土に埋もれる彼女を見て、探索者は何を思うのか。

最後まで探索者は、彼女の顔を見ながら、その顔にそっと、土をかぶせた。

 

 

そして探索者は、星のかけらをその土の上に置いた。瞬間、星は輝きを失い、ただの石にかわった。

 

【門倉怜司】

(ほしのかけらでは、なかったのかもしれない……)

 

【門倉怜司】

(いや、御手洗にちゃんと見せたんだから変えてはいけないな…きっと分かる)

 

すると、庭園の端で、「ガチャリ。」と鍵が開くような音がした。

探索者は気づきます。「あれが出口だ。」と

 

 

☆聞き耳、もしくはアイデア-20

 

【門倉怜司】

聞き耳:【1d100】を振りました。結果は「85」失敗です。(成功値26以下)(各ダイス目:85)

 

【門倉怜司】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「73」失敗です。(成功値35以下)(各ダイス目:73)

 

【門倉怜司】

(何か音がしたな……見るだけ見てみるか。まだ百年には時間がかかるだろうし)

 

普通に日本家屋にありがちな門がある。鍵は開いてる。

 

探索者は墓標が見える位置の縁側に腰掛けるか、もしくは墓標の近くにあるであろう、大きな苔むした石に座るだろう。今から百年まつのだな、とぼんやりと考えるかもしれない。

シークレットダイス【3d2】を振りました。結果は「4」です。(各ダイス目:2,1,1)

 

 

そうこうしているうちに、空に浮かぶ月がいつのまにか、東の方角へ落ちていくのを見た。

そうしてよく熟れた林檎のような太陽が、西からやってくるのをみた。

 

 

太陽は普通のスピードとは思えぬ速さで、あっという間に頭上を通り過ぎていくことだろう。おかしい。

 

普通、太陽や月は東からきて西に落ちていくものではないだろうか。これじゃまるで、時間が巻き戻っているようだ。異様な光景に、SANC。

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「67」失敗です。(成功値53以下)(各ダイス目:67)

 

1d3

 

【門倉怜司】

【1d3】を振りました。結果は「2」です。(各ダイス目:2)

 

違和感を覚えた探索者だったが、まずは一、と数えていった。

 

夜は急激にやってきた。月はやはり西からやってきた。頭上に月の光をとらえたところで、探索者の身体に異常が起こる。

 

1d6

 

【門倉怜司】

【1d6】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

右手が漬物石のように重たい。そちらに目をやると、本当に右手が石になっていた。

自分の身体に何が起きているのか。SANC。

 

 

【門倉怜司】

SAN:【1d6】を振りました。結果は「1」成功です。(成功値51以下)(各ダイス目:1)

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「88」失敗です。(成功値51以下)(各ダイス目:88)

 

1d5

 

【門倉怜司】

【1d10】を振りました。結果は「6」です。(各ダイス目:6)

 

そうこうしているうちに、空に浮かぶ月がいつのまにか、東の方角へ落ちていくのを見た。

そうしてよく熟れた林檎のような太陽が、西からやってくるのをみた。

 

 

太陽は普通のスピードとは思えぬ速さで、あっという間に頭上を通り過ぎていくことだろう。

 

 

【門倉怜司】

(石のようになってしまった……。まあ、消えるよりかは、石になってしまった方が形が残る。御手洗が来たときにも分かりやすい、か)

 

夜は急激にやってきた。月はやはり西からやってきた。頭上に月の光をとらえたところで、探索者の身体に異常が起こる。

 

1d6

 

【門倉怜司】

【1d6】を振りました。結果は「4」です。(各ダイス目:4)

 

左足が漬物石のように重たい。そちらに目をやると、本当に左足が石になっていた。

 

自分の身体に何が起きているのか。SANC。

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「73」失敗です。(成功値50以下)(各ダイス目:73)

 

1d5

 

【門倉怜司】

【1d10】を振りました。結果は「4」です。(各ダイス目:4)

 

そうこうしているうちに、空に浮かぶ月がいつのまにか、東の方角へ落ちていくのを見た。

そうしてよく熟れた林檎のような太陽が、西からやってくるのをみた。

 

 

太陽は普通のスピードとは思えぬ速さで、あっという間に頭上を通り過ぎていくことだろう。

 

夜は急激にやってきた。月はやはり西からやってきた。頭上に月の光をとらえたところで、探索者の身体に異常が起こる。

 

1d6

 

【門倉怜司】

【1d6】を振りました。結果は「5」です。(各ダイス目:5)

 

ふと、探索者は墓標をながめる。いや、これは、墓標なのだろうか。そもそもこれは、なんなのだろうか。土をほったあとにまた何かを埋めたような、そんな地面が目の前にある。

 

ここに埋まっているのは、なんだっけ。

言い表せない不快感と不安感にSANC。

 

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「97」失敗です。(成功値46以下)(各ダイス目:97)

 

1d5

 

【門倉怜司】

【1d10】を振りました。結果は「5」です。(各ダイス目:5)

 

それでも何かを待っている感覚だけは覚えている。何か大事なものを、いつまでも、いつまでも。

ただそれだけの想いで、探索者は思うだろう。「百年でも待ってみようか。」と。

 

 

【門倉怜司】

(……うん、約束…したからな………、…?)

 

そうこうしているうちに、空に浮かぶ月がいつのまにか、東の方角へ落ちていくのを見た。

そうしてよく熟れた林檎のような太陽が、西からやってくるのをみた。

 

 

太陽は普通のスピードとは思えぬ速さで、あっという間に頭上を通り過ぎていくことだろう。

 

夜は急激にやってきた。月はやはり西からやってきた。頭上に月の光をとらえたところで、探索者の身体に異常が起こる。

 

1d6

 

【門倉怜司】

【1d6】を振りました。結果は「6」です。(各ダイス目:6)

 

夜だからだろうか。ふっと探索者は一瞬の眠気に襲われ瞼を長めにつむる。そしてふと目を開けようとすると、片目の瞼が異様に重い。

 

いや、重いなんてものじゃない。開かなくなっている。さわると、そこには目とは思えない感覚があった。

 

石だ。目が石になっている。視界はふせがれ、二度とその目で光をとらえることができなくなっていた。SANC。

 

【門倉怜司】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「37」成功です。(成功値41以下)(各ダイス目:37)

 

1d3

 

【門倉怜司】

【1d3】を振りました。結果は「2」です。(各ダイス目:2)

 

【門倉怜司】

(…………このまま、見えなくなったとしたら……。…顔が見られないのは…嫌……な気がする……)

 

赤い日を何度見たのかわからない。白い月に何度おびえたのかわからない。下りのエスカレーターを上るような感覚だ。勘定しても勘定してもしつくせないほどだ。

 

それでも百年はまだこない。70年をこえたあたりで数えることもやめてしまった。

 

次第に身体は苔むしており、目の前にある土の上の石もやはり苔にまみれ丸みをおびている。自分はだまされているのではないか。そんなことさえも思い始めてきた。

 

すると。また夜がやってきたかと思ったその時。

 

☆目星or聞き耳

 

【門倉怜司】

目星:【1d100】を振りました。結果は「38」成功です。(成功値55以下)(各ダイス目:38)