【CoCセッション】AND/HAND


その2

夢?
夢を見ている感覚がある。漠然とした圧迫感に押しつぶされるような、重苦しい悪夢だ。
自分のものではない鼓動を感じ、あなたは暗闇で怯えている。
→SAN 1/1d4
東亜永清
CCB<=57 SANc (1D100<=57) > 52 > 成功
system
[ 東亜永清 ] SAN : 57 → 56
東亜永清
CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 6 > スペシャル
夢の記憶を垣間見てしまう。
あなたはおぞましい生物と向かいあっている。
彼の者の問いかけに対して、自分が「はい」と答えている光景。それはまるで逃れることは許されない、何かの契約のように感じられた。

探索者が目を覚ませば、手の中のものがうごめく感触がある。
それは最初に気づいた時から、少し大きくなっているような感覚がある。
→SANc 0/1
宇津木奉文
おはよう永くん
宇津木奉文
CCB<=42 SANc (1D100<=42) > 19 > 成功
東亜永清
CCB<=56 SANc (1D100<=56) > 77 > 失敗
system
[ 東亜永清 ] SAN : 56 → 55
宇津木奉文
手の中の、邪魔だなあ……(不服そうに口角を下げる)
東亜永清
…………夢だったら良かったのに……
宇津木奉文
夢の中でも一緒がいいってこと? 嬉しいな
東亜永清
……朝食は
目がさめると非常におなかがすいている。
昨夜伝えた時間通りに、入口ドアの小さな窓からトレーにのったバタートーストとハムエッグ、コーヒーのモーニングセットが差し込まれている。
東亜永清
なんとか自力で食べられそうか……?
東亜永清
CCB<=35 DEX×5 (1D100<=35) > 84 > 失敗
東亜永清
(なんで箸しかついてないんだよ)
宇津木奉文
永くん あーん♡
東亜永清
もぐ…………(塩気が丁度良い……)
食べるとおいしい。手の中のものもよろこんでいるようだ。
東亜永清
……気色悪
宇津木奉文
俺たちだけの愛なのにね
東亜永清
頭湧いてんのか?

ホテルをチェックアウトして閑散とした明るい道を歩いていけば、名無市街に入ることができる。
駅付近まで来れば朝でも人の往来がそれなりにあり、そこそこ栄えた街だとわかる。
すれ違う人々が、こころなしかあなたたちの繋がれた手元をちらちら見ている気がする
東亜永清
…………はあぁ……(大きなため息をつく)
宇津木奉文
みんな俺たちの運命を羨んでいるみたいだね
若い女性が近づいてきて、ずけずけと聞いてくる。
若い女性
おはようございま〜す!街頭調査にご協力いただけませんか??街で手をつなぐ人々にインタビューしています!
東亜永清
あ、急いでるんで
若い女性
世の中にはぁ〜手を繋ぐのがすきなひとと苦手なひとの二種類がいることについて、大学のレポートに書くために調査してます〜!
若い女性
お時間とりませんので、お願いします〜!すこしばかりですが謝礼も用意してるので…単位がかかってるんです〜
若い女性
そんなにしっかりと手を握られて…☆わ☆変わった腕輪ですね?!
東亜永清
個人情報が出ないなら、協力します
宇津木奉文
大学生かな 俺たちと同じだね
若い女性
では~…、ズバリ、あなたたちのご関係は?
東亜永清
知人です
宇津木奉文
運命で結ばれ合った仲だよ
若い女性
☆わ☆ 大胆ですね~! 緑のアウターの方の照れ隠しもいい味出してます☆
若い女性
次の質問です!
お互いのことを~どう思っていますか?
東亜永清
今すぐ目の前から消えてほしい
宇津木奉文
唯一無二の存在…世界で一番可愛くて 俺の女神だね 永くんは昔からずっと可愛くて綺麗なんだ
若い女性
うわ~☆ すごいギャップですね☆ ギャップがすごすぎて逆に中和されてます☆
若い女性
それでは~、
手を繋いでいると、どんな気持ちになりますか?
東亜永清
吐き気を催す
宇津木奉文
永くんの熱 脈動 皮膚の感触 全部伝わってきてとても幸せだよ この繋いだ手を起点に俺たち一つになるんだ ね 永くん
若い女性
吐き気だなんてそんな☆ この堅く結ばれた手が何よりの証拠じゃないですか~☆
若い女性
これまで調査した方々とは違ったサンプルで助かります☆
若い女性
ご協力ありがとうございました~!お幸せに☆
女性は謝礼を渡して去っていく。
東亜永清
あ、ハイ
宇津木奉文
これでまた俺たちの運命を知る人が増えたね
東亜永清
(リストビルの場所を調べる)
図書館
東亜永清
CCB<=80 図書館 (1D100<=80) > 51 > 成功
ここから歩いて10分ほどのところにある。
リストビル
郊外に当たる寂れた場所にぽつんとそのビルは建っていた。テナントの看板はどれもかすれて読めなくなっている。ボロボロの外観は、廃ビルそのものだった。
東亜永清
(……たしか、4階だったか)
エレベーターは使用できず、外階段からのぼっていくことができる。男が指定した4階のフロアには1つだけ出入り口があり、ドアスコープとインターフォンがついている。インターフォンをならせば、ほどなくしてドアが開き、昨日遭遇した男が無愛想に出迎える。
???
来たか、入れ
男はところどころに怪我をしているが自分で手当てをした様子だ。
玄関をくぐり、さらにひとつ奥の部屋に通される。
???
散らかっているが、適当に座ってくれ
ボロボロの事務所のような一室にはよくわからない書物やダンボール箱などが雑多に置かれている。
あなたたちをソファに座るように促し、男は窓から外を警戒してドアに鍵をかけたあと、事務椅子をひっぱりだしてあなたたちの向かいに座る。
???
…そのなりじゃあ街で注目されたんじゃないか
男は真顔で揶揄してくる。
東亜永清
……そうですね、散々でした
宇津木奉文
このおかげで俺たちの運命をみんなに知らしめることが出来たよ
???
……よく分からんが、大変そうだな…あんた(東亜に向かって首を振る)
後ろにある小さなテレビではニュースが流れており、昨夜未明愛豊山で火災、全焼した研究施設で約10名の死体が発見された。発火の原因は現在も調査中である、という旨を報じていた。
???
俺は拝島。個人的な恨みでカルト教団を殲滅して回っている。
東亜永清
拝島、さん…………この手はどうすれば治りますか?
拝島 不二
どれ、後で見る。その前に…お前たちに見せたいものがある。
拝島 不二
昨日のやつらは民間人を二人ずつ無差別に拉致して…簡単に言えば人体実験をしていたようだ。災難だったな(資料のようなものにパラパラと目を通しながら)
拝島 不二
これは昨日の施設から取ってきたものだ。気分がいいものではないが、お前たちにも知る権利はある
あなたたちにその資料を差し出してくる。
東亜永清
どうも……(資料に目を通す)
御子の育成について
主との契約ののち、通常は人間1名に寄生させ数ヶ月をかけて孵化を待つが
今回の実験では人間2名を媒体とすることで加速的な生育を試みる
御子は孵化と同時に媒体を食い破り、成体となるまで当該2名を苗床とする。
・今回の実験では敬虔な研究所の貢献によって開発された手枷を試用。
媒体の拘束に加え、御子の生育状態を検知し、孵化までのカウントダウンタイマーが実装されている。
・内蔵された毒針により、媒体の逃走抑制も見込まれている。
・加えて媒体の手は「皮膚の制御」を施し、御子の保護を強固なものとする。

→SANc 1/1d3
東亜永清
CCB<=55 SANc (1D100<=55) > 36 > 成功
宇津木奉文
CCB<=42 SANc (1D100<=42) > 4 > 決定的成功/スペシャル
system
[ 東亜永清 ] SAN : 55 → 54
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 42 → 41
探索者が動揺していようがしていまいが、拝島が手を差し出してくる。
拝島 不二
その手を見せてくれ
東亜永清
はい……(繋がれた手を持ち上げる)
拝島 不二
やはり、皮膚が癒着しているな。信じられないと思うが、これは魔術の一種だ。少し待っていろ。
拝島は部屋の隅にある金庫のロックをあけ、手帳のようなものを一冊取り出し、もどってくる。ページをめくりながら、しばらく思案し、あなたたちに向き直る。
拝島 不二
いまからそれをとく。しばらく目を伏せていたほうがいい。おそらく正気を損なう
東亜永清
……分かりました(俯く)
宇津木奉文
(表情は変わらないまま東亜に続く)
拝島がぶつぶつと何か唱えると、探索者の握っている手が熱を帯びるのを感じる。手指の感覚が鋭敏になり、神経を虫が這いずりまわるような、皮膚が溶け落ちてしまうような、気が遠くなるほど不愉快な感覚に襲われる。
→判定なしSAN減少1d3
東亜永清
1d3 (1D3) > 1
system
[ 東亜永清 ] SAN : 54 → 53
宇津木奉文
1d3 (1D3) > 1
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 41 → 40
東亜永清
っ…………(不快感にぎゅっと目を瞑る)
拝島 不二
これで、指が動かせるようになるだろう。手を動かしてみてくれ。
東亜永清
……はい(繋がれた指を離そうとしてみる)
探索者が意識を込めると、たしかに自由に動かすことができ、手指をほどくことができる。そのとき、溢れ出た透明な液体とともに手の中からぬるりと何かがすべりおち、べしゃりと音を立てて床に落ちる。びくりびくりと床の上で蠢くそれは、白く丸く、ぱんぱんに太った巨大な虫の幼虫のようだった。
→SANc 0/1
東亜永清
CCB<=53 SANc (1D100<=53) > 11 > 成功
宇津木奉文
CCB<=40 SANc (1D100<=40) > 65 > 失敗
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 40 → 39
拝島がすかさずそれをぶちゅり、と足で踏み潰す。
拝島 不二
これについては、理解しようとしなくていい。
…孵化する前でよかったな。
東亜永清
…………はい、ありがとうございます
宇津木奉文
手 離れちゃったね…(微かに声のトーンが下がる)
拝島は小さな冷蔵庫から取り出した缶コーヒーを出してくれる。自分も缶コーヒーを開ける。
拝島 不二
…問題はその腕輪だな。
拝島 不二
資料によると毒針が内臓されている。だったな。おそらくは即効性のものなのだろう。
拝島 不二
射出される条件が明記されていないから、無理に外そうとしたり独自に分解するというのもリスクが高い。
東亜永清
そうですよね……。コーヒー、いただきます
解決策
拝島はコーヒーを一口飲んで、あなたたちに向き直る。
拝島 不二
手首を落とすしかないだろうな。
拝島 不二
片方を落とせば隙間ができるから、もう片方はなんとかそこから手を引き抜くことはできるだろう。悪いが、合理的に考えてそれしか方法を提案できない。
東亜永清
え…………
拝島 不二
幸いここには刃物や応急用具はたくさんある。
拝島は、自分の脇に置いていたトランクケースをあけてみせる。拳銃に鉈、斧、ハンティングナイフなどどこから収集したのか、様々な武器が雑多に収納されている。血が付いているものもある。
異変
拝島がぴくり、顔を上げにわかに立ち上がる。
拝島 不二
悠長にしている暇はなさそうだぞ、
直後、ドカン!と入口側から派手な音がして、何者かの襲撃があったことを知らせる。
いくつかの武器をつかんだ拝島は、様子をうかがいながら探索者たちを振り返る。
拝島 不二
内側から鍵を閉めて、隠れておけ。もし俺が戻らなければ、そこの金庫のロックを"0625"で開けて、…なんとか隙を見て逃げろ。そんな状態でこっちを手伝おうなんて真似は間違ってもするな
拝島はそう言うと、武装して速やかに扉の向こうへ消える。
東亜永清
あ……っ…………
バタン、と扉が閉ざされ、あなたたちはふたりきりで取り残される。
閉ざされた扉の向こう側からは激しい銃撃戦の音がする。
その時、腕輪からピーーーーと警告音のような甲高い電子音が鳴り響く。
液晶を見れば、

「ERROR:BABY NOT FOUND!!COUNT START」

と表示され、ピ、ピ、ピと馴染みのあるテンポの秒刻みの音とともにカウントダウンが始まる。
残り時間は、10分を切っている。
東亜永清
……っ手首を…………(未だ決心がつかない様子で刃物と腕輪を交互に見る)
宇津木奉文
落とせばいいんだよね
東亜永清
……っそうだけど…………!
宇津木奉文
待ってて 永くん(トランクケースから鉈を取り出すと、自分の手首に当てる)
東亜永清
っは?…………おい、(動揺して宇津木の顔を見上げる)
宇津木奉文
CCB<=63 POW×7 (1D100<=63) > 36 > 成功
宇津木奉文
(僅かに額に汗を滲ませつつ、力を込める)
東亜永清
ちょっと……っ!(思わず腕を掴む)
宇津木は、手首を切断する。
体重をかけた刃物がドン、と重い音を立て肉と骨を断ち、テーブルへ到達する。一瞬、熱い、と思う。しかし直後、正しい感覚がじわじわと芽生えてくる。それが想像を絶する痛みへと変わっていくのを脳の防衛本能が拒絶するかのように、彼の意識はぐるりとまわり、反して心臓は警笛を鳴らすごとく体を強く早く叩く。呼吸は震え、短くなるだろう。切り離されてしまった手はどれだけ念じようとも、もうあなたの意志で動くことはない。
→SANc 1/1d5
→HP -4
CCB<=39 SANc (1D100<=39) > 80 > 失敗
宇津木奉文
CCB<=39 SANc (1D100<=39) > 92 > 失敗
宇津木奉文
1d5 (1D5) > 2
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 39 → 37
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 37 → 33
あなたは、目の前の人間が手首を切断する瞬間を間近で目撃する。
ドン、と重く響く鈍い音。その一瞬で分断され、先のなくなったおとなしい手首はまるで作り物のように見えるかもしれない。それを否定するように、それぞれの切断面からどくんどくんと真っ赤な血が零れ落ちる。
とっかかりのなくなった腕が腕輪から引き抜かれれば、あなたは何の干渉もなく自由に動けるようになる。ここまでともに連れ添った、相手の犠牲によって。
→SANc 1/1d5
東亜永清
CCB<=53 SANc (1D100<=53) > 59 > 失敗
東亜永清
1d5 (1D5) > 5
system
[ 東亜永清 ] SAN : 53 → 48
宇津木奉文
CCB<=63 POW×7 (1D100<=63) > 23 > 成功
東亜永清
CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 98 > 致命的失敗
東亜は宇津木の腕を掴んでいたため、刃先が掠めてしまう。HP-1
system
[ 東亜永清 ] HP : 10.5 → 9
東亜永清
…………、手……なんで(腕輪から手を引き抜くと、宇津木の表情を窺う)
宇津木奉文
結構痛いね でも腕輪が外れてよかった(痛みが残っているのか珍しく眉間に僅かに皺を寄せている)
東亜永清
……っ血が…………(手当の道具を探す)
東亜永清
CCB<=35 DEX×5(止血) (1D100<=35) > 98 > 致命的失敗
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 33 → 37
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 37 → 37
system
[ 宇津木奉文 ] HP : 17 → 13
system
[ 宇津木奉文 ] HP : 13 → 12
宇津木奉文
(永くんに与えられる痛みなら…)
東亜永清
CCB<=60 応急手当 (1D100<=60) > 95 > 失敗
東亜永清
っ…………どうやって巻けばいいのこれ……!(苛立った様子で包帯を当てる)
宇津木奉文
CCB<=35 DEX×5 1/2 (1D100<=35) > 29 > 成功
宇津木奉文
1d3 (1D3) > 2
system
[ 宇津木奉文 ] HP : 12 → 14
宇津木奉文
永くん 貸して
宇津木奉文
これで血が止まったね
東亜永清
っ……なんで…………(顔を蒼くしながら傷跡を見つめる)
東亜永清
宇津木奉文
永くんの一部が失われるわけにはいかないからね
それに俺は死んでもまた永くんに会えるから
東亜永清
っ馬鹿じゃないの……
東亜永清
……拝島さん、来ないな(金庫を0625で開けようとする)
電子ロックが解除されると、中には一冊の手帳が入っている。中には手書きで意味不明な文章や言葉の羅列が日本語や英語まじりでぎっしりと書かれている。
東亜永清
CCB<=80 図書館 (1D100<=80) > 21 > 成功
手帳の中から「治療」と題された呪文を見つけることができる。
治療
この呪文をかけると傷・病気・毒による症状がただちに2D6耐久力分回復する。通常の値を超えるところまで回復することはできないので、越えた分は無視する。この呪文は死んだ者を生き返らせることはできない。
呪文をかけるためにはMPの半分とSAN1のコストがかかる。
POW×5をチェックし、失敗すれば呪文の負荷により気を失う。
東亜永清
(これなら手も元に戻る……?)
宇津木奉文
わあすごい 魔術がたくさん書いてあるんだね
東亜永清
(試す価値はある、か……)
東亜永清
(宇津木に対して治療の魔術をかけようと試みる)
system
[ 東亜永清 ] MP : 12 → 6
system
[ 東亜永清 ] SAN : 48 → 47
東亜永清
CCB<=60 POW×5 (1D100<=60) > 18 > 成功
意味も分からず呪文を口にすれば、それに呼応するように痛みが引いてゆく。切断面が粒子のように瞬いて見え、それに目がくらんだかと思うと、分断された手は元通りにくっついていた。
何事もなかったかのように手指を自由に動かすことができるが、切断した部分には薄赤い跡が残っていた。
宇津木奉文
わ 元に戻った すごいね永くん
宇津木奉文
嬉しい… これでまたこっちの手でも永くんに触れられるんだね
東亜永清
……別に、勝手にあんなことされても、押しつけがましいだけなんだよ……
大きな爆発音とともに、あなたたちのいる部屋へ通じるドアが爆破によって半壊する。
粉塵が渦巻き、何者の姿も見えない。
銃撃音は止んでいる。
今なら出入口まで駆け抜けることができるかもしれない。
東亜永清
っ出るぞ…………
宇津木奉文
うん
ふらつく体であなたたちは、息巻いてビルから走り去った。郊外から街まで走れば人々の往来に紛れ、身を隠すことができる。
そうしてやっと、非日常から抜け出すことができた。
その先では、いつも通りの生活があなたたちを向かえてくれるはずだろう。
後日、ニュースでリストビルの火災が短く報じられた。身元不明の4名の死体が発見されたということだった。
愛豊山での火災についても、出火の原因や研究所の素性、事件性について明かされることはないまま、世間に忘れられていった。
取り戻した日常がこのまま穏やかに続くかどうか、誰も保証してはくれない。
ともかく、ふたりで過ごしたあの奇妙な2日間のことは簡単には忘れられそうにはないと、あなたたちは自分の手を見るたびに思い出すことになるだろう。
シナリオクリアです。おめでとうございます。
生還した 1d6
自己犠牲により危機的状況を回避した 1d6
今回の件で相手と関係が深まったと感じた 1d6

◆クトゥルフ神話技能
アイホートの雛を埋め込まれる 1d3
東亜永清
2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8
宇津木奉文
2d6 (2D6) > 7[2,5] > 7
system
[ 東亜永清 ] SAN : 47 → 55
system
[ 宇津木奉文 ] SAN : 37 → 44
東亜永清
1d3 (1D3) > 2
宇津木奉文
1d3 (1D3) > 1
東亜永清
CCB<=60 聞き耳 (1D100<=60) > 58 > 成功
宇津木奉文
CCB<=25 聞き耳 (1D100<=25) > 57 > 失敗
東亜永清
CCB<=50 こぶし (1D100<=50) > 28 > 成功
宇津木奉文
CCB<=50 こぶし (1D100<=50) > 44 > 成功
東亜永清
CCB<=80 図書館 (1D100<=80) > 24 > 成功
宇津木奉文
1d10 (1D10) > 1
背景とギミック
◆ことのあらまし
アイホートを信仰するカルト教団がその雛を育成させるために探索者二人を拉致し、契約(ルルブ6版p.202参照)を行わせた。また雛の吸収できる養分の効率をあげる実験として二人の繋いだ手の中に雛を寄生させ、その手首には無理やり外そうとすると毒針で死に至る手枷をはめた。その状態で山奥の施設に軟禁し、親代わりとなる探索者たちを手厚くもてなしながら雛の孵化まで監視を行うつもりだった。
しかし過激派の男・NPC拝島の襲撃により施設内は混乱。探索者たちはそこから逃げ出すことはできるが、手を離す方法がわからない。
そんな強制的に手をつながされた状態で、おっさんに関係を勘違いされたり、しゃーなしラブホで一夜をすごしたり、ぎこちなくごはんを食べたり、街では人目にさらされ、拝島を頼りに彼のアジトを訪れることになるが結局「手首を落とすしかないだろうな」と言われてしまう。がんばれ探索者!

◆腕輪とそのタイマーについて
タイマーが0になる=雛の栄養がマンタンになった時点で探索者の手を食い破って出てくるという設定です。
タイマーは共通認識であるところの「秒」とほぼ同じリズムで減っていきますが、探索者が食事をとったあとや眠っている間などは早く進んでいます。
このあたりは厳密にやらず「なんとなく悠長にしてるとヤバい」ということだけ認識してもらえれば大丈夫です。
ラブホ時点であと1日もつかどうかくらい、と答えるくらいで問題ありません。

タイマーは手の中の雛の生育状態を検知しているため、雛の状態が不明になるとエラーとなり5分後に毒針が射出される強制カウントダウンが始まります。

また腕輪には発信機が埋め込まれているため、探索者の位置とタイマーの進捗は施設およびどこかにあるカルト教団本部に共有されています。