【CoCセッション】ダブル


その2

久々宇の自室。平生と比べると少し散らかっているように感じる。本棚、机、カレンダーが見られる。

 

【相ケ瀬巡】

(あいつ、俺には片付けろってうるせえのに)

 

【相ケ瀬巡】

(机見る)

 

久々宇のスケジュール帳のようなものがある。

 

【相ケ瀬巡】

(まあ、別に見ても怒られないだろ)

 

【相ケ瀬巡】

(開く)

 

広げると、ダイアリーの欄に記述があるのを見つける。

 

「○月 ×日

自分と瓜二つな奴を街で見かけた。一瞬だったから見間違えかもしれないけど。世の中には似た顔が3人はいるらしいから他人の空似ってやつかもしれない。

 

○月 ○日

またあいつがいた。マジでそっくりだ。いや、俺本人と言っても良いかもしれない……。いくら他人の空似でもあんなに似るか?怖くなってきた。

 

あれはふとした瞬間に見つける。ただ、俺以外はあれを見たことないらしい。一度病院に行った方が良いだろうか。

 

○月 △日

オカルトに詳しい奴からドッペルゲンガーというものを教えてもらった。なんでも、ドッペルゲンガーを見た者は数日後に死ぬらしい。冗談じゃねえ。

 

対処方法はないのか尋ねたら、怪しい魔除けのネックレスを譲ってくれた。こんなものであれが何とかなるとは思えないが気休めにはなるかもしれない。

 

2つも貰ったから、念の為に巡にも手渡そう。

 

○月 ◇日

大変な事になった。いよいよあれが巡へ接触してきたらしい。やはり幻覚なんかじゃなかったのか。

 

俺は今日仕事の都合で出かけていたのに、巡は久々に俺とショッピングに行ったと話してくる。

 

恐ろしくて返事ができなかったが、あれが俺と成り代わろうとしているのだと理解してゾッとした。

 

徐々に俺以外にも見えてしまっている。巡は守らないと。

 

(以下、酷く乱れた筆跡)

 

……もしかしたら、俺がおかしくなっているだけで、本当に全てはただの思い込みなのかもしれないが。

 

二重人格…だったか?俺にはもう1つの人格があって、知らない間に行動してるのかなんて、有り得ない事まで考えてしまった。

 

○月 □日

オカルト系の文献を読んでたら対処方法を見つけたかもしれない。幻覚じゃないなら、これを使えばあいつを退散できる可能性がある。

 

あれを見てからもうすぐ1週間は経つ。ドッペルゲンガーなら俺は死ぬのか。その前にこっちがあいつを消せばいい。

 

○月 ◆日

あれは徐々に俺達の近所に近付いてきている。

 

読み終わり、久々宇と自分の身に起きた異様な出来事にSANc1/1d2

 

【相ケ瀬巡】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「78」失敗です。(成功値62以下)(各ダイス目:78)

 

【相ケ瀬巡】

【1d2】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

目星が振れます。

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「35」成功です。(成功値50以下)(各ダイス目:35)

 

スケジュール帳の白紙ページに2枚切り取られた後がある。

 

アイデアが振れます。

 

【相ケ瀬巡】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「24」成功です。(成功値40以下)(各ダイス目:24)

 

リビングのメモと同じ種類の紙だと気付ける。

 

【相ケ瀬巡】

……思ってたより、やべえかもしれないな……

 

【相ケ瀬巡】

……でも、玄関のあいつが言ってた通りみてえだ……。

 

【相ケ瀬巡】

………………うーーーーーん………(頭を両手で抱える)

 

【相ケ瀬巡】

……でも、とりあえず対処法はあるってことだよな?

 

【相ケ瀬巡】

……もう少し調べてみるか……

 

【相ケ瀬巡】

(カレンダー見る)

 

日めくりカレンダー。用事のある日が簡潔に書き込まれている。

 

目星が振れます。

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「11」成功です。(成功値50以下)(各ダイス目:11)

 

久々宇とショッピングに出かけた日の記述が仕事関連の見出しになっている。

 

アイデアが振れます。

 

【相ケ瀬巡】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「85」失敗です。(成功値40以下)(各ダイス目:85)

 

当日のことを思い出そうとするも、上手く思考がまとまらない。

 

【相ケ瀬巡】

(じゃあ、やっぱあの時一緒にいたあいつは…偽物だったのか…。)

 

【相ケ瀬巡】

(本棚見る)

 

仕事関連であろう服飾の本や色相の本など、久々宇の興味のありそうな本が収められている。その中から最近特に読み込まれているような本が3冊ある。

 

図書館が振れます。

 

【相ケ瀬巡】

図書館:【1d100】を振りました。結果は「76」失敗です。(成功値25以下)(各ダイス目:76)

 

幸運振ってください。

 

【相ケ瀬巡】

幸運:【1d100】を振りました。結果は「75」失敗です。(成功値55以下)(各ダイス目:75)

 

【相ケ瀬巡】

(3冊の中で付箋の貼られたページを開く)

 

 

都市伝説や超常現象を綴ったオカルト本の付箋が貼られたページを発見する。

 

【相ケ瀬巡】

(うわっ)

 

【見たら死!?恐怖のドッペルゲンガーとは】

自分自身と瓜二つな存在を目撃してしまう現象。超常現象の一つとされる。

 

ドイツ語で「二重」「生き写し、コピー」などを意味する「Doppel」から呼称された。英米圏では「ダブル」、中国では「離魂病」とも。

 

また、自己像幻視とも言われその名の通り幻覚の一種であるとも提唱される。ドッペルゲンガーは死の前兆であり、目撃した者は日数に差はあれど数日後に不可解な死を遂げる。

 

以下はドッペルゲンガーの特徴として挙げられる例の一部である。

 

・ドッペルゲンガーは周囲の人間と会話をしない。

・本人に関係のある場所に出現する。

・ドアの開け閉めが出来る。

 

・忽然と消える。

・ドッペルゲンガーを本人が見ると数日後に死ぬ。

・ ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ。

 

医学的に脳の影響であたかも肉体とは別の「もう一人の自分」が存在するかのように錯覚する症例があると言われている。ただ、「第三者に観測される」ドッペルゲンガーについては当事者の脳内幻覚だけでは説明出来ないことも事実である。

 

医学書のような本にも付箋の張られたページを発見する。

 

【相ケ瀬巡】

(頭いてえ)

 

【多重人格について】

一人の人間が異なる複数の人格を持つ現象。普段の人格とは全く異なる人格がある一定期間現れ、再び元に戻る。

 

この際、元の人格は入れ替わっていた最中の記憶を要していない事が多い。

 

人格分離の主な原因として耐え難いストレスや幼少期のトラウマから記憶を切り離し、無意識に自己防衛を行おうとする精神が働き新たな人格を形成するのではないかと推測される。

 

また、一定期間の記憶が失われている事を本人が自覚しているケースも存在する。

 

【相ケ瀬巡】

(もう一冊もみる)

 

何やら儀式や呪文のようなものが綴られた少し分厚い本。読むにはそれなりに時間がかかると分かる。

 

また、この本から禍々しい何かを本能が感じ取ってしまう。SANc0/1

 

【相ケ瀬巡】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「99」失敗です。(成功値61以下)(各ダイス目:99)

 

【相ケ瀬巡】

(分厚っ!)

 

 

【相ケ瀬巡】

(……でも、もしあいつのドッペルゲンガーだったとして、俺がそいつと話せてるのがおかしいってことにならねえか?)

 

【相ケ瀬巡】

(ってか、俺も死ぬのか…?これ……!)

 

【相ケ瀬巡】

(……多重人格とかは、よくわかんねえけど……)

 

【相ケ瀬巡】

(……でも、実際にあいつは二人いるもんな…)

 

【相ケ瀬巡】

(自分の部屋いく)

 

変わりない貴方の私室。一通りの家具が揃っている。

 

探索可能箇所 →机、カレンダー

 

【相ケ瀬巡】

(俺の部屋だな…)

 

【相ケ瀬巡】

(机見る)

 

机の上にアクセサリーケースが置いてある。普段身につけるアクセサリー類の中に、久々宇から貰ったネックレスも仕舞っている。

 

【相ケ瀬巡】

(…おまもり、って書いてあったよな……)

 

【相ケ瀬巡】

(おずおずと着けてみる)

 

しかし何も起こらない。

 

【相ケ瀬巡】

(あいつが握ってたのはケンのやつだったのか)

 

【相ケ瀬巡】

(カレンダー見る)

 

卓上カレンダー。ショッピングに行った日に「ジジイとショッピング!」と丸がしてある。久しぶりに出かけられると、その場で書き込みをした事を思い出す。

 

【相ケ瀬巡】

(浴室見る)

 

綺麗な浴室。水滴一つ落ちていない。

 

目星が振れます。

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「100」失敗です。(成功値50以下)(各ダイス目:100)

 

どちらが本物の久々宇なのか、確信的な証拠になかなかたどり着けず徐々に焦りを感じ始める。SAN-1

 

【相ケ瀬巡】

(浴槽のフタとる)

 

 

綺麗に掃除されている。ほのかに入浴剤の香りが残っている。久々宇が入れたものだろう。

 

【相ケ瀬巡】

(洗面器や椅子を持ち上げてよく見てみる)

 

二人で選んだもの。しっかりと洗われており、つるつるだ。

 

【相ケ瀬巡】

(排水口見る)

 

髪の毛は溜まっておらず、少し水垢が付いているくらいだ。

 

【相ケ瀬巡】

(鏡見る)

 

ピカピカに磨かれている。石鹸が付いたまま放置すると怒られる。

 

【相ケ瀬巡】

(何も無いな!!!!)

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「98」失敗です。(成功値50以下)(各ダイス目:98)

 

非日常的な出来事が起きているにもかかわらず、いつも通りの浴室に逆に不安を覚える。SANc0/1

 

【相ケ瀬巡】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「76」失敗です。(成功値59以下)(各ダイス目:76)

 

【相ケ瀬巡】

(クソッ……部屋見れば分かるつってたけど、何もねえじゃねーか…)

 

 

【相ケ瀬巡】

(リビングの方に戻る)

 

目星振ってもいいですよ。

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「74」失敗です。(成功値50以下)(各ダイス目:74)

 

テーブルの端に本が数冊積まれていた。本を見てみると表紙やタイトルからオカルト類の本だと分かる。

 

アイデア振れます。

 

【相ケ瀬巡】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「24」成功です。(成功値40以下)(各ダイス目:24)

 

数日ほど前から久々宇がオカルト関連の本を読み出していたと思い出す。

 

【相ケ瀬巡】

(急にこえー趣味に目覚めたのかと思ってたけど…これのためか。)

 

ドンドンと玄関の扉を叩く音が再び響く。

 

【相ケ瀬巡】

(玄関に小走りで駆け寄る)

 

【久々宇賢作】

 

 

【久々宇賢作】

 

 

【相ケ瀬巡】

おいケン、一通り見てきたけどよ……。結局どっちが本物なのかよく分かんねえぞ。確かにお前が嘘ついてるって感じはしなかったけどよ……。

 

【相ケ瀬巡】

大体、お前はなんでそんなに部屋に入りたいんだよ?あいつそんなにやべーのか?弱ってるのに?

 

【久々宇賢作】

そうだろ!?早く開けてくれよ!そいつが偽物なんだって!今は気を失ってるけど、早くなんとかしないといつ目を覚ますか分からないんだよ!

 

【相ケ瀬巡】

あ、あいつが偽物だったとして、部屋入って何するつもりなんだよ?…大体、あいつがドッペルゲンガーなら、俺と会話出来てるのおかしくねえか?

 

【相ケ瀬巡】

あとお前、なんで家の鍵持ってねえんだよ?

 

【久々宇賢作】

……、お前は見ない方がいいよ。大丈夫だ、俺が全部やるから。そ、れは……俺だって分からねえよ…………でも、そいつは危険なんだ。早くしないと…………

 

【久々宇賢作】

それがどこにも無いんだ。さっき、そいつと揉み合いになったって言っただろ。その時にきっと落としたんだ。だから早く開けてくれ……っ!

 

【相ケ瀬巡】

…あ、あと!俺が寝落ちした時、お前やたら焦ってたよな?あれ何て言ってたんだ?

 

【久々宇賢作】

…………え?あー…………お、お前なんか急に眠たそうにするから、ほら、お前デカいから運ぶの大変だろ?寝るなら自分のベッドで寝ろって言ってんのに、お前全然聞かねえし……

 

【相ケ瀬巡】

(怪しいな……)

 

【久々宇賢作】

……おいガキ、もういいだろ。それがヤバいって分かっただろ?早くここを開けてくれ……っ時間がないから、

 

【久々宇賢作】

早く、早く早く……!!!(酷く焦った様子を見せ、声を荒げて必死に呼びかけてくる)

 

貴方が逡巡しているとー

 

その時、後ろからヒタヒタと足音が聞こえた。

 

振り向かなくとも、リビングで倒れていた久々宇がこちらへ歩み寄ってきているのだと理解する。足音は、もうすぐ貴方の背後まで近付いてくるだろう。

 

貴方は扉を開けるか、否か。

 

【相ケ瀬巡】

【1d2】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

【相ケ瀬巡】

(開けない)

 

貴方は扉を開けなかった。それは恐怖からかもしれないし、リビングで倒れている久々宇こそ本物だと判断したからかもしれない。

 

ヒタヒタとした足音が真後ろに迫る。貴方が背後を振り向けずにいると、身体の両側から細い腕が伸びてくる。

 

それは貴方を優しく包み、背には温かな体温が触れる。

 

抱きしめられている。そう理解した貴方の背後で少し焦ったような、けれど酷く安堵した声が届く。

 

【久々宇賢作】

信じて開けないでくれたんだな…………ありがとう、

 

【久々宇賢作】

この先の事は俺が対処する。お前は少しの間、目閉じてろ

 

【相ケ瀬巡】

……あ…………後で全部、教えろよ…………

 

【相ケ瀬巡】

(ぎゅっと目を瞑る)

 

【久々宇賢作】

ああ、そこでじっとしてろよ(肩を軽く叩いて、相ケ瀬の前に出る)

 

目を閉じた直後、ガチャリと扉が開く音がした。それに合わせて久々宇が小さく何やら呪文のようなものを唱え出すのが聞こえる。

 

やがて彼の声に混じるようにして、苦しげに呻く声、ぐちゃり、ぐちゃりと不快な物音と肉の焼け焦げる香りが漂う。

 

声は徐々に壊れたテレビが発するノイズ混じりとなり、耳を塞ぎたくなるような絶叫を最後にあたりは静寂に包まれた。

 

【久々宇賢作】

…………おい、もういいぞ

 

【相ケ瀬巡】

……なんか、やべー音してたけど……(恐る恐る目を開く)

 

貴方が恐る恐る目を見開けば、玄関の向こうには焼け焦げた何かの残骸があるだけだ。

 

【久々宇賢作】

……っはぁああーーー…………(大きくため息をついた後、困ったような、けれど晴れやかな表情を浮かべて振り向く)

 

【久々宇賢作】

……っあー……怖かった…………(張り詰めていた緊張が解けるようにその場に座り込んだ)

 

【相ケ瀬巡】

……外のあいつが、偽物だったってことだよな?

 

【相ケ瀬巡】

ま、まあ、俺は最初から分かってたけどな…!!

 

 

【久々宇賢作】

ああ……、俺が本物。あいつが偽物だ。…………本当かよ?ま、開けないでいてくれたのは確かだしな

 

【久々宇賢作】

…………ありがとな。…………お前が無事で、良かった(少し照れくさそうに視線を逸らす)

 

【相ケ瀬巡】

……別に俺は…何も…………。

…そうだ、ケン、怪我…大丈夫か?

 

【久々宇賢作】

なんだよ、素直に受け取っとけって!…………っあ、いってぇ!……アイツ思いっきり殴りやがって……(笑いながらぐっと手を伸ばして相ケ瀬の頭を撫でた後、すぐに頭を押さえて貌を顰める)

 

【相ケ瀬巡】

頭打ったんじゃねえのかよ……。あいつやべー奴だったんだな……。

…………(少し目を泳がせた後軽く俯き、そっと久々宇に身を寄せる)

 

【久々宇賢作】

う、うるせっ…………あのまま開けてたら、ヤバかったかもな……(玄関の残骸をちらりと見て呟く)

 

【相ケ瀬巡】

……つか、なんか変なこと起きてんなら、ちゃんと説明しろよ……ジジイ……(しがみつくように弱弱しく抱き締める)

 

【久々宇賢作】

ん、悪い……、…………?お前なんか静かだな?…………そんなに怖かったか?もう大丈夫だって。中入ろうぜ(相ケ瀬の様子に首を傾げた後穏やかに微笑み、そっと相ケ瀬の頭を撫でて扉を閉める)

 

【相ケ瀬巡】

……危なくなる前に少しは頼れっつってんだよ……馬鹿が…………(顔を隠すように俯いたまま久々宇にぴったりと身を寄せついていく)

 

【久々宇賢作】

未成年を危険な目に合わせる訳にいかねえだろ……結果として、巻き込んじまったけど…………俺はお前が傷つかなくて良かったと思ってるよ(ソファの前まで来ると、あやすように相ケ瀬の背中をさする)

 

【相ケ瀬巡】

…………(不貞腐れたように口を尖らせ、黙り込む)

 

【久々宇賢作】

ほら、一旦座って落ち着けよ。ココアでも飲むか?(背中をトントンと叩いて優しく呼びかける)

 

【相ケ瀬巡】

……怪我、治すのが先だろ。俺、手当の仕方とかよくわかんねえけど…。

 

【久々宇賢作】

……そうだな。とりあえず、俺風呂場で髪の毛とか流してくるから、ここで休んでろよ(少し気まずそうに視線を逸らし、浴室へゆっくりと歩いていく)

 

【相ケ瀬巡】

…………ん……。(口を尖らせたまま小さく頷く)

 

シャー(迫真)

 

【久々宇賢作】

…………ただいま。もう血は止まってるし、大丈夫だぞ(安心させる様な声色で話しかける)

 

【相ケ瀬巡】

(ソファーに腰かけぼーっと空中を眺めながら、モヤモヤとした感情を弄んでいたが、不意に話しかけられビクリと肩を揺らす)

 

【相ケ瀬巡】

……頭、大事なとこだろ。…傷とか残ったら、どーすんだよ……。

 

【久々宇賢作】

大袈裟だな……出血は少し派手だったけど、傷は浅いから本当に大丈夫だぞ?ほら…………(髪を上げて傷口を見せようとする)

 

【相ケ瀬巡】

……よかった。

 

【久々宇賢作】

走ってきたから、貧血で倒れちまって…………びっくりさせたよな。ごめん……(いつになく真剣な相ケ瀬の様子につられて、少ししょげた様子で謝罪する)

 

【相ケ瀬巡】

…そうじゃなくて……、

……なんで、言ってくれなかった…………

 

【久々宇賢作】

……ぇ、え?だ、だって…………お前に何かあったら、嫌だし……巻き込みたくなかったから…………(予想外の言葉に少し狼狽える)

 

【相ケ瀬巡】

……やべーことになってんのに……

…………死ぬかも、しれなかったのに……

 

 

【相ケ瀬巡】

…俺は何の助けにもならねえってことかよ……。

 

【久々宇賢作】

お、おい、どうしたんだよ……そんなこと言ってないだろ、別に…………(相ケ瀬の隣に座り、心配そうに顔を覗き込む)

 

【相ケ瀬巡】

………………、

 

【相ケ瀬巡】

…………ごめん、分かんねえ……俺…………、(初めての感情に戸惑い、顔を逸らす)

 

【久々宇賢作】

……今日はもう休むか。色々あって疲れただろ?明日はオフだし、その時話すから……お前はもう風呂入ってこい。さっき沸かしといたから(依然として心配そうな視線を投げ、落ち着かせようと背中をさする)

 

【相ケ瀬巡】

…………ああ、…そうする……。

……サンキュー…………。(ゆっくりと立ち上がり、浴室に向かう)

 

【久々宇賢作】

…………(心配そうに相ケ瀬の背中を見送り、ソファ近くの掃除をしてからマグカップに二人分の飲み物を用意する)

 

非日常な出来事に触れた貴方達は、お互いへの信頼感をまた少し育むことができたのかもしれないし、すれ違いが始まってしまったのかもしれない……。

 

ルートB・END1

シナリオクリアです。おめでとうございます。

 

SAN値回復

+1d6

+1d3

 

【相ケ瀬巡】

【1d3+1d6】を振りました。結果は「5」です。(各ダイス目:4,1)

 

聞き耳成長判定どうぞ。

 

【相ケ瀬巡】

聞き耳:【1d100】を振りました。結果は「4」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:4)

 

目星成長判定どうぞ。

 

【相ケ瀬巡】

目星:【1d100】を振りました。結果は「10」成功です。(成功値50以下)(各ダイス目:10)