探索者がサーカステントの裏側に回ると、表と打って変わって人通りは全くない。
そして、テントの一部がぱっくりと誘い込むように口を開けていることが分かる。
中に入ると、かすかに舞台上の喧騒が聞こえる。舞台袖に向かう通路と逆側に、裏側につながる通路が見える。
テントの裏側の通路に入っていくと、簡素な小屋につながるような構造となっており、扉が3つ見える。
それぞれ「人形部屋」「物置」「団長室」と書かれている。
藤「…先に人形部屋、見る…?」
狩「うん!(潜入みたい!かっこいい~)」
中に入ると、まず大きな作業台が目につく。奥には仕切りが置かれ、その奥にも多少のスペースがあることが分かる。
藤「(作業台を見る)」
作りかけだろう人形の腕や足が転がっている作業台。横には設計図案だろうか、何らかのメモがびっしり描かれた紙束が積まれている。
藤 目星 55/75→成功
人形のデザイン案や、服飾のデザイン案などがびっしり書かれている。
しかし、よく見て見ると端に「魂〇」などの走り書きがちらほら書かれていることが分かる。また、設計図の人形の全てに胸に穴が設置されていることに気が付く。
藤「(奥のスペースを見る)」
仕切りの向こう側に顔を出してみると、そこには舞台で見た人形たちがずらりと並んでいる。近くで見ると、より精巧でぞっとするほどの生気を肌で感じる。
藤 目星 85/75→失敗
竹 芸術(彫刻)で、人形がどういう風に作られているかとか見てもいい?
塵 まあ彫刻に関する知識で人形を見る、という形ならいいよ
藤 芸術(彫刻)39/65→成功
先ほど見た設計図の内容が気になったので、服をゆるませ、人形の胸元を露出させると、そこにはぽっかり空いた穴にはまるようにハートのパーツが収まっていた。しかし、それはどくり、どくりと脈動するかのように揺れ動き、まるで血管のような細い管がその白い生気のない肌に根を伸ばしている。SANC(0/1)
藤 SANc→失敗
狩 SANc→失敗
藤「うわあ…心臓だ……!」
狩「うわー…なんか、生々しいね……。」
藤「そ、そうだね…びっくりしちゃった…。」
また、探索者達が人形を調べている最中、ふと顔を上げると、ずらりと並んだ人形の全ての目がこちらを向いていた。生気がない、しかし瑞々しいガラス玉は何を想ってみつめているのか。ただその視線に探索者の身は一瞬、凍り付くことだろう。SANC(0/1)
藤 SANc→失敗
狩 SANc→成功
気が付くと、人形たちの視線は元に戻っている。
藤「うわっ……(腰を抜かす)」
狩「大丈夫?藤谷くん」
藤「あ…いや、なんか…見られたような気がして…」
狩「ね、なんか…気持ち悪かったけど…。まあ気のせいだよ、きっと」
藤「…まあ、人形…だもんね…。…作業台、もうちょっと調べよう…。」
藤 目星 15/75→成功
作りかけの人形の手足に紛れて、内側が空洞になっている何かのパーツを二つ見つける。手のひら大程のそれは、つなぎ合わせるとハートの形となった。まるで小物入れのようだと思うだろう。
藤「(物置に向かう)」
中に入ると、様々なサーカスの小道具や、工具などが雑多に詰め込まれている。
奥には雑誌や古紙などがまとめられた棚が見える。
藤 棚に目星 19/75→成功
古いエンタメ雑誌やポスターなどに紛れて明らかに個人の所有物であろう手記が挟まっていることに気が付く。
『手科の手記』
中を捲ると、ぽつりぽつりと日記のようなものが書かれている。どうやら、副団長である手科という男が描いたものだと推察できる。
最初の頃はサーカスの集客や、宣伝など運営について話し合いをしたのだろう、びっしりといくつもの案や改善点が書かれている。しかし、途中から団長である操神に関する記述が目立つようになる。
「***
近頃、腕を上げたと思ったが、まさかあんなことを行っていたなんて…何度か抗議をしたが、取り付く島もない。サーカスとは皆が楽しく、夢のようなひとときであるべきだ。あんなやり方を見過ごすわけにはいかない。
***
駄目だ。何度言っても聞いてもらえない。もう、私の言葉に耳を貸す気すらないのだろうか。
こうなれば、実力行使しかないだろう。
***
苦労はしたが、準備はできた。これで囚われた客たちを解放することができるだろう。
念のため、保険として魔術に対抗しうる手段も用意した。
後は実行するだけだ。だが…
もう一度、もう一度だけ話してみよう。同じ心をもって、このサーカスを創立した者同士だ。
どうしても、和解を臨んでしまうのは、あきらめが悪いだろうか。
操神、私は君の創る人形を本当に美しいと思っているんだ。他でもない、君の魂がこもっている。
万が一に備えて、手段の一切を家族に預けておこう。私に何かあった時に、私の傍らに常に置いておくように言い聞かせておくこととする。」
また、手帳の最後に「Master Key」とタグの付いた鍵が挟まっていた。
藤 物置全体に目星 35/75→成功
周囲を見渡してみると、壁にサーカス内の鍵をかけておくボードが目に入る。照明室、入り口などいくつかかけられているが、その横に「マスターキーは団長と副団長がそれぞれ1本ずつ管理」と貼り紙がされている。
藤「(手記を狩屋に見せ)…この手記の内容が本当なら…手科さんの家族に、魂…を解放する方法を知っていますか?って…聞きに行った方がいい気がするね…。」
狩「そうだね。…これって、病院に行けば分かるんじゃない?」
藤「うん、…僕もそう思う…。…団長室は…マスターキーがあるから入れるとは思うけど…」
狩「うん!行ってみようよー」
藤「…行こっか…。」
狩「静かにしてればバレないよー」
藤「うん、…まあ見つかりそうになったら…隠れよう、一緒に…」
狩「うん!」
藤「(団長室に向かう)」
鍵がかかっている。マスターキーにて開錠が可能。
鍵を開け、中に入ると存外こざっぱりした部屋が広がっている。
簡素なデスクと、ソファー。しかし一番目立つのは部屋の隅に置かれたガラスケースだろう。
藤「(ガラスケースを見る)」
強固なガラスで作られた大きなガラスケース。中には瀟洒な椅子が置かれているだけで、空となっている。
藤 アイデア 76/85→成功
人形を保管しておくショーケースではないだろうかと考えた。また、厳重な様子からあの最高傑作の人形の保管用なのだろうと推察できる。
藤「でも…ケースの中にはもういないのか…。…劇に出てるのかな…」
狩「準備のために舞台袖とかに持って行っちゃったんじゃない?ここから持っていくの大変そうだし」
藤「うーん…そうかもね…。」
藤「(デスクを見る)」
引き出しの付いた簡素なデスク。
藤 目星 62/75→成功
引き出しの中から、1冊の手帳とブローチを見つける。
藤「(手帳を見る)」
予定表のようだが、日記も兼ねているようでちらほらサーカスのことや経営のことが書かれている。その中で気になる記述を見つける。
***
先日怪しい男に教わった呪文はどうやら本物らしい。しかし、魂を抜き出してしまえばその人間は昏睡状態になる。それは望むところではない。どうにか改良できないだろうか。
***
試行錯誤の末、術の効果を半分にすることができた。抜き出す魂も半分になってしまうが、2人から抜き出し、合わせれば1つの魂になる。
これを人形に組み込めば…私の理想の、本当に美しい人形を作ることができる。
***
術の効果は期待以上だ。自立は難しく、思念によるコントロールが必要なところがネックではあるが…一体一体に注視するのは、公演の最中には現実的ではない。何か身に着けるものをコントローラーのように媒介にできないだろうか。検討する。
魂の入った人形は、今までと比べ物にならない程に美しい。
その魅力に気づいたのか、日に日に客足が増えている。ようやく、私の人形が日の目を見る日が来た。
ただ、まだ足りない。私の理想には、まだ。
***
客の中に以前遠方で魂を拝借した人間が何人か混ざっていることが分かった。
恐らく、自身の魂に引っ張られて無意識の内に足を運んでいるのだろう。
客が増えるんだ、悪いことじゃあない。
***
手科にバレた。以前からしつこく質問攻めにされていたが、そうやら自分で突き止めたらしい。目ざとい男め
***
仕方なかった。こうするしかなかったんだ。殺してはいない。
私は多くの人間に私の子供たちを見てほしいんだ。分かってくれるよな?手科。
***
素晴らしい…今日手に入れた魂は、上物だ。
相性が良かったのか、魔術に耐性があったのか…どちらにせよ、今まで作ってきた核とは一線を画す出来となった。
人のように泣き、笑い、ただ人形のように美しい。私の理想の人形だ。
これならば、私のコントロールも不要だろう。
この最高傑作に万が一があっては敵わない。手科の例もある。核を魔術によって保護しておくこととしよう。
ああ、さっそくお披露目の準備をしなければ。
藤「(手帳の内容を狩屋に共有し)…二つの魂を半分ずつ合わせて、1つの魂に…これって……、僕たち…初日にこのサーカスを見に来たでしょ…?その時に…その術で、魂を半分抜かれちゃって…それで出来たのが最高傑作だから、次の日から演目が変わった…ってことじゃないかな…。」
狩「そうかも」
藤「だとしたら…僕たちの魂が使われちゃってる…?…今、何かに…」
狩「そういうことになるよね…。このまま離れられないと困るし、…人形から魂を解放できればいいんだけど…。」
藤「その手段を…多分手科さんが知ってると思うから、…ここ見終わったら…とりあえず病院に行ってみようか…」
狩「うん!」
藤「(ブローチを見る)」
舞台や写真で見た団長が身に着けていたハート型のブローチだということが分かる。
藤 アイデア 81/85→成功
人形部屋で見た、人形の胸にはまっているハートのパーツにそっくりだということが分かる。
狩「見せて見せて―」
藤「あ、うん」
藤谷が手に取ると、なぜかその使用方法が理解できる。
これを身に着けることで、探索者の人形以外の人形たちを思った通りに動かすことが可能となる。ただし、複雑な命令は出来ない上、一体ごとにばらばらの命令は出来ない。
狩「すげー」
藤「団長さんは…これを使って人形を動かしてた…ってことなのかな…?」
塵 聞き耳を振ってください。
藤 9/65
誰かがこの部屋に近づいてくる足音が聞こえる。
狩「どうしたの?」
藤「…だ、誰かが近づいてくる音がする…」
狩「マジ?」
聞き耳に成功した場合、≪隠れる≫を振ることができるが、簡素な部屋のため隠れる場所は少ない。加えて、探索者達は密着状態のため、共に隠れることを余儀なくされるだろう。そのため、≪隠れる≫は2人の技能値を足したものの1/2となる。
藤 隠れる→失敗
探索者が恐る恐る扉の方を見ると、そこにはピエロの団員が立っていた。
部屋中をぐるりと見渡し、後ろ手で扉を閉めると「…誰かいるのか?」と緊迫した声で投げかけてくる。
そして探索者の隠れているところまで来ると、「…出てくるんだ」と強い語気で語り掛けてくる。
狩「ごめんなさい…」
藤「(狩屋が声を上げたのを見て)…ご…ごめんなさい…。」
渋々探索者が姿を現すと、「君たちは…泥棒…ではないね……その、警察の人だったりする?」とほっとした様子の後、おずおずと尋ねてくるだろう。
藤「ええっと…」
狩「全然、あの…ちょっとなんか、間違えて入っちゃってー」
藤「…あ、そうなんです!入り口こっちかなって思ったら…」
狩「全然警察でもないし泥棒でもないです!本当に!」
藤「そ、そうです…僕たち、まだ高校生なんで…」
警察ではない、と否定をすると「そ、そうか…よかった…いや、よくないのかも…」と頭をひねらせた後に、「君たちはどうしてこんなところに?興味本位…にしてはこんなところまで来るとは思えないのだけれど…」と探索者を見つめてくる。
藤「…どうする…?…狩屋くん……(ひそひそ)」
狩「うーん……どうしよう…(ひそひそ)」
狩「…悪い人じゃなさそうだし…、本当のこと話して協力してもらえたりしないかな?」
藤「ああ…確かに、そうかも…。…この人が団長さん側の人間とは限らないしね…」
狩「うん…、だって団長さんしか人形のこと知らないって言ってたし…」
藤「そう、だね……。賭けてみようか…。」
狩「うん…。」
藤「あ、あの…僕たち、昨日このサーカスの公演を見に来たんですけど…、…それ以来…信じてもらえないかもしれないんですけど……、僕たち…離れられなくなっちゃって……。」
ピエロ「そ、そんなことある?」
藤「…い、今やるんで見ててください…!(狩屋と離れようとするが、すぐに引き寄せられる)」
ピエロ「ええっ!ほ、ほんとに!?」
藤「あ、は…はい……、昨日からずっとこの調子で…、それで…どうすれば元に戻れるかっていうのを…調べたくて…、サーカスの中に…調べに来たんですけど……。」
ピエロ「そう、なのか…。このサーカスが原因なのかな?」
藤「調べていたら…手科さんの手帳とか、団長の手帳とか…色々見つけて……」
ピエロ「結構色んなとこ入ったんだね!笑」
藤「す、すみません…、…でも本当に困ってて……。…それで、あの……多分団長さんは…魔術的なものであの人形を動かしていて……、…団長さんが動かしている人形には…多分、お客さんの魂とかが使われていて…。…その、今日から…新しい演目が始まったじゃないですか…?…そこで披露する団長さんの…最高傑作の人形に、多分…僕たちの魂が使われている…んだと思います…。」
ピエロ「そうなのか…。」
ピエロは信じられない、という顔をするが、探索者が嘘をついている様子がないと分かると青い顔をした後に、探索者を見直す。そして、「…すまない、サーカスは…誰もが楽しめる場所であるべきなのに…」と探索者に頭を下げる。そして自分にできることはないか、と尋ねてくる。
ピエロ「…団長と副団長は、昔は本当に仲が良かったのに、サーカスが成功したあたりから、諍いが増えてね…。一度その現場を見てしまったが、副団長は本当に穏やかな人で、あんな風に険しい顔は初めて見たんだ。人気が出たのは嬉しいけれど、昔のサーカスだって嫌いじゃなかったし…もし、何か団長が悪いことをしているならば、副団長がいない今、団員が止めなければいけないしね。」
藤「あ、ありがとうございます…!」
ピエロ「それで、魂を元に戻す方法っていうのは分かるのかい?」
藤「副団長さんが、どうやら知っていたみたいで…その方法を副団長さんの家族に預けた…という風に手帳に書いてあって…。だから、僕たちこれから…副団長さんの入院している病院に行こうかな…と思っていたところなんです…。」
ピエロ「ああ、それなら病院の場所とか、部屋とか分かるから…(場所を伝える)」
藤「ありがとうございます…!」
ピエロ「俺はこの後、午後の公演があるから一緒には行けないけど…また何かあったら、俺はいつもテントの前にいるから声をかけてほしい。」
藤「は、はい…!」
ピエロ「じゃあ、ばれないように急いで出るんだぞー」
藤「行こうか、狩屋くん…。」
狩「うん!」
藤「…よかった…。…ピエロさん、思ってた以上にいい人だったね…。」
狩「そうだね!…藤谷くんも喋れるんだよ、人と!」
藤「あ…でも久しぶりに…結構いっぱい喋ったかも…。」
狩「藤谷くんのおかげで、ピエロさんにも信じてもらえたし!ほんとにありがとう!」
藤「で…でも、ピエロさんに本当のこと話そうって言ってくれたのは狩屋くんだから…こちらこそ、ありがとう…。」
狩「(ニッコリ)(APP18スマイル)」
竹 SANチェック…
塵 する!?0/1?
竹 うん…大丈夫、むしろ回復したいくらいだよ
塵 そっか……💦 APP×5とかで振ろうかな…藤谷くん限定だけど
竹 色んなバイアスがかかった上での、ね
狩 APP×5 84/90→成功
竹 結構危ない数値出したな
塵 まあこれは精神分析じゃないから、1だけね
竹 ありがとうございます…!
塵 じゃ、POW×5振っとこ
竹 あ…!そのタイムか…!
藤 28/27→失敗
狩 25/20→失敗
藤 1d3→1
狩 1d3→1
塵 じゃあ、今…ちょうど公演が終わったくらいかな。テントから出て、表に回ったあたりでお客さんがそろそろ出てくるかな。
狩「いや~よかったね!ピエロさんに見つかって!」
藤「そう…だね、ラッキーだったね…。」
狩「どうしよう?とりあえず午後は病院いこっか?」
藤「そうだね…、病院に行って何か分かるかもしれないし…。(病院に向かう)」
副団長である手科が入院している病院に行くことができる。
市内にある設備の整った大学病院だ。受付で面会の申し出をすればすんなり通してくれることだろう。
手科の病室に入ると、どうやら個室のようだ。
窓際に位置するベッドには一人の男が寝ている。
狩「(1人だ~すごーい!VIP室みたーい!)」
藤 アイデア77/85→成功
彼の様子を伺っても、本当に寝ているようにしか見えないだろう。
藤 目星33/75→成功
周囲を見渡すと、サイドテーブルに目が行った。引き出しを開けてみるとそこには一冊の手帳が置かれている。
開いてみるのであれば、何らかの魔術の記載がある。
『刀身を清める(基本p273)
普通の武器からはダメージを受けない生き物にダメージを与えたり、殺したりできる刀身を作成することができる。また、目には見えない魔術による防護や物理的衝撃を撥ね退ける壁に対しても効力を発揮する。使用する刀やナイフは純鉄や純銀などの純粋な金属であることが必要である。』
『魂の開放(オリジナル)
この魔術を行使することで、囚われた魂を解放し、宿主のもとへと返すことができる。
まず、魔方陣を作成し、魔力を込める。対象を魔方陣の中に置き、呪文を唱えることで、対象物の中に閉じ込められていた魂は解放される。ただし、対象物に何らかの魔術的防護がかかっている場合はこの限りではない。』
そして、魔術の記載の後に、「魔方陣→人形劇用の絨毯の裏に作成。あとは人形を集めて、唱えるだけ。」と書かれている。
常識で測れない魔術の一端に触れたためSANC(1/1d3)
クトゥルフ神話+1%
藤 SANc 76/47→失敗 1d3→1
狩 SANc 46/39→失敗 1d3→3
狩「ふえぇ…(怖)」
塵 びっくりしたところでPOW×5振っとくか、じゃあ
藤 38/27→失敗
狩 100/20→失敗
藤 1d3→2
相手の感情・状態が手に取るように分かる。まるで旧来の友人のようだ。心理学+30
塵 お互いにだけね
竹 うわ~~~、ちょっとえっちだ…。
藤「…なんか……。…段々僕たち1つになっちゃうのかな…泣(ガクガクガク)」
狩「だ大丈夫、そんなことないよ大丈夫だよ!」
藤「そ、そうだよね、…この魔術を成功させれば元に戻るはず…だもんね」
狩「そうそう!頑張ろう!」
藤「うん…。」
塵 目星かアイデアが振れますね。
藤 アイデア57/85→成功
引き出しの奥の方に、革製の布袋に包まれた何かを見つける。中を見ると、ホルダーに入れられた銀色のナイフが出てきた。
藤 オカルト47/5→失敗
狩 オカルト53/5→失敗
藤 知識91/60→失敗
狩 知識74/75→成功
狩「このナイフ、純銀製だよ!」
藤「あ…そうなんだ、ただの金属じゃなくて…。じゃあ、さっきの魔術に書いてあったアレに使える…?」
狩「そうかも、持っていこうよ!これカバーに入ってるから危なくないし!」
藤「うん…。(手科に)すみません…、お借りします…。」
竹 病院を出るかな。
塵 じゃあ…時刻は夕方くらいですね。
狩「どうする?ピエロさんに会いに行ってもいいけど…このまま帰る?今日は」
藤「どうしよう…?」
狩「まあまだ、サーカスいなくなるまで時間あるし大丈夫っしょー、」
藤「うーん…、……まあでも…どっちにしろ母さんには怒られるし…。」
狩「だ大丈夫??本当に…。今日も泊まるって連絡しなくていい?」
藤「ああ…、…一応ちょっと…連絡しようかな…。」
狩「おれも電話する!」
藤「(LINEだけ送ってすぐスマホを閉じる)」
狩 幸運 52/40→失敗
狩「どうしよ、怒られちゃった!」
藤「う、うーん……。…ネカフェとか行く…?」
狩「そうだね…。」
藤「ごめんね、うち…泊まれるようだったらまだ違ったんだけど…」
狩「全然!友達のとこ泊まるって言うし!」
藤「(ネカフェ来た)」
店員「今~、ソファーシートのところが無くてぇ、リクライニングシートのところしか無いんですけど~、大丈夫ですかね~?」
狩「大丈夫です!(APP18スマイル)」
狩「よかったね、空いてて!」
藤「そうだね…。1人用とかしか空いてなかったら…ちょっと…アレだもんね…。」
藤「…とりあえず…明日の作戦会議とか、する…?」
狩「うん!漫画持ってこようよ!」
藤「えー…いいけど…」
狩「おれさ、読みたい漫画あるからさー、一緒に行こ!」
藤「うん…」
狩「あと飲み物持ってこようよ!」
藤「……結構…楽しんでる…?」
藤「(ココア持ってきた)」
狩「(ファンタグレープ持ってきた)」
塵 POW×5振っとく?POW×5の間隔を短くしていきたいな
竹 KPの裁量なんだそれ、
藤 POW×5 71/27→失敗 1d3→3
狩 POW×5 51/20→失敗 1d3→1
塵 さっきよりも仲良くなった気がするけど…、くらいかな。トゥンク…、きっと席が近いせいだ…。
竹 ああ…………、………………良いな…………(限界)
藤「…僕…あんまり漫画とか読まないから…」
狩「まじ!?めっちゃ面白いよ!(BLE〇CHを手渡してくる)」
狩「BL〇ACHはー、マジで一気読みした方がいいよ!」
藤「そ、そうなの…?一気読み…」
狩「そう、あのね、ゆっくり読んでるとー進みがね、ゆっくりだからさー。前何やってたか忘れちゃうから!こういう漫喫とかでね、一気に読んだ方が面白いよ!」
藤「へー…。今日読み切れるかな…?」
狩「読み切れるよー!」
藤「…でも…こんなことしてる場合なのかな…」
狩「じゃあさ、また今度来ようよ漫喫!」
藤「ほ…本当?」
狩「うん!」
藤「お願い…あ、あの…また来たいな…。」
狩「別に泊まらなくても、日中来ればさ!お母さんとかも大丈夫でしょ?」
藤「あ…ありがとう…。」
狩「約束ね!(小指を差しだす)」
藤「うん…。(小指を絡める)」
竹 眩しいなー、光だ…。
狩「じゃあ、作戦会議しよ!」
藤「うん…!」
狩「でもおれ何も持ってこなかったわ…」
藤「あ…僕、文房具とか持ってるから…」
狩「本当!?すごーい!えら!」
藤「(すごくはないんだよな…)」
狩「(ノートの隅っこに藤谷の顔を描く)」
藤「…わー、似てるー…(棒読み気味)」
塵 ちょっと笑った顔を描くと思う、狩屋くんは。自分を見てる時の、穏やかな顔をした藤谷くんをいつも見てるから
竹 ああ、なるほどね。SAN値回復していいですか?
塵 いいけどw
竹 初期SAN値にせいこうしたら回復するわw
藤 初期SAN値 5/55→クリティカル
塵 絶対に回復するという強い意思だw 2回復してもいいよ
竹 キャッキャッ
狩「そんなに喜んでもらえると思わなかった!へへー」
藤「僕…似顔絵とか描いてもらったの初めてで…。」
狩「えっ、そうなの?」
藤「うん…本当にありがとう…。…僕も狩屋くんの顔描くね…。」
狩「え!恥ずかしいよー」
藤「(描き進める)…あげる…。」
狩「え!ありがとうめっちゃ嬉しい!」
狩「でも…おれ今、ポッケにしか入れられないからさ、」
藤「あ…いいよ全然、」
狩「うち帰るときにもらっていい?それ」
藤「あ、わかった…ありがとう…。」
狩「(何が?みたいな顔)」
狩「作戦会議しなきゃ!」
藤「んーと…この魔法陣の場所が、人形劇用の絨毯の裏…にあるってことは、に書いてあるってことかな?絨毯の」
狩「多分そうなんじゃない?」
藤「ってことは…やっぱり今日と同じように公演中に忍び込む…のがいいのかな?」
狩「そうだね…。明日ピエロさんにこれ言ってみて、人形劇中にうまく…」
藤「あー…公演中だと人形を集められないもんね…。」
藤「魔術で保護されてるのは…最高傑作の人形だけ、か…。ってことは…ナイフで最高傑作の人形の魔術をまず解いてから、その儀式をしないといけないってことだよね…。」
狩「うん!…出来れば明日中に、なんとかできるといいよね!」
藤「ただ…僕たちまだ、最高傑作の人形がどんなものなのか…とかも見てないし…どうしよう…。」
狩「んー…まあ、今日はもう寝る?シャワー浴びないといけないし。」
藤「そう…だね、シャワー浴びたら何か思い浮かぶかもしれないし…」
狩「そうそう!1回汗流してスッキリしよ!」
藤「うん…。あ、今日…着替え持ってくるの忘れちゃったな…」
狩「コンビニとかで買えるかなあ?」
藤「そうだね…、Tシャツとちょっとしたズボンくらいなら買えるかな…。」
狩「うん!」
~コンビニ~
狩「ポテチ買っちゃおうよ!」
藤「えー…いいよ。何味が好き?」
狩「コンソメ!」
藤「僕もコンソメ…」
狩「一緒じゃん!」
藤「あんまり…お菓子とか買わないから、なんか嬉しいな…。」
~シャワー浴びた~
狩「アイス食べよ!」
藤「あ、うん…さっき買ってきたやつ…。」
狩「ちょっと溶けてる!」
藤「あ…でも溶けてても美味しいな…」
狩「ちょっとあげる!(自分のアイスを差し出す)」
藤「あ、ありがとう…。(おずおずと食べる)」
狩「どう?」
藤「美味しい…。」
狩「おれにもちょーだい!」
藤「はい…。(差し出す)」
狩「うまーい!」
塵 そろそろ日付越えちゃうくらいかな?
藤「…もう寝る?色々考えたんだけど、僕たちそもそもサーカスのことあんまり知らないから…ピエロさんに全部伝えて、色々教えてもらいながらやるのがいいかなって思ったんだ。」
狩「うん!」
藤「じゃあ…寝よっか。」
狩「うん!おやすみー。」
藤「あ、そうだ…明日、午前の公演が始まる前に起きれるように…頑張ろう?」
狩「わかった!がんばろ!」
狩(すやあ…)
藤(スヤ…)