【CoCセッション】今宵限りは仰せのままに


その2

相ケ瀬巡
(廊下の先に向かいがてらテーブルと本棚を見る)
美しく磨かれた木製のテーブルだ。
メモが置かれている。
メモ
ここから外に出られるのは1人だけ。外に出たければ、片割れを殺すといい。どちらかが死ねば出られる部屋と言えば伝わりやすいだろうか。
様々な書籍や雑誌が収められた本棚だ。うっすらと埃をかぶっており、少なくとも久々宇はここに手をつけていないのだろう。
[目星]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 45 > 成功
とあるオカルト雑誌が目につく。ページの隙間に何かメモが挟まれており、それがほんの少しはみ出していた。取り出して見てみれば、随分古い雑誌に破られたメモが挟まっていた。
破られたメモ
感情の反転(オリジナル呪文)
犠牲者の抱く感情を反転、或いは歪んだものへと変化させる呪文。効果は一定時間が経つと薄れてしまうため、継続させるには繰り返し呪文をかける必要がある。この呪文をかけられた犠牲者は、指定された相手をはっきりと知覚するたび謂れの無い感情に苦しめられることとなる。また、この呪文は記憶を直接弄る系統のものではない。カテゴリとしては催眠が近く、その効果を持つアーティファクトの類を併用することでより効果を発揮する。
そのような内容のメモだった。
常識離れした魔術の記述にSANc0/1
相ケ瀬巡
じゅもん…………?
相ケ瀬巡
CCB<=53 SANc (1D100<=53) > 40 > 成功
[図書館]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=25 図書館 (1D100<=25) > 58 > 失敗
【探索箇所】
玄関、物置部屋、脱衣所、鍵のかかった部屋
相ケ瀬巡
(玄関を見てみる)
廊下の突き当りにある。靴が出されていることはないが、靴箱を開けば貴方達の普段履いている靴が仕舞われている。玄関扉は内鍵だが、開こうと手を伸ばせば謎の見えない壁に阻まれる。
相ケ瀬巡
バリアだ!
相ケ瀬巡
(物置部屋に行く)
その部屋はあらゆるものが雑多に仕舞われた部屋だった。様々なものがここに収められている。
[人類学]もしくは[アイデア-20]で同じ情報が出ます。
相ケ瀬巡
CCB<=20 アイデア-20 (1D100<=20) > 76 > 失敗
[幸運]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=55 幸運 (1D100<=55) > 89 > 失敗
[目星]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 35 > 成功
使いかけの応急キットが見つかる。残り1回分あるようだ。また、貴方と久々宇の荷物が見つかる。特に不足は無いようだが、久々宇の荷物の近くに見慣れない手帳を見つける。血で汚れているが、中を見ることができそうだ。記述には一部、赤色のペンでアンダーラインが引かれている。
相ケ瀬巡
残り一回……思ったより時間ねえな……。
この部屋が、例えばどこかのカルト教団の用いる大量殺戮部屋だとして。何故殺し合いをさせる必要があるのかを自分なりに考えた。どうやら、このカルト教団の崇拝する神は人間の血液を好んで食するらしい。神というものが本当に存在するかという疑問は置いておいて、そういった神を信仰しているとすればなんとなく察しはつく。おそらく、この部屋で殺し合いをさせるのは「血液を流させるため」だろう。この部屋に居るとやたら傷の治りが早い。一人の人間からより多くの血液を採取するためだろう。しかしそういう仕組みがあるのであれば、健康体の人間を数人確保し、乳牛のように飼育しながら血液を採取すればいいのではないかと思うが。そうしないのは、きちんと「生きた人間自体も神にささげる必要があるから」…とかだろうか。このあたりも共に不幸に巻き込まれた彼と意見交換をしたいものだ。突然殴られたり刃物を向けられたりしたことは水に流してやるから、さっさとここから出たいものだ。

そういえば。初めに比べて「傷の治りが遅い」気がする。それもそうか、常にすぐさま治療されるなら死人なんて出ないはずだ。であれば、黒幕がこの治療を止める要因があるなら何だ?
たとえば「流れた血の量」、だとか(ここで文字は途切れている)
再度[目星]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 80 > 失敗
もう一周しとく??、
うんちゃま
そんなことあるんだ
相ケ瀬巡
CCB<=20 アイデア-20 (1D100<=20) > 85 > 失敗
相ケ瀬巡
CCB<=55 幸運 (1D100<=55) > 24 > 成功
足元にスタンガンが転がっているのを見つける。問題なく使用できる。
スタンガン
<こぶし>技能で使用可能。1d6R間、相手をスタン状態とし行動不能にする。人間のみに使用可能。
相ケ瀬巡
(映画とかで見るやつじゃん!)
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 36 > 成功
奥の方隠されるように久々宇の衣服が押し込まれている。引っ張り出してみれば、見慣れた衣服ではあるが血がべったりと付着していた。既にそれらは乾いており、赤ではなく酸化した黒い色になっている。
[アイデア]が振れます。
相ケ瀬巡
(……これ、あいつが気に入ってた服…)
相ケ瀬巡
CCB<=40 アイデア (1D100<=40) > 68 > 失敗
相ケ瀬巡
えーと、多分……俺の返り血…?だよな……?
相ケ瀬巡
(脱衣所に向かう)
扉に[聞き耳]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 38 > 成功
微かにシャワーの音が聞こえる。
相ケ瀬巡
(今押し掛けたら流石にぶっ殺されそうだな…)
相ケ瀬巡
(まだ見ていない扉を見に行く)
鍵がかかっている。
相ケ瀬巡
(…ケンの寝室とか…か…?)
相ケ瀬巡
(脱衣所にこっそり忍び込む)
脱衣所に繋がる扉を開けば、風呂場の電気がついていることがわかる。また、そこからは絶えずシャワーの流れる音が聞こえるが、誰かがそこで身動きしている様子は無い。
相ケ瀬巡
💦
また、脱いでいるはずの久々宇の衣類が見当たらないことが分かる
相ケ瀬巡
…なんだ、いねーのか…。
相ケ瀬巡
(そっ…)(ガチャ…)
扉を開けば、どこか冷たい空気が貴方を迎える。そこではやはりシャワーが出しっぱなしにされているようだ。しかしそれは全て湯舟の方に注がれているため、足場を濡らしていることはない。タイルの床に転がったナイフも、洗い流されることなく血濡れのままだった。
シャワーヘッドから流される冷水は、全て湯舟の方へ。洗い場から湯舟の縁に身体を預け、ぐったりと脱力する久々宇の腕に当てられ続けている。彼の腕からは絶え間なく血液が流されており、それが水と混ざり、赤い液体は排水溝へと流され続けていた。SANc1/1d3
相ケ瀬巡
CCB<=53 SANc (1D100<=53) > 9 > スペシャル
[医学]もしくは[知識]で同じ情報が出ます。
system
[ 相ケ瀬巡 ] SAN : 53 → 52
相ケ瀬巡
CCB<=45 知識 (1D100<=45) > 31 > 成功
流された血液が固まり傷を塞ぐのは、血液中に含まれる血小板によるものであり、これが低温に晒されるとこの凝固作用が弱まる。即ちこのまま放置すれば出血は止まらず、大量出血により命が危ないと感じる。
相ケ瀬巡
……ッ!!馬鹿何やってんだ!!(咄嗟に久々宇の元に駆け寄り身体を抱き上げ、シャワーが当たらないようにする)
彼を冷水から引きあげる。呼吸はしており、命に別状はまだ無いようだ。しかし意識は失っており、出血による体力の消耗が見て取れる。
相ケ瀬巡
あっぶねえ……ええっと……どうすりゃいいんだ……
KPCに[目星]もしくは[アイデア]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 66 > 失敗
相ケ瀬巡
CCB<=40 アイデア (1D100<=40) > 29 > 成功
貴方が久々宇に負わされた怪我に比べれば、彼の腕に刻まれているのは小さな傷だ。だというのに、一向に傷が塞がるような様子は無い。当然といえばそうだが、貴方の傷を癒しただけの何かがあるなら、彼の傷はとっくに塞がっても良いのではないかと感じる。
再度[アイデア]が振れます。
相ケ瀬巡
CCB<=40 アイデア (1D100<=40) > 13 > 成功
つまり、先ほどの行為で黒幕が求めるだけの血液が流されたのだと感じる。しかし貴方も傷つけられ血を流し、久々宇もここで血を流したとはいえ、求められていたのはそれだけの量だったのか。もしや、と思い貴方は久々宇の身体を確認する。そこには塞がりかけの傷が大量に残されていた。大きなものから小さなものまで、様々だ。もしかすれば彼は貴方が眠っている間、脱出のために自ら血を流し続けていたのだろうか。SANc0/1d3
相ケ瀬巡
CCB<=52 SANc (1D100<=52) > 24 > 成功
system
[ 久々宇 賢作 ] HP : 10 → 3
久々宇を湯船から引き揚げる際に、彼のポケットに何かが入っているのを感じるだろう。見てみれば小さなメモ帳のようで、そこには赤色のペンを用いた彼の文字で記述が残されていた。
相ケ瀬巡
……は、…………あんだけ気にして綺麗にしてたのに……馬鹿ジジイ……
相ケ瀬巡
(メモ読む)
日に日に自分が自分でなくなるような心地がする。意識はあるのに感情が言う事をきかない。何かが起きてしまった時の為に、覚えている限りを書き留めておく。

ここに来て、どれだけの時間がたったのかは分からない。昼夜を知る術がないため、日付感覚は曖昧だ。

巡を見ているとどうしてかイライラする。視界にちらついたり、声を聞くだけで。今までこんなことは無かった。その度にどうしようもなく腹が立って、一度思い切り殴りつけてしまった。倒れてしまったその姿を見て、やってしまったという感覚と共にとてつもない快感を憶えた。スッキリしたというよりはただただ気持ちが良く、もっと、と求めてしまいそうな己が恐ろしかった。そのまま巡は気絶してしまった。彼から逃げるようにその場を離れ、衝動が落ち着いた頃に戻ってみれば、巡はまだ眠っていた。眠ってくれている間は妙な気は起きない。安心する。

棚の隅に睡眠薬があった。これがあれば眠っていてくれるだろう。身体に害を来たさない程度に与えて、眠っていてもらう。

*

過去、この部屋に訪れた者たちが遺したものを見た。試す価値はありそうだ。ただ血液を流していればいいのだろう。脱出のために手段は選んでいられない。試せることがあるなら試すしかない。
[応急手当+30(キット使用)]で振ってください。
相ケ瀬巡
CCB<=60 応急手当+30(キット使用) (1D100<=60) > 83 > 失敗
相ケ瀬巡
…………わりい……かっこ悪いな、俺…………。
(久々宇寝てるし、手記でも読みますか……?)
相ケ瀬巡
(なんか途中で寝たやつあったなそういえば…!)
殺してしまった。いや、殺されてしまった。彼を殴った。しかし彼は死ななかった。彼は俺に伝えてくれた。黒幕のカルト教団の目的、この部屋の仕組み、俺たちの末路。その考察を語ってくれた。それならばこの場所で殺し合いなんてしたところで得るものはない。この感情のままに彼を俺が殺してしまう前に、或いは彼の治癒能力が失われてしまう前にここから出ようと話していた。そんな話をしていれば、気づかれた。奴らがやって来た。到底二人で適う人数じゃない。人ではない、何かもいた。あいつは死んだ。俺は今こうして身を隠しているが時間の問題だろう。
この場所に拉致され、同様に真実に気付いた者へ。少しでも生存確率を上げたければ、真実に気付いたことを誰にも悟らせるな。一定量の血液を流せば、おそらく、殺し合いの意味もなくなる。その先どうなるかは俺たちの知る所ではない。未知のことだ。しかし試す価値はある。少なくとも、ここでただ言いなりになって相方を殺めるより良いだろう。君の幸運を祈る。
相ケ瀬巡
(誰にも……)
相ケ瀬巡
(とりあえず脱衣所から廊下に出る)
相ケ瀬巡
CCB<=40 アイデア (1D100<=40) > 18 > 成功
相ケ瀬巡
(……ケンが、どこまで読んだのか知らねえけど……。……どっちかが死んで、あとは…死なずに血がたくさん流れて…この部屋から出られたとして……結局、よく分かんねー奴らにそれがバレたら、殺されるんじゃねえか?)
相ケ瀬巡
(なら…開くのか分かんねーけど、…玄関から出ちゃいけねえってこと…だよな…。…………奴らが、どっから来んのか分かんねえけど……ケンを一人にさせるのも危険かもしれねーし…………。)
相ケ瀬巡
(くっそ……何も思いつかねー……。)
相ケ瀬巡
(うろうろしながら鍵のかかった扉の前に来る)
扉から、かちゃりと鍵の開く音がした
相ケ瀬巡
うおっ(なんか開いた…)(ビク)
相ケ瀬巡
(うわ…クッソこええけど……行くしかねえよな……)
相ケ瀬巡
(そっと扉を開ける)(久々宇を抱きかかえたまま)
鍵がかかっていたはずのその扉は容易く開く。中の様子が伺えるだろう。そこは一見何も無い部屋だ。そんな何もない部屋だからこそ、ひときわ目立つものがあるだろう。
部屋の奥にひとつ。奇妙な像がある。象のような頭をしたそれには、しかし水かきのような耳がある。長く伸びた鼻の先端には大きな朝顔上の開いた円盤がある。身体は人間とそう大差なく、胸と大きな腹が突き出していた。そんな異形の神の像がそこに鎮座している。SANc1/1d4
相ケ瀬巡
CCB<=52 SANc (1D100<=52) > 40 > 成功
system
[ 相ケ瀬巡 ] SAN : 52 → 51
また、その足元の床には何やら魔法陣が描かれていた。
それに気づいた時、目の前の像が淡く光を帯びる。像に呼応するように足元の魔法陣も光を纏い始める。何かが近づいてくるような、嫌な気配を感じるだろう。
相ケ瀬巡
(やべえ!!)(絶望)
ここからR処理とする。4R目終了時にこの門から何かが現れ、貴方達を蹂躙し命を奪うだろう。それまでに貴方は何か対策を講じ、行動に移さねばならない。
相ケ瀬巡
CCB<=40 アイデア (1D100<=40) > 12 > 成功
この空間にはいくつかの魔術が施されていたようだが、何かその源になるものがあるのではないか?であれば、それを破壊することで、この空間のあらゆる魔術は効果を失うのではないだろうか。
相ケ瀬巡
あーもう分かんねえ!!全部てめえのせいか!!!?(像を壊す)
貴方はその像を破壊する。見た目の割に脆いそれは、いとも容易く破壊された。
像が破壊されれば、足元の魔法陣は光を収める。その後何かがそこから現れることもない。
相ケ瀬巡
えっ、意外とよえーな…。
相ケ瀬巡
……もう来ない……ってことでいいんだよな……?(玄関の方をチラチラ見る)
相ケ瀬巡
…………出るしかねえか……。(玄関に向かう)
玄関にあった謎の見えない壁は取り去られている。鍵を開いて外にでることもできそうだ。
相ケ瀬巡
(出る)
外に出れば、そこは街中のとあるマンションの一室だった。近隣に住民は居るだろうに誰もこの中の惨状を知らないということに嫌な寒気を憶えるかもしれない。
久々宇 賢作
…………ん、……
相ケ瀬巡
……普通に外だな……。…………あ、ケン…………、……その……大丈夫か…?
久々宇 賢作
…………ここ、外か……?
相ケ瀬巡
まあ一応……。…………あ!荷物置いてきた!ちょ、取ってくるわ!(ガンダで脱衣所に向かう)
久々宇 賢作
えっ、おい!危ねえだろ……!(ふらふらと玄関の壁に寄りかかる)
相ケ瀬巡
なんか、大丈夫になったんだよ!多分!
ほらよ、ケンのも。(久々宇の荷物を手渡す)
久々宇 賢作
は……?お、おう…………ありがとう……(荷物を受け取る)
久々宇 賢作
あ、そうだ、傷……!(相ケ瀬の顔を触って跡が残っていないか確認する)
相ケ瀬巡
…………お前の身体の方、気にした方がいいだろ…。…病院行くか、とりあえず。
久々宇 賢作
あ…………いや、大丈夫だ。悪い……変なもん見せたな(苦々しい表情を浮かべる)
相ケ瀬巡
……あー……いや、…俺も必死すぎてあんま覚えてねーわ。あと腹減った。
久々宇 賢作
食ってないのか?家に何かあったかな……
相ケ瀬巡
……でもまあ……病院が先だろ、流石に。どっかでタクシーとか拾うか?(再び久々宇を抱きかかえマンションの階段を降りる)
久々宇 賢作
わっ……!っ良い!自分で歩けるっ……(恥ずかしさで顔に熱が集まる)
相ケ瀬巡
フラついてんの自覚ねーのかよ、ジジイ。
久々宇 賢作
てめ、歩く分には問題ねえって!
相ケ瀬巡
…いいから運ばれとけ…怪我人ジジイ。(僅かに目を伏せる)
久々宇 賢作
な、なんだよ……。……!まだどこか痛むのか?(途端に表情を曇らせる)
相ケ瀬巡
別に……痛くねえよ、あんなん…超余裕…。
久々宇 賢作
いや余裕ではないだろ……
相ケ瀬巡
…………。(考え込むように口を閉ざし、久々宇を抱く力が少し強まる)
久々宇 賢作
…………お前、さっきから妙に静かだな……?
相ケ瀬巡
……………………。
……自分でも……信じられねえんだけど……。
久々宇 賢作
お、おう……なんだ?
相ケ瀬巡
…………お前に殺されかけるのよりも……、……お前が話してくれないことの方が……辛かったわ、俺。
久々宇 賢作
…………(目を丸くして相ケ瀬を見つめる)
相ケ瀬巡
………………。(再び黙り込む)
久々宇 賢作
……えっと、それは……ごめん。下手に話すと、殺されるかもしれないと思って…………(言葉に迷いながら、慣れない様子で謝罪する)
相ケ瀬巡
……そうなんだろうな、実際。…ケンのおかげで助かったんだよ…今回は…。……でも……でも……ごめんとか、そういうんじゃなくて…。…俺は…………。
相ケ瀬巡
…………そうだ……そうか…、…………信じてほしいんだ……。……馬鹿で、ガキだけど…………ケンには……お前にだけは……信じてほしい…。
相ケ瀬巡
……信じてほしかった……。
久々宇 賢作
…………巡……(思いがけない事に言葉を失う)
相ケ瀬巡
…………なんでケンにだけ、そう思うのか分かんなくて……分かんないまま伝えんのが、なんかすげえモヤモヤして…。でも……やっぱすげえ苦しくて…、…やっぱり、なんでか分かんねえまんまだけど…。
相ケ瀬巡
……ケンにだけ、そう思うのは……その…、……俺にとって…ケンが特別だから、…だと…思う…。
久々宇 賢作
え…………
相ケ瀬巡
…………ごめんな。
久々宇 賢作
……な、んで、お前が謝るんだよ…………
相ケ瀬巡
…………信じられる人間じゃないのに、…信じてほしいって……なんか、すげえ一方的だろ。……勝手にモヤモヤして、勝手にぶつけてるだけで……上手く言えねえけど……。…やっぱガキだわ、俺……。
……だから…ごめん……。
久々宇 賢作
……お前が、なんでそんな顔してんのかは、よく分かった。……でも、俺にとってはお前は守らなきゃいけない存在で、だから…………。……だから、隠すべきこともあるって、そう思ってたけど…………。それが、嫌なんだよな。お前は……(独り言のように呟く)
相ケ瀬巡
……だって……隠されたら、俺がお前を守れないだろ…!
久々宇 賢作
は……、え…………?
相ケ瀬巡
…やっぱ、ガキとか関係ねえじゃん!
お前が傷つくのが嫌なのは…俺だって同じで…。……ただ、それだけだろ……。
相ケ瀬巡
……守らせてくれよ、俺にも…。
久々宇 賢作
あ…………ご、ごめん……。その、あの…………そんな風に思ってるって、知らなかったから……(思わず緩んだ口元を隠しながら言葉を返す)
相ケ瀬巡
……じゃあ…もう隠し事しないか?…その……俺のことも……信じて、…頼ってくれるか…?(少し不安げに眉を下げる)
久々宇 賢作
…………うん、分かった……信じるよ、巡のこと。ちゃんと相談するし、ちゃんと伝える……(相ケ瀬の目を見て頷く)
相ケ瀬巡
…………約束な。破ったら……そうだな、言うこと何でも1つ聞くやつな!
久々宇 賢作
絶対ロクな事にならねえ……
相ケ瀬巡
絶対な!
久々宇 賢作
分かった。お前も事前にちゃんと言えよ、夕飯いらねえ日とか
相ケ瀬巡
……わりい、いつも…。…ちゃんと気をつける。
久々宇 賢作
ん、それならよし
相ケ瀬巡
…………やべ、病院のこと忘れてた…。…ここどこだ?
久々宇 賢作
……なんかずっと歩いてると思ったら、お前…………
相ケ瀬巡
閉まっちまう前に急がねえとな……。
超凄腕医師マン
う~ん、完治!w
相ケ瀬巡
やったなケン!毎日すくらぶ?塗ってる甲斐があったな!
久々宇 賢作
スクラブのお陰なのか?これは……
相ケ瀬巡
ジジイにしては張りのある肌してっからな!
久々宇 賢作
あ”ぁ?
貴方の周囲の人間に確認をとってみれば、貴方達はおよそ一週間ほど行方不明となっていたらしい。昼夜の感覚も無い中、あそこでそれだけの時間を過ごしていたのだ。
長く、嫌な夢を見ていたと感じるかもしれない。しかし目の前に広がるのは、戻って来た貴方の日常だ。
SAN回復 2d5
相ケ瀬巡
2d5 (2D5) > 9[5,4] > 9
system
[ 相ケ瀬巡 ] SAN : 51 → 60
チャウグナー・フォーンを信仰するカルト、黒蓮会のチョー=チョー人達がいた。
彼らは生贄確保のために定期的に人間を攫い、その血や身を神へと捧げていた。
しかし、彼らの誰が言い出したのか、このルーチン的な仕事に(彼らにとっての)娯楽性を組みこむことを計画する。
端的に言えば、生贄として捧げる前に攫った人間達で殺し合いをさせるというものだ。

そのために用意された部屋には3つの魔術が施されている。
1つ目は、すぐには死なせないために傷の自然治癒力を高める魔術。
2つ目は、他者への感情を別のものに上書きする洗脳系の魔術。
3つ目は、この部屋から出さないための障壁を張る魔術。
これらにより、死ににくい身体になった上で沢山の血を流しながら、
謂れのない殺意のもと殺し合いを強いられる空間が出来上がる。

犠牲者たちには「この部屋からはどちらかしか出られない」とだけ伝えられる。
言わば「どちらかを殺さないと出られない部屋」だ。

しかし実際のところ、教団員が満足いく量の血が流れるまで犠牲者たちは生かされ続ける。
供物として満足いく量の血液が流れたと思われれば、治癒の魔術が失われる。
その状態で相手を殺せば、勿論その相手は死ぬ。晴れて殺害した側はこの部屋から出られる。
しかし出ようとしたところで教団員に連れ去られ、そのまま生贄とするために教団の拠点へと連れ去られ殺害されてしまう。
部屋からの脱出は叶うが、無事に帰れるわけではない。

そんな部屋に訳も分からず閉じ込められた犠牲者は、過去に何組も存在する。
彼らのうちの幾人かは、脱出のために冷静に対処した。その記録が部屋には隠されている。
しかし相手を殺したところで本当に自由になれるわけではないことに気付き、その上で脱出のために行動していることをチョー=チョー人に察知させてしまえばこの催しは中断され、始末をされてしまう。

それらを悟ったKPCは、チョー=チョー人は勿論、PCにさえ真実を悟らせないまま脱出方法を探ろうとしている。

PCとKPCは運悪く先人たち同様に黒蓮会のチョー=チョー人に拉致され、この部屋に閉じ込められることになる。
強く頭を殴られ昏倒していたものの、PCよりも先に目覚めていたKPCは先にこの部屋の探索を開始し、先人たちの遺したヒントを得る。
その後、目を覚ましたPCと対面した際に、前述した魔術の影響でPCに対して謂れの無い暴力衝動や苛立ち、殺意を抱いてしまう。
KPCはそのまま、わけもわからず力任せにPCを殴打することになる。当たり所が悪かったのか、再度昏倒することになったPCを見て、「PCが口を開かず、行動せず、大人しく横たわっているだけなら妙な苛立ちも感じない」と気付く。
PCに不要な暴力を働き、間違ってもチョー=チョー人の思惑通りに殺してしまうことのないように、KPCは部屋で見つけた睡眠薬をPCに投薬するようになる。できる限り最低限の量で済むように、自身とPCが顔を合わせていなければならない時のみだ。
加えて、自分たちがこの部屋のシステムに抗っていることをチョー=チョー人に悟らせないため、KPCはこの部屋の治癒の魔術を逆手にとり自らの血を流すことで彼らの目を欺いている。
自らを傷つけ血を流し、それらが塞がればまた血を流す、を繰り返している。
これはPCが眠っている部屋とは別の部屋で行うため、KPCが血を流している間はPCとKPCが顔を合わせることはない。即ち、この間だけはPCが自由に行動できるようになる。
この出来る限り互いに顔を合わせないように努められたサイクルをPCとKPCは既に何度か繰り返している。

これにより、PCは何度も睡眠薬を飲まされることとなる。
投薬タイミングや量は適切なものであるようにとKPCが管理をしているが、この睡眠薬の正体はD&D(ドクター・ドリーム)という名の薬物であり。原材料は黒い蓮である。
これを服用すると抗いがたい眠りに襲われ、そのまま眠りにつく。しかし場合によっては激しい幻覚症状を伴う。
依存性があり、人体及びその精神に害をきたすものではあるが、KPCはそれを知らずに使用してしまう。

PCは、部屋に施された治癒の魔術と人体本来の適応力や免疫により、繰り返しの服用から依存性と共に耐性も徐々につけていった。
そうして、比較的はっきりとした意識で目を覚ましたところからシナリオは開始する。
薬の影響によりこれまでの経緯については曖昧だが、行動し、KPCと共に脱出を図ることは可能だろう。

ただし、
PCが全てに気付き、脱出のための王手をかける時。
その瞬間までKPCがまだ正気であるかは定かではないが。
シナリオ内でKPCは途中のイベント時とクライマックス時を除き正気である。
イベント時は何か様子がおかしいことを懸念したチョー=チョー人により恐怖を注入され発狂。暴力衝動と殺人癖を発症している。
クライマックス時は長時間このような空間で精神を擦り減らし続け、さらにPCを死亡寸前まで傷つけたことがとどめとなり発狂する。内容はPCと共にここから安全に出るために、下手な行動はしない/させないという強迫観念。
シナリオ中、冷静な判断力と憔悴し擦り減った精神の元、意地でもPCにこの部屋の真実を明かさない。
その代わり、自分の口では伝えられない分、PCが自らこの部屋の真実に気付くことは良しとしている。先人が遺した手がかりの類にPCが気づけるのはわざとKPCが隠していないからである。
ただしこれについてKPCに言及してもすっとぼける。
相ケ瀬巡
CCB<=50 目星 (1D100<=50) > 21 > 成功
相ケ瀬巡
CCB<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 83 > 失敗
相ケ瀬巡
CCB<=25 図書館 (1D100<=25) > 78 > 失敗
相ケ瀬巡
1d0 (1D0) > 0
相ケ瀬巡
1d10 (1D10) > 5
相ケ瀬巡
1d10 (1D10) > 1