【CoCセッション】夜通星に君と語る


その2

夕方に清めたばかりの祠だ。心なしか、他の場所よりも霧が薄いように思える。
アイデア、もしくは目星で同じ情報が出ます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 81 > 失敗
斎場和明
CCB<=60 アイディア (1D100<=60) > 72 > 失敗
斎場和明
(お守りを開けてみる)
お守りを開けてみると、中から鍵が出てくる。
斎場和明
……鍵……?
斎場和明
……これ、祠のかな…?
開けていいのかな……。
死望要
……え、あっ、ど、どうなんですかね……?試すだけ試して、み、ます…………?
斎場和明
……お守りが助けてくれるって、風雪さんも言ってたし……。…開けて、みようか……。
斎場和明
(祠の扉に鍵を差し込む)
お守りに入っていた鍵を使うと、カチリと音を立てて祠の扉が開く。中を覗くとどうやら小刀と羊皮紙のメモが入っているようだ。
斎場和明
(メモを読む)
「呪文:シャンを追い出す」(簡易版)
1.5m の五芒星を描く。
アルニカの花を五芒星の頂点に添える。
術者は五芒星の中に立つ。
5MP と 2POW をコストに儀式を20 分間行う。
儀式後、五芒星はシャンの侵入を暫しの間防ぐ防護となる。
アイデアと、目星でそれぞれ別の情報が出ます。
斎場和明
CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 75 > 失敗
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 18 > 成功
羊皮紙の裏に次のような走り書きを見つける。
「かの虫と相対したら星の中で耐え忍び夜通星に祈りを捧げよ
さすれば(以降は文字が擦り切れて読めない)」
斎場和明
アルニカの花……?
斎場和明
…とにかく、五芒星が結界みたいになってくれるってことかな…。
アルニカの花って、俺は知らないから…レストハウスの図鑑で調べてみようかな…。…要は知ってるか?アルニカ…。
死望要
そ、んな感じ、なんすかね…………いや、俺も……知らない、です……すみません…………
斎場和明
よし、それじゃあレストハウス、行ってみよう。…あいつには、気をつけないとだけど…。
斎場和明
(レストハウスに向かう)
SCCB<=50 (1D100<=50) > 79 > 失敗
聞き耳、もしくは目星を振ってください。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 84 > 失敗
斎場和明
CCB<=40 聞き耳 (1D100<=40) > 54 > 失敗
死望要?がすぐそこまで接近していることに気づかなかった。隠れるを振ってください。
斎場和明
CCB<=10 隠れる (1D100<=10) > 73 > 失敗
死望要?
あぁ…………カズさん……早く……早く、殺されて…………もう、どこにも行かない、で…………(ナイフを持って近づいてくる)
斎場和明
1d100 (1D100) > 9
死望要?
🥺
斎場和明
斎場和明
(レストハウス行く)
斎場和明
(図鑑でアルニカを調べる)
アルニカ
アルニカはキク科の多年草で主にヨーロッパの高山に生えている。夏から秋に黄色い花が咲く。アルニカの花を乾燥させたものは打撲や捻挫の誘導刺激薬として用いられていた。
斎場和明
この黄色い花か…。…季節的に、今手に入れられるのか分からないけど……とりあえず花畑、見に行ってみるか。
死望要
は、い……そうですね…………
斎場和明
(花畑に向かう)
目星を振ってください。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 25 > 成功
花畑の奥まったところに同様の花が群生している一画を見つけることができる。季節外れのためか、それとも土地柄栽培が難しいのか、ほとんど花弁が落ちているが、呪文を使うのには十分な数は確保できるだろう。
斎場和明
あった…!
斎場和明
ちょっと可哀そうだけど……、…ごめんな…。(ブチブチ)
あなた達がアルニカを採取していると、花畑の入り口の方から足音が聞こえる。死望の姿をした人形が無遠慮に花を踏み潰しながらうろついているようだ。暫くそうしていると、ふとある一角て彼は足を止める。
踏み荒らされた中にポツンと佇む一輪の花を緩慢な動作で手折り、まるで祈りを捧げるようにそれを額へと当てる。
目星と聞き耳でそれぞれ違う情報が出ます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 19 > 成功
手折られた花はどうやらクリスマスローズのようだ。
斎場和明
CCB<=40 聞き耳 (1D100<=40) > 49 > 失敗
囁かれた言葉は儚く、風に揺られた植物のざわめきに紛れて消えてしまった。
ぐしゃり、と花が握りつぶされる。もはや興味などないというふうに、彼はその花を地面へと投げ捨て踏みつけた。
斎場和明
………………。
斎場和明
(……儀式で、化け物たちを退散させて……そのあとあいつは、…あの感情は……どうなるんだ…?)
斎場和明
(背の高い植物に身を隠している)
探索者たちが身を隠していると、すぐに彼は花畑から去っていった。
斎場和明
……「私を忘れないで」、か……。(目を伏せ、独り言のようにつぶやく)
死望要
(情緒ヤバ)
斎場和明
斎場和明
……行こう。…星に祈りを捧げよ、って書いてあったから…星の見える、展望台で儀式をやるのがいいんじゃないかって思ったんだ。…それで、いいか…?
死望要
ぁ……はい…………でも今、星、見えますかね……?
斎場和明
うーん……儀式やる頃には晴れてるって、祈るしかないかな…
斎場和明
…レストハウスの隣の倉庫に、チョークとかもあるかもしれないしな。
死望要
あ…………そういえば、見ていませんでした、よね…………なんか、ありましたけど…………
斎場和明
公園の倉庫って、大体閉まってるしなあ…。
斎場和明
(倉庫に向かう)
鍵がかかっているが、<鍵開け>もしくは<STR15 との対抗>で開けることができる。STR対抗の場合は二人で力を合わせても良い。
斎場和明
1d100 (1D100) > 62
STR対抗成功です。
斎場和明
ふう…なんとか開けられたな…。
中に入ると湿気たカビの匂いが鼻をつく。工具や塗料スプレーなどの施設整備用の道具、古い書物が並べられた本棚など様々な物が所狭しと置かれており、死角も多い。
斎場和明
(隠れられる…ってコト…!?)
斎場和明
(チョークを見つけた)
目星が振れます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 38 > 成功
倉庫の隅の方に、1冊のメモ帳が落ちているのがわかる。しかし大半は乾燥し赤黒く変色した血液で染まっていた。SANc0/1
斎場和明
CCB<=43 SANc (1D100<=43) > 97 > 致命的失敗
system
[ 斎場和明 ] SAN : 43 → 42
死望要
CCB<=71 SANc (1D100<=71) > 65 > 成功
斎場和明
ヒエッ……
その中でどうにか読むことができそうなページを見つ けることができる。
斎場和明
(恐る恐る読む)
メモ帳
もう1人の俺が、彼女を殺した。その瞬間そいつの身体はどろどろと溶け、同時に彼女を愛しいと思う感情が俺の中から溢れだした 。誰よりも彼女を愛していたのに、なんで忘れていたのだろう。彼女を殺したのは、俺だ。俺が、彼女を殺した殺してしまったんだ。愛する彼女を俺が。

溶けて形を失ったたもう1人の自分から、大きな虫が這い出してきた。まるで寄生虫のように、今度は俺の頭のなかに入ってきた。それからずっと、彼女を殺す悪夢が頭のなかで繰り返される。

気が狂いそうだ。いや 、もう狂っているのかもしれない。彼女を頭のなかで殺すたびに、俺はあの虫に逆らえなくなる。化け物に人を襲わせる手伝いも、たくさんさせられた。俺はどうすればよかったのだろう。どうしたら、彼女を殺さずにすんだのだろう。どうしたら。無実の人々を死に追いやらずにいられたのだろう。もう、罪の重さに耐えられない。死んでしまいとさえ思うのに、もうその自由さえない。

誰かがこれを読んで、俺を罰してくれることを。殺してくれることを、切に、切に願う。すまない、とよ。すまない。俺もすぐにそちらへ
メモ帳に目星が振れます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 93 > 失敗
血濡れのページの片隅に「0109婚約記念日」と書かれているのを発見する。しかし、大量に付着した血液とメモ帳の内容から、持ち主に起こった惨状、持ち主が起こした惨状を想像してしまいSANc0/1
斎場和明
CCB<=42 SANc (1D100<=42) > 64 > 失敗
system
[ 斎場和明 ] SAN : 42 → 41
斎場和明
(……要は……………)
斎場和明
(隣にいる死望が自分への感情を失っているのではと不安になり、少しの間顔を見つめる)
死望要
……な、なん…………どう、したんすか…………カズさん……?(視線に気づくと居心地悪そうに身動ぎする)
斎場和明
…………いや、…なんでもない…。(ふい、と視線を逸らす)
斎場和明
…この日付、もしかして…。
斎場和明
(ボイスメモを開き、0109と入力する)
ボイスメモのロックが解除できる。震える女性の声が流れ始める。
ボイスメモ
もしかしたらもう、私はこのままもう一人の彼に殺されてしまうしかないのかもしれない。一緒にいる澪は私と愛し合っていたことを忘れているようだけど。けれどもし私が殺されたあとで、彼が全てを思い出してしまったら。きっと澪は自分を責めてしまうんだろうな。澪が悪いわけじゃないのに。私があなたの愛を全て受け止められたなら、こんなことにはならなかったのかな、なんて。
ねえ、澪。もしも私がもう一人のあなたに殺されてしまったとしても私はあなたを許すよ。だからね、気に病まないでほしい。二人で一緒に帰れたら、今度また星を見に行こうね 。
斎場和明
(受け止める………………?)
斎場和明
(…そんな…………無責任なこと……。)
斎場和明
…………。
斎場和明
……ここに、伝承の下巻とか…あるかな…?
斎場和明
(本棚を見る)
図書館を振ってください。
斎場和明
CCB<=50 図書館 (1D100<=50) > 94 > 失敗
夜門星の伝承下巻を見つけることができるが、時間をかなり使ってしまった。
斎場和明
(…そろそろあいつが来るかも……)
夜門星の伝承下巻
村人は抜き取られた感情を表現することができなくなりました。一方で人形は一つの感情しか表現できず、一人は泣き続け、一人は笑い続け、一人は怒り続けました 。人々はその不気味な姿を恐れ、しかしどう対処することもできずに困り果てていました。
「そうだ!夜門神様に祈ろう!」
村人の誰かが言いました。この村には昔から伝わる星の神がいたのです。村人たちは毎日、夜門星がよく見える村の南側の崖に通いつめました。供物とお祈りを毎日捧げ続けたのです。すると、鳶の翼を持った一人の美しい女性が村に現れ、綺麗な星の彫刻がされた小刀を渡して言いました。
「夜門星が輝く夜、かの星が一等よく見える場所に人形をおびき寄せなさい。人形をこの刀で刺して名前を呼べば魂は持ち主の元に戻り、偽物の器は朽ち果てるでしょう。しかし、正しく使わなければ偽の器とともに魂も消失するでしょう。」
村人たちは女性の言う通りに人形たちを南の崖 におびき寄せ、一人一人刀で刺しては名前を呼び続けました。すると、女性の言う通り不気味な人形は消え、あべこべになった魂も元に戻ったのです。
「彼女はやはり夜門神様の化身だ!」
村人たちは夜門神様に感謝を示すため、神様と刀を祀る祠を作りました。そして大事に大事に信仰を捧げていったのでした 。
本の表紙には夜門星の小刀と夜門神と思われる女性が描かれている。
アイデアが振れます。
斎場和明
CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 64 > 失敗
斎場和明
…この伝承の通りにすれば、要も……元に、戻る…でいいのかな……?
死望要
……もと、に…………
斎場和明
………………。(口を開き、何か言いかけるが飲み込んでしまう)
斎場和明
……とりあえず、先に進もう…。結界の中にいれば安全なはずだし……あいつが来たら、…伝承の通りに、なんとかやってみるよ、俺…………。
死望要
…………(俯いて表情を見せないまま小さく頷く)
斎場和明
(死望の手を引き、展望台に向かう)
伝承の下巻を読んでいる場合、これが下巻に描かれていた夜門星の小刀と同じものであることがわかる。だいぶ古びているが、使えそうだ。
霧が深く、星は到底見えそうにない。この調子だと、夜門星が見える時間までには自然に晴れそうにもない。
斎場和明
ううん……。…五芒星の儀式はできるけど、伝承の儀式が…………。
アイデアが振れます。
斎場和明
CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 34 > 成功
公園全体を歩き回ったが、広場は他の場所よりも一層霧が濃かったような気がする。
斎場和明
CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 87 > 失敗
死望要
CCB<=80 アイデア (1D100<=80) > 88 > 失敗
斎場和明
…この霧、……本当に天候の問題なのか…?
……どこかに発生源がある、とか……その可能性があるとしたら、…広場、だよな……。
……引き返す形になっちゃうけど、とりあえず…行ってみよう…。
斎場和明
(広場に向かう)
目星が振れます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 36 > 成功
広場と森の境界あたりで、人影が森の方に入っていくのが見えた。背格好からして、自分たちを追いかけているあの人形ではないことがわかる。
斎場和明
……あれ…行きの時に見えたのと、同じ人かな……。
斎場和明
……迷わないように、慎重に…ついていってみるぞ…。(死望の手を一層強く握り、人影を追う)
死望要
ぁ…………は、はい……
そちらの方へ向かうと、人影は見失ったものの代わりに奇妙な機械のようなものを発見することだろう。
斎場和明
…なんだこれ……。
その機械に近づくにつれ、霧は一層深くなっていく。間近で見るとその機械の特異さに気がつく。ねじ曲がった金属の塊は、機械というよりも芸術品にも、まるで何かの生き物の機構のようにも見える。
先端についたラッパ状の噴出口から絶え間なく噴出している霧は一体この金属の塊のどこで生成されているのだろうか。理解の及ばないテクノロジーを前にした探索者たちは SANc0/1D3
斎場和明
CCB<=41 SANc (1D100<=41) > 73 > 失敗
死望要
CCB<=71 SANc (1D100<=71) > 81 > 失敗
斎場和明
1d3 (1D3) > 1
死望要
1d3 (1D3) > 2
system
[ 斎場和明 ] SAN : 41 → 40
system
[ 死望要 ] SAN : 71 → 69
噴霧器の周辺には設置に使ったであろうロープや工具などが散乱している。
あなた達が噴霧器を見ていると、がさりと後ろの茂みが揺れた。そちらを向くと、そこには一人の男性が立っていた。あなた達はその顔に覚えがある。
拾ったスマートホンの画像や動画に写っていた、あの男性だった。男性はあなた達の姿が見えているのか見えていないのか、ナイフを持った手をだらりと無気力に揺らしながら、ブツブツと何事かをつぶやいている。
斎場和明
あ、なた…は…………、

あ……あぁ……俺は、何てことを…………
斎場和明
CCB<=85 芸術(精神分析) (1D100<=85) > 42 > 成功
正気を失っており、話が通じる状態ではない。正常な状態に戻るには医者による治療が必要だということがわかる。

お俺はっ……彼女を、殺してしまった…………。なんで、どうして……なんでなんでなんで……っ

…………殺さないと。……殺し続けないと、そうだ……全部、ぜんぶぜんぶ殺してやる……!殺してやる!殺してやる!!(凶器に満ちた表情で二人に向かってナイフを振りかざす)
斎場和明
CCB<=80 こぶし (1D100<=80) > 78 > 成功
斎場和明
1d4 (1D4) > 3

SCCB<=18 回避 (1D100<=18) > 14 > 成功
斎場和明
うわ……!…落ち着いてください…ッ……、クソッ…………(動きを封じようと攻撃に出るが、すかされる)
死望要
CCB<=50 こぶし (1D100<=50) > 40 > 成功
死望要
2d4 (2D4) > 6[3,3] > 6

ご、ふ……ぅ……

SCCB<=55 (1D100<=55) > 80 > 失敗

ああ、とよ。とよ…………
うわ言のように彼女の名前を繰り返すと男性はそのまま意識を失ったようだ。ざわりと森が蠢いたような気がした。このままこの男性をここに放置しておくのは危険だろう。
斎場和明
あ、要…………、……ナイス…!
死望要
💦
斎場和明
…俺、さっきのボイスメモ……、聞かせてあげようかと思うんだ……。……そうだ、念のため…ロープで縛ってから起こそうかな…。
死望要
ぁ……💦あ、イイトオモイマス…………💦
斎場和明
(ロープで男性の身体を縛り、身動きが取れないようにする)
斎場和明
……すみません、大丈夫ですか…?(男性を揺さぶる)
死望要
💦(少し遠くから見張っている)

……う、う……おれ、は……とよを……、っぐ…………(眉間に皺を寄せながらうっすらと眼を開く)
斎場和明
……これ、耶蘇野さん……のスマホです……。
…これ、多分…まだお聞きになっていないと思うので……。(スマホのボイスメモを開き、男性の耳元に当てる)

…………!
彼女の声が、彼に届く。暗く澱んでいた彼の瞳に僅かばかりの正気がもどる。

ああ、とよ。とよ。君は相変わらず、優しいなあ。…………でも、僕は君をころした。他にもたくさん、人を殺す手助けをした。君が許しても、俺は自分を許すことなんてできない……っ頼む。あんた、俺を殺してくれ……!(ぼろぼろと涙を零しながら自身のナイフと斎場を交互に見やり懇願する)
死望要
💦
死望要
ヤメタホウガイイヨ……(-100dB)
斎場和明
…………ううん…………。
……えっと……あなたと、耶蘇野さん…の間に何があったのか、俺は知ってます…。……あなたがそう思うのも、無理もない…と思います…。
斎場和明
…だから……、…引き受けてもいい、んですが……。…その前に…この霧の止め方を、教えてくれませんか…?
斎場和明
……俺にとっては、その……あいつが……要が、…あなたにとっての耶蘇野さんと同じくらい…大事、なので……。

とよぉ…………
斎場和明
💦
涙を流し、ぼんやりと虚空を見つめていた男性がふと探索者の方へと手を伸ばす。
斎場和明
ビク
死望要
コロス……?(-10dB)
その手には小さな宝石が握られていた。まるで鳥類の目のような模様が入った珍しい宝石だ。どことなく精神力が満ち溢れるような不思議な雰囲気がする。彼女の声を届けたことに対する礼なのだろうか。どうやらこれを持っていけということらしい。
<オカルト>もしくは<アイディア/2>もしくは<クトゥルフ神話>で同じ情報が出ます。
斎場和明
CCB<=30 アイデア (1D100<=30) > 43 > 失敗
斎場和明
…あ、ありがとう…ございます…?(おずおずと受け取る)
男性はそれを探索者に押し付けるように渡すと、再びぐったりとして気を失ってしまった。今までの精神的苦痛と、戦闘の怪我の影響だろう。暫く安静にさせた方が良さそうだ。
斎場和明
……レストハウスに運ぶ……のは、難しいかな……。
死望要
い、いいと、思います…………手伝い、ますよ……
斎場和明
ありがとな…!
…そうだ、要……、これ…なんだかわかるか…?(死望に宝石を見せる)
死望要
CCB<=40 アイデア1/2 (1D100<=40) > 51 > 失敗
斎場和明
構造は複雑怪奇だが、周囲に転がっている道具を使えば問題なく壊せそうだということがわかる。
耐久は20。戦闘技能を振っても良い。
斎場和明
…これ、とりあえず壊せば霧も止まる…はずだよな。
斎場和明
(道具で壊す)
破壊すると、噴出していた霧の勢いが次第に弱まり、やがて完全に停止する。すでに吹き出した霧はまだ残っているが、時間が経てばやがて発散することだろう。
死望要
ゎ…………
斎場和明
……これで、星もまた見られそうだな。よかった…。
斎場和明
(死望と二人で男性をレストハウスに運び込む)
死望要
(よいしょ)
斎場和明
(男性のポケットにホッカイロを入れておく)

ホカァ
斎場和明
…霧も晴れそうだし、やっと儀式、できそうだな。展望台、行こう。
死望要
…………はい……
斎場和明
………………。(死望に背を向けたまま、死望の手を引き展望台に向かう)
展望台へと登るとまだ薄く霧がかかっており、星は見えない。完全に晴れるにはまだ少し時間がかかりそうだということがわかる。
斎場和明
……これくらいなら…結界、作ってる間に…霧も晴れるかな。
斎場和明
(地面に五芒星を書き、アルニカの花を頂点に添える)
斎場和明
(儀式なう)
斎場和明
(MP9→4)
system
[ 斎場和明 ] MP : 9 → 4
手順通りにコストを支払い、時間をかけて儀式を行うと、五芒星がわずかに光ったような気がした。おそらく呪文が完成したのだろう。
聞き耳もしくは幸運を振ってください。
斎場和明
CCB<=45 幸運 (1D100<=45) > 54 > 失敗
斎場和明
CCB<=40 聞き耳 (1D100<=40) > 97 > 致命的失敗
ふとあなたのいる場所が陰る。上を見ると、今にも振り下ろされそうな太い木の幹のような触手がそこにあった。咄嗟のことで身体が動かず、触手が腕をかすめ1d3のダメージ。
斎場和明
…………ッ!?
斎場和明
1d3 (1D3) > 3
system
[ 斎場和明 ] HP : 11 → 8
触手は役目を終えたとばかりに森へと消えた。
死望要
……!カズさんっ……!
死望が叫ぶ。襲撃はそれだけでは終わらなかった。触手の陰から、あの偽死望がナイフを構えて飛び出す。不意を打たれる形で、体勢も整えられない。このまま刺されてしまったらおそらく助からないだろう。目前に迫る死の恐怖にSANc1/1D4
斎場和明
CCB<=40 SANc (1D100<=40) > 9 > 成功
system
[ 斎場和明 ] SAN : 40 → 39
思わず目を瞑る。しかし、いつまで経っても衝撃は来ない。恐る恐る目を開ける。目の前には、死望の背中。
死望要
…………っ、殺させる、か……(斎場を殺させまいと、もう一人の死望の腕をがっちりと掴む)
地面にぼたぼたと鮮血がしたたり落ちる。その量から、死望の傷が決して浅くないことを理解する。
斎場和明
…………かなめ、?………………、(声を震わせ、死望に手を伸ばす)
死望要?
邪魔…………するなよ……!
死望要?
カズさん……カズさんを、殺さないと……。これを…………この感情を鎮めるには、それしか……もう……ないのに…………(苦しそうに、そしてどこか辛そうに表情を歪める)
死望要?
もう、これしか……………………
人形の……死望要の心からの叫びを聞いた直後だった。なぜか体が金縛りにあったように動かない。視線だけを動かせば、目の前にいる死望も、人形も動いていない。滴る鮮血も空中で静止している。まるで時が止まっているかのようだ。
ふと、背後に人の気配を感じる。
顔のいい男
楽しんでいるかな?
斎場和明
…………なんだよ、これ…………。
……なんで、要が…………俺のために、こんな…………。(青ざめ、虚ろに言葉を絞り出す)
先刻、この展望台で出会ったあの青年の声だ。くつくつとこちらを不快にさせるように嗤いながら、彼は問う。
顔のいい男
彼のあの感情は君にとって不都合なものなんじゃないか?受け止めきれない、重くていらないものなんじゃないかな?今ならまだ、君に向けられた煩わしい感情を殺せるよ?
君のためだけじゃない、もしかしたらそこの彼にとっても、その感情は無い方が幸せかもしれないね 。方法は簡単だよ。手順を無視して、もう一人の彼を殺せばいい
あなたの耳元で甘い声が囁く。
斎場和明
…………ちが、う…………、……あいつが……あの感情が無くなるくらいなら…………、…このまま、あいつに殺された方が……マシだ………、…マシなんだ…………。
顔のいい男
それは、君だけが、マシなんでしょう?
斎場和明
…………要が、あいつのせいで苦しんでいるなら……俺は何だって言ってやれるよ……、…離れるつもりも、見捨てるつもりも無い…俺からは、
斎場和明
……先に俺が要らなくなるのは、要の方だろ…………。
斎場和明
…………地獄を続けて、何が悪いんだ…………。
斎場和明
顔のいい男
なぁんだ。...ああそろそろ時間切れだ。面倒なことになる前に、私は退散しよう(つまらなそうに呟く)
青年が呟くと同時に柔らかな光が展望台を包み、体の拘束が解ける。
つられるように空を見上げれば、満点の星が広がっていた。そして星々の中でも一層光り輝く明るい星、夜門星があなたたちを見下ろしている。霧が、ようやく晴れたのだ。
死望要
っカズさん。今、です!こいつを……(開いた口から血を零しながら叫ぶ)
死望により拘束された人形は動けない。
木の化け物の加勢もない。
斎場和明
…………ありがとう…………、……要…ッ……!!
(小刀をしっかり握り込み、死望?の心臓部に突き刺すが、表情は苦々しく歪む)
人形に小刀を突き刺す。あなたの方を向いた彼は、どこか満足そうな、満ち足りたような顔をしていた。
ふわりと刀と二人の死望要が光る。光が収束した瞬間、人形からは血が溢れ出す代わりに、どろどろと黒い液体が傷口からこぼれ落ちていく。そうして終いには完全に溶けて消えていった。
偽物とはいえ親しい人と同じ姿をしたものに刃を突き立てたことに対して SANc0/1
斎場和明
CCB<=39 SANc (1D100<=39) > 51 > 失敗
聞き耳を振ってください。
system
[ 斎場和明 ] SAN : 39 → 38
斎場和明
CCB<=40 聞き耳 (1D100<=40) > 56 > 失敗
死望が人形に突き刺されたナイフを自ら引き抜くとふらりとよろめく。なんとか踏みとどまって溶け崩れた跡を指差した。
死望要
……まだ、です
そちらを見ると、大きな異形の虫がそこから這い出てくるところだった。
斎場和明
要、こっちだッ…!!(死望の腕を強く引き、五芒星の中に逃げ込む)
死望要
…………っ(身体を引きずりながら五芒星の方へ入る)
あなたたちが五芒星へと向かうそのすぐ後ろを、その虫が追いかける。すんでのところで五芒星の中へと足を踏み入れると、見えない壁に阻まれるかのように、その虫は五芒星の外側へと弾かれた。
空を見る。星は一層煌めき、その周りを鳶が旋回する。今なら、きっと祈りも届くだろう。
斎場和明
…要、…お祈り……しよう……。(死望に声をかけると、目を瞑り星に祈る)
死望要
キュッ
あなた達の祈りに呼応するように、勇ましい鳥の鳴き声が響いた。鳶だ。上空から急降下してきた鳶は五芒星を破壊しようと目論む異形の虫に狙いを定め、その鋭い爪で掴みまた上空へと連れ去る。その姿は通常の鳶よりもひとまわりもふたまわりも大きい。
目星が振れます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 91 > 失敗
ぁぃっ、っょぃ
斎場和明
(なかなかやるな)
そうしてようやくあたりに静寂が訪れる。霧はもうない。異形の虫も、森をさざめかせる化け物も、もういない。脅威は去ったのだ。
斎場和明
……………………。(呆然としている)
斎場和明
……あ、要…、傷は………!
あなたが安堵し隣にいる死望に目を向けようとしたその瞬間。ぐい、と体を強く引かれあなたは地面へと引き倒された。のしかかるようにしてあなたの視界に入ってきたのは、死望だった。
斎場和明
……要…………?
死望は呼びかけに答えず、血濡れの手であなたの首を甘くしめる。力はこもっていない。殺意も感じられない。
斎場和明
ッ…………、……(一瞬身を強張らせるが、力がこもっていないことを感じるとそっと手を伸ばし、死望の頬を撫で目を細める)
彼越しに、満天の星々があなたを見下ろす。逆光に陰る死望の表情は切なく、泣き出してしまいそうに見えた。溢れ出る激情を必死に抑え込んでいるかのように、強く噛み締められた唇から血が滲む。
死望要
…………ずっと……絶対…………っ死ぬまで、言わない、つもり……だった、のに……(もはや添えているだけの手を震わせながら俯いて顔を隠す)
死望要
………………カズさんと……あの部屋みたいに、ずっと、一緒にいられたらって……考えちゃって…………。でも……俺男だし、こんな人間……釣り合わないし……カズさんの、邪魔にしかならないから…………だから、……カズさんとは、知り合い……友人として……隣にいられれば、それで十分……楽しかった……満足できていた、はずだったのに……(段々と上体を下げ、肩にしがみつくような体勢になる)
死望要
俺のせいで…………俺……俺が、壊しちゃった……!(ばっと顔を上げると目から大粒の涙を零し、震え混じりの声で弱々しく叫ぶ)
死望要
ごめんなさい……っごめんなさい…………早く……捨てなきゃ、いけなかったのに…………っ、そもそも、こんな感情……持つべきじゃ、なかったのに…………!(濡れた顔を隠すように両手で涙と鼻水の混じった液体を拭う)
斎場和明
…………要、…要……。…壊れてなんかいないよ。
……俺も、あの部屋でずっと要と一緒にいて……楽しかったから…。…要も、同じ気持ちでいてくれたんだ…って、…すごく嬉しいよ。(両腕で引き寄せるように死望を抱き締める)
斎場和明
……ごめんな、…不安にさせちゃったのに、気づいてやれなかったな……。…要の気持ちはまっすぐで、純粋で……、…不釣り合いなのは俺の方だ…。(僅かに声を曇らせる)
斎場和明
…俺は絶対に、要を見捨てたりしないよ…。……要が…俺のこと必要としてくれる限り、ずっと側にいるから…。……要は何も…心配しなくて大丈夫だぞ…。(抱きしめた状態で、あやすように背中をぽんぽんと叩く)
死望要
あっ……そ、なこと……ない、です……。……ま、まっすぐ、じゃ…………純粋なんかじゃぁ、ない……んです……(恥ずかしさ、申し訳なさ、情けなさが入り混じり、ますます涙を溢れさせる)
死望要
俺……、俺は…………っあの部屋で起きた……ぜ……全部っが、もっ、と、続け、ばいいって…………そ、んなの……お、おか……しい…………おかしいじゃないですか!(首まで赤く染め上げながらも、激痛に耐えているかのように顔を歪ませる)
斎場和明
…っ…………、…………。(少し考え、出来事のすべてを思い出してから本意に気づき、目を丸くする。しかし、すぐに少し悪戯っぽく微笑み)
斎場和明
…………要、……キス、しようか。(耳元で告げる)
死望要
………………………………は……………………え、えっ!?(突然のことに涙も止まり固まっていたが、言葉を理解すると上体を起こし、困惑した表情で尻もちをついたまま後ずさる)
斎場和明
…………、…嫌か…?(上体を起こすと、きょとんと首を傾げる)
死望要
ぁ、あああっあの!そうじゃなくて、いや……その…………嫌じゃ、ない……ですけど…………カ、カズさんが…………嫌なことは、したく、ない……から………………(段々と語気が弱まっていく)
死望要
そ、れに…………お、俺……き、たない……し…………(口元を手で覆い隠し視線を逸らす)
斎場和明
……っ、はは…!…俺から誘ったんだぞ?
斎場和明
…あ……!そうだ、要、怪我は……応急手当、してやらないと…ッ……!(死望の仕草によって怪我のことを思い出し、死望の側に駆け寄る)
死望要
2d2 (2D2) > 3[1,2] > 3
system
[ 死望要 ] HP : 11 → 8
斎場和明
CCB<=50 応急手当 (1D100<=50) > 64 > 失敗
斎場和明
あっ……(絶望)
死望要
あ、えっ、えっと…………
死望要
💦
死望要
CCB<=35 応急手当 (1D100<=35) > 78 > 失敗
斎場和明
💦
死望要
……あ痛…………
斎場和明
…要、歩けそうなら……電波繋がるとこまで出れば、救急車とか呼べるから……、…どうだ…?
斎場和明
…肩は貸してやれるし…。
死望要
…………………………(少しぼーっとした様子で傷口を眺めている)
斎場和明
CCB<=85 芸術(精神分析) (1D100<=85) > 12 > スペシャル
斎場和明
要、…要、帰ったら美味しいもの食べよう。……それから、ほら…また、あの部屋みたいに一緒にいられる準備をしないと。…な?
死望要
…………あ、は……い……。……?…………………へ…………?(声をかけられハッとした様子で頷きかけるも、またもや固まりぽかんとした顔で斎場を見上げる)
斎場和明
一緒に暮らすんだろ?…今の俺の部屋だと、2人で住むにはちょっと狭いかもなあ…。
死望要
え?え??えっ????(状況が呑み込めず、瞳を泳がせる)
死望要
(宇宙猫)
斎場和明
……あれ、違うのか!?…俺、勘違いしちゃってたか…?
斎場和明
…あの部屋みたいに、って…一緒に住みたいってことじゃないのか…?????
死望要
…………ぁ、あえっと、あ…………そ、それも、そう……です、けど……っ!そうじゃなくて……だから、俺は、カズさんの邪魔とか、したくなくて……っ(慌てて訂正し、自分の意思を伝えようと言葉を尽くそうとする)
死望要
…………カ、カズさんは、こ、の先…………その………………け、っこん……とか…………する、かもしれない、し……だか、ら…………それの、邪魔になる、のは、嫌…………だから……………………(再び零れそうになる涙を眉間に皺を寄せてぐっと堪える)
斎場和明
じゃ、ま……?…っていうか…、俺はむしろ、要がご飯作ったり、風呂沸かしたりしてくれて、すごく助かったけど…。
斎場和明
…結婚、かあ…………。……正直、あんまり考えてないな……、…でも、気遣ってくれてありがとな。
死望要
あっ、あ……ぁ……
斎場和明
……うん、そうだな…。引っ越しってなると、大がかりだし……結論を急ぐのは、要にとっても大変かもしれない…。…でも、俺は…俺の気持ちは、変わらないからさ。
斎場和明
…それだけは、分かっていてほしい
死望要
あ…………あ、の………………はい……(未だ瞳に不安を宿しながらも、幾分か落ち着いた声色で返答する)
斎場和明
……ありがとう、…帰ろう、要。(にっこりと微笑み、手を差し出す)
死望要
…………はい、カズさん(頬を緩めて、少しぎこちなく微笑み返して斎場の手をとる)
相変わらず満点の星がき煌めくこの場所に、ふわりと雪が舞う。空に煌めく星々に照らされて、白い雪がキラキラと光る。まるで、星の海の中にいるかのような、幻想的な風景だ。また、頭上で鳶のなく声がする。
そちらに目を向けると、まるで感謝を示すようにゆるりと弧を描いて夜門星の方へと飛び去っていった。夜通星(よどおしぼし)に君と語る。あなた達は、これからも共に語らうことができる。共に怪異を乗り越えたあなた達は星々に見守られながら、日常へと戻っていくことだろう。
あなた達は自然公園で起った怪奇を乗り越えた。しかし、あの人形や化け物たちによって負わされた傷は浅くなく、暫し最寄りの病院へと入院することとなるだろう。与謝野澪と共に。
一通り検査を終えて病室へと戻る途中、あなた達は昨日の夕方、あの忘れられた祠で出会った女性……風雪の姿を見つけるだろう。
風雪
昨日は、ありがとうございました。あなた達のおかげで、とても、とても助かりました。一つ、あなた達にお願いがあるのですが
斎場和明
あ…風雪さん、お疲れ様です。…お願い、ですか…?
死望要
ヒィ…………ン…………
風雪はあなた達に一枚の鳥の羽を手渡す。
風雪
鷲の羽根です。これを、あなた達と共に戻った彼……与謝野さんの元に届けてはくれませんか?できれば手に握らせてあげてください。よろしくお願いしますね(言い終わるや否やくるりと踵を返して歩いて行ってしまう)
目星が振れます。
斎場和明
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 45 > 成功
彼女が廊下の角を曲がり姿が見えなくなる直前、彼女の背中に鷲の翼のようなものが見えた気がした。
斎場和明
(与謝野のところに向かう)
与謝野の部屋は病院のスタッフに聞けばすぐにわかる。病室へと向かうと、与謝野は精神的に衰弱しきっていたためか、まだ目を覚ますような様子はない。魘されているようで、時折苦しそうに呻いている。
看護師
回復するには、もうしばらく時間が必要そうなんです…………
死望要
ヒァ…………
斎場和明
……あれだけのことを経験したら、それは…そう、ですよね……。
斎場和明
(与謝野の手をそっと開かせると、先ほどの羽を握らせる)
風雪の言う通り眠っている与謝野の手に握らせてあげると、険しかった与謝野の顔がふと和らいだ。
斎場和明
(和らいだ!よかった~~~~~)
病室を出る直前、ふと気になって彼が眠るベッドの方を振り返る。カーテンから差し込む光に照らされて淡く羽が輝き、それに伴うようとても優しく穏やかな表情で愛しい彼を見つめている女性が……耶蘇野とよが、ふわりと姿を現した。彼女はあなた達の姿を認めると口の動きだけで「ありがとう」と伝え微笑む。そして眠り続ける与謝野の手に寄り添って、目を閉じた。
斎場和明
(……要が生きてて…本当によかったな……)
斎場和明
(死望の顔をまじまじと見つめ、微笑む)
死望要
エッ…………な、なん……ですか……?
斎場和明
…なんでもないよ、…怪我、早く治るといいな。
死望要
あ……は、はい…………あ、りがとう……ございます………………
斎場和明
……………。(きょろきょろと辺りを見回し、人がいないことを確認すると、顔を近づけ軽く口づける)
死望要
……ぇ、っ………………へ!?(突然顔を近づけられ思わず目をぎゅっと瞑るが、優しい感覚に目を見開いてわなわなと震える)
斎場和明
(上機嫌に目を細め、死望の頭を撫でると、死望の手を引き病室に戻る)
死望要
あ…………っう、ぅ……………………(目を白黒させながら口元を押さえて着いていく)
斎場の生還:1d5
死望の生還:1d5
死望の感情を取り戻した:1d5
与謝野が生きている:1d3
ザイクロトランを見た:神話技能+1
シャンを見た:神話技能+1
死望要
3d5+1d3 (3D5+1D3) > 8[3,2,3]+3[3] > 11
斎場和明
3d5+1d3 (3D5+1D3) > 7[2,4,1]+3[3] > 10
system
[ 斎場和明 ] SAN : 38 → 48
system
[ 死望要 ] SAN : 69 → 80
★エンド A:夜通星に君と語る
背景

探索者と KPC は親友かもしれないし、腐れ縁かもしれない。あるいは恋人か、家族か。KPC には探索者に対する捨てきれない感情があった。しかし、それは決して探索者には言わずにいるつもりだった。豊かな緑を携え、星空と海が綺麗に見えることで有名な夜門星(よどのほし)自然公園はその昔、夜門星(シリウス)の化身である夜門神(よどのかみ)が祀られており、村人達によって神域として大切に扱われてきた。夜門神はエジプトの神イシスのこの地における別名であり、同様に豊穣や生と死の循環も司る神である。夜門神信仰は『夜門星から救いの神が現れてこの地を襲った厄災を鎮めた』という伝承から始まる。厄災とは自然豊かで生命力に満ち溢れたこの地を暇つぶし代わりに荒らそうとしたニャルラトホテプであり、救いの神というのはそれを良しとしなかった夜門神のことを指す。自然豊かで生命力に溢れたこの地は夜門神にとっても重要な神域の一つであった。美しい姿を現し邪神を追い払った女神に人々は信仰を捧げ、感謝を示すために地名を夜門星と改め立派な祠を作り代々聖地を守っていた。しかし、時は流れ人々の夜門神に対する感謝と信仰が徐々に薄れてしまう。そして豊かな自然、壮大な海、美しい星空を楽しむための自然公園として整備された際に「祠」の存在はついに完全に忘れ去られてしまった。そんな所に現れたのはシャッガイからの昆虫(シャン)である。自然豊かなこの地は彼らが奴隷として連れてきたザイクロトランを紛れさせるのにも適していた。彼らはアザトースに捧げる生贄を探す中で、一つの「異常な楽しみ」を見出す。寄生された人間が相方に抱く感情(罪悪感、怒り、愛情、友情など)を増幅させ、それを殺人衝動に変えて争わせる。お互いに大事に思い合う者の関係をその者達自らの手で破壊し、絶望させた上で殺す最高のエンタテイメントである。そして一度この地を追われたニャルラトホテプはシャンが行う冒涜的な愉しみに興味を引かれ、さらに面白くするために一つ彼らに助力をすることにした。殺人衝動に昇華させた感情を宿す人形を提供したのだ。ある冬の日。探索者と KPC は夜門星自然公園へと訪れた。そうして運悪く、もしくは必然的に、新たな生贄として選ばれた。霧が星空を覆い隠す夜、探索者と KPC はこの不可思議な状況を抜け出すべく、自然公園を彷徨うことになる。夜霧に紛れて襲い来るもう一人の KPC の殺意を躱しながら。