【CoCセッションログ】スタンプラリーはいかがですか?


その2

生物エリアを出て順路に沿って進むと、今度は芸術品エリアと書かれた看板が見えてくる。このエリアにはどこかで見たことがあるような絵画や彫刻などの美術品が並べられている。エリア内はとても天井が高く、中にはかなり大きな作品もある。正面に見える壁には『長いテーブルを10人前後の人々が囲む食事風景の壁画』が描かれている。その向かいの壁にいくつかの絵画が飾られている。有名なものから見たことがないものまで様々である。中央には『何かを考え込んでいるようなポーズをした裸の男のブロンズ像』、『敵か何かに岩石を投げつけようと狙いを定めている裸の男の彫刻』、『棺のように見える黄金の箱』が展示されている。このエリア内では特に順路が定められていないようだ。

 

 

塵 どれから見てもいいよ。

 

 

斎「ここ、順路って書いてないな。」

死「じゃあなんか、適当に興味あるやつから見ていけばいいんじゃないですか…?」

斎「いやあ、でも俺芸術はさっぱりだからなあ…」

斎「要、なんか面白そうなのとかあるか?」

死「もう、なんか一番目立つのはアレですよね。」

斎「そうだな、一番でっかいし。じゃ、あれちょっとじっくり見に行ってみようか。」

 

▽長いテーブルを10人前後の人々が囲む食事風景の壁画

説明に目を通すと、『最後の晩餐』という作品であるということがわかる。高さ4メートル、横幅9メートルはあろうかという大きな壁画だ。とても古いもののようでところどころ劣化が進んでいるのが見て取れる。

 

斎「これ、本物かな?めちゃくちゃ有名なやつだろ?」

死「そうですよね、」

斎「なんか、その、なんだ。ルーブル美術館とかそっちの方にありそうだけどな。」

死「こんななんか…小さいっていうか、大きくないところに…?」

斎「なんかでも、企画展とかで運んできたのかもしれない。」

死「あー、そういうのはあるかもしれないですね。なんか真ん中のやつもちょっと見たことあるやつでしたし。」

 

塵 目星が振れる。

 

斎 目星→成功

 

テーブルに並んでいるメニューの中に、豆のシチューとパンがあることがわかる。他には何があるのか、と探索者がよく見てみようとするとふいに目眩がして、絵がわずかにゆがむ。いや、これは目眩ではない。絵が、絵の中の人々が動いているのだ。驚いてまばたきをすると、絵は元のように静止していた。科学的に考えてありえない現象に探索者は遭遇してしまったようだ。【SAN値チェック0/1】

 

 

斎 SANc→失敗

 

斎「えっ?(目ごしごし)」

死「どうしたんすか…?」

斎「あ、いや…なんかまあ、気のせいかな。」

 

 

▽いくつかの絵画

有名画家の有名作品からあまり見かけたことがないものまで、様々な絵画が展示されている。それらの絵画のうち、額縁がひときわ豪華で目立つものがいくつかある。ムンクの『叫び』、レンブラントの『夜警』、ウィリアム・ブレイクの『ヤコブの夢』の3つである。

 

 

斎「なんか、見たことあるやつはちゃんと額縁がキラキラしてるな。」

死「わかりやすいっすね…。」

 

▽ムンクの『叫び』

あの有名なムンクの『叫び』である。何か柵のようなものに寄りかかり、顔を両手で覆う人が描かれている。

 

斎 目星→成功

 

探索者が絵を注意深く観察していると、その絵の男が突然、ウワーッ!!と形相を変えて叫び出す。

 

斎「うわ、びっくりしたあ。」

死「な…なんすかね、なんか後ろとかに…スピーカーとか…」

斎「仕込まれてるかもしれないな、こう、臨場感出すためにさ。」

斎「他のももしかしたら本物じゃないんじゃないか?」

死「そういう映像みたいな…」

斎「からくりとかな。」

 

▽レンブラントの『夜警』

光と影のコントラストが印象的なレンブラントの代表作。説明の看板には「光と影のコントラストを体感しよう!ボタンを押してみてね」という文言とともに赤く光るボタンが設置されている。

 

斎「ちょっと、ボタン押すの怖いよな…。やっぱちょっと変なのもあったし、俺押すから。」

 

ボタンを押すと、一瞬辺りが真っ暗になり、それからすぐにまぶしい光が探索者の目を覆う。光に耐えて周囲を見渡すと、探索者たち2人とダビデ像の3人だけがスポットライトで照らされている。その光はまるで、このエリアの主人公は探索者たちとダビデ像の3人だと主張しているかのようだ。10秒ほどそのような状態が続いた後、再び元のように照明がついた。

 

 

斎「すごいな今の。なんか。館内の照明とかもこのボタンでできるんだな。」

死「ダビデ像めっちゃスポットライト当たってましたけど、なんなんなんすかねあれ。」

斎「あれを見ろってことなのかな。やっぱあれが目玉みたいな。この博物館の。」

死「なんですかね…。」

斎「ちょっと行ってみるか。」

 

 

高さ5メートルはあろうかという大きな白い彫刻。説明に目を通せば、ミケランジェロによる『ダビデ像』であることがわかる。左手には岩石を持っていて、敵である巨人に狙いを定めている場面を表現した彫刻である。説明の看板にはダビデの物語が記述されている。「ダビデはイスラエルで生まれた羊飼いでした。当時イスラエルとペリシテ人は敵対関係にありました。ペリシテの将軍は、身長が3メートルもある巨人のゴリアテ。ダビデはまだ若者でしたが、勇敢にも巨人のゴリアテに勝負を挑みます。ダビデが石を投げると、それは見事命中しゴリアテは倒れました。ダビデの一投が勝利を引き寄せたのです。」

 

 

 

斎「…まあ、勇気が必要って話だな。」

 

竹 目星とか振れる?

塵 いいよ

 

斎 目星→失敗

 

斎「まあでも大きくてすごい迫力あるし、確かにこれがメインっていうのもわかる気がするな。」

死「そうっすね。結構でかい…」

 

塵 ちなみにさっきの夜警、目星振れるよ

 

斎 目星→ファンブル

 

塵 ま、転んで。ちょっと。壁にぶつかりながら絵にも触っちゃうんですけど。えー、探索者が絵画に触れる。その時、不意に手の中に質量を感じる。気が付くと探索者の手には火縄銃が 1つ握られていた。

ちょうど触れた辺りを見てみると、そこには火縄銃のようなものが描かれている。 

この火縄銃は絵の中から出てきたのだろうか。探索者はそう思うことだろう。

 

斎「か、要、どうしよう、俺これ盗んだことになるのかな。」

死「ど、え、えっと、」

斎「戻せたりとかはしないんだよな。くぼみがあるとかじゃないよな?」

死「そ、そうですね…なさそう…。」

斎「どうしよう。ちょっと、とりあえずこの辺に立てかけとくか。なんか怖いし危ないしな。」

 

塵 あとね、芸術、絵画、または歴史も一応触れる。

 

斎 歴史→成功

 

探索者はこの作品について、以下のようなことを知っている。

「レンブラントによるこの作品は、当時の流行していた集団肖像画の常識を覆すものだった。複数の依頼主がお金を出し合って、画家に自分たち全員が描かれた肖像画を描いてもらう集団肖像画。依頼主たちは公平にお金を出し合っているので、全員に公平にスポットを当てて描くのが鉄則だった。ところが、レンブラントは中央の男性2人とそれを振り返りざまに見つめる少女の3人だけに光を当てた。このことは一部の依頼主の反感を買ってしまうが、一方でレンブラント作品の芸術的価値を高めた。」

 

 

 

斎「そういや今思い出したんだが、この絵、俺美術の教科書に書いてあったの覚えてるぞ。」

死「あ、そうなんですね…。」

斎「確か、教科書には…(説明する)」

 

死「カズさん、知ってるなんてすごいっすね、」

斎 「いや、たまたま覚えてたんだよ。たまたまそこちょうどテストで山張っててさ、なんかほんとに出てきたところだったから嬉しくて。」

 

 

▽ウィリアム・ブレイクの『ヤコブの夢』

天使の梯子あるいはヤコブの梯子と呼ばれる階段をモチーフにした作品のうちのひとつ。緩やかな螺旋を描いて頭上高くまで続く階段と、それを上り下りする天使たちが描かれている。

 

 

 

斎「天使って、羽あるのに階段登るんだな。」

死「飛んじゃいけない区域とか…。」

斎「なるほどな。天使も大変だな…。」

 

斎 目星→失敗

 

斎「(考える人を見に行く)」

 

 

▽何かを考え込んでいるようなポーズをした裸の男のブロンズ像

『考える人』のブロンズ像。となりには像が腰掛けているのと同じ形状の椅子のようなものが置かれている。説明の看板には「体験しよう!『考える人』と一緒に考えてみたら何かいいことを思いつくかもしれない」と書かれている。

 

 

斎「ほんとかな?俺、ちょっとやってみる!」

死「見てるっす、」

斎「どんな感じだ?どれくらいの角度で…」

死「この辺、あ、これもうちょい、もうちょいかがんでください、」

斎「こうかな?」

 

塵 アイデアが振れます。

 

斎 アイデア→成功

 

先ほどの火縄銃のように、最後の晩餐の シチューとかパンを取り出せるのではないか、と思いつく。

 

斎「そうだ。要、なんかお腹空いてるって言ってたよな。火縄銃とれたみたいにさ、なんか 絵の中のご飯とかも取れるんじゃないか?」

死「それ…って、大丈夫なやつですか…?なんか全部ペンキとかなんじゃ…。」

斎「俺がちょっと毒見してからなら。」

死「えっ…、でもそれはちょっと…。と、とりあえず。じゃあちょっと1回試してみます」

 

死「失礼します…(パンを取る)」

斎「(匂いを嗅ぎ)焼きたてじゃないっぽいけど、結構おいしそうな匂いするしふわふわな感じだな…!」

死「(パンを食べると少し顔色が良くなる)」

斎「まだお腹空いてるか?」

死「あんまりいっぱい食べるのはよくないんじゃ…。」

斎「まあ、もしかしたらちょっとダメなやつかもしれないけど…。ダメなやつだったら俺がちゃんと説明するから大丈夫だぞ。」

斎「じゃあ最後、あのめっちゃ金ぴかのやつ見に行くか。あれ、なんか俺あんまり見覚えない気がするけど。」

 

▽棺のように見える黄金の箱

少しずつサイズの異なる3つの棺が並べられている。そのうちのひとつ、最も小さくて最も美しい棺の中には煌びやかな装飾品が詰められているようだ。説明に目を通せば、これらはツタンカーメンの黄金の棺であることがわかる。

 

 

斎「ツタンカーメンって、俺なんかああいうなんか被り物みたいなののイメージしかないんだけど。」

死「そんな感じですね。俺もあんまり詳しくないです。」

斎「そう。スフィンクスとかと関係あるのかな?」

死「あー、なんかエジプトの方っぽいっすよね。」

 

塵 目星が振れる

 

斎 目星→ファンブル

 

死 目星→成功

 

死「(棺の中に手を入れ)これ、なんか現代通貨じゃないですか?」

斎「あ、ほんとだ。これ、なんか誰かの落とし物だったりしないかな?」

死「なんかわかんないですけど、でもいっぱいあるっすよ、」

斎「これも展示品なのかな。でも現代硬貨展示するってなんか変だな。」

死「そうっすよね。しかもツタンカーメンのやつに詰め込んで…。…お土産コーナーとかで使えるやつっすかね?」

 

塵 1d6振っていいよ

 

斎 1d6→1

死 1d6→4

 

斎場は1000ニャル、死望は4000ニャル手に入る。

 

斎「いいな、要お金持ちで…。」

死「いっぱい見つけた…」

斎「お土産は何があるんだろうな。なんかいろんなジャンルが飾ってあるから、いろんなジャンルがありそうだな。」

死「そうっすね…。なんかせっかくだから、思い出に…。」

斎「そうだな、お揃いでなんかストラップとか買おうぜ。」

 

斎 知識1/2→失敗

斎 歴史→失敗

 

斎「あれ、でもスタンプ見つけてないな。ちょっと、あのでかいおじさんとか、ちょっと怪しくないか?」

 

探索者が黄金の棺に背を向け、そこから立ち去ろうとしたとき、背後から何者かの気配を感じる。恐る恐る振り返ってみれば、棺の中からゆっくりと何かが起き上がるのが目に飛び込んでくる。それは、全身がぼろぼろの包帯でぐるぐる巻きの――そう、ミイラだ。【SAN値チェック1/1D8】

 

斎 SANc→失敗  1d8→1

死 SANc→成功

 

斎「すごい、ミイラだ!…ロボットか?」

 

塵 戦闘です。

竹 マジか。こぶし振りまーす

塵 あ、たいまつあるよ?ミイラ相手なので、基本成功値10なんですけど50にしますね。

 

斎 たいまつ→成功

ミイラ 回避→98ファンブル

 

斎「あっ!燃やしちゃった要!」

死「燃やそうとしてたんじゃ…?」

斎「い、いや、正当防衛だよなこれも。」

死「正当防衛っすよ。」

斎「なんか…あったかいな…。」

 

塵 ダメージ1d6って書いてあるけど、死んでいいよ。もうめんどくせえし。燃えたら死ぬやろ。俺が今失敗したし、98ファンだしたし。 燃えた。焚き火みたい。

 

斎「あったかいな、…ちょっと元気になったんじゃないか?要」

死「ざーこざーこ…」

斎「ゲームのな、敵倒したみたいな気持ちだもんな、」

 

斎&死「(ダビデ像を再び見に行く)」

 

斎 岩に目星→成功

 

ダビデ像の持つ岩石にスタンプが埋め込まれていることに気がつく。

 

斎「分かりにくいな!」

死「あんなの…届かないですよね、でも…」

斎「あ、はしご、はしごさっきあったな!(天使の絵画のところに行く)」

斎「(絵画からはしごを取り出す)」

 

死「すごい…!」

斎「伏線回収ってこういうことだな、要!」

死「ちょっとアツいっすね…!」

 

ダビデ像の左手の岩石にはスタンプが埋め込まれている。探索者はそれを手に取りスタンプを押すことができる。スタンプラリー用紙にデフォルメされたダビデ像のイラストのスタンプが追加される。

 

死「俺のも、お願いしていいっすか…?」

斎「ああ、いいよ。(死望の分も押す)綺麗に押せた方が要のやつだな。」

斎「ここはこれで全部見たから、あとお土産エリアだ。ワクワクするな!」

死「そ、そうっすね。さっきお金もなんか手に入ったし。」

斎「うんうん。」

 

塵  お金欲しかったらもう一回振ってもいいよ

竹 マジで?

 

斎 1d6→5 5000ニャル追加

 

死「あ、すごい増えてるじゃないですか…!…せっかくだし、いっぱい買いたいですね。」

斎「そうだな。なんかここ、なんとなくだけど他の博物館にはないグッズとか、すごいありそうだし。」

 

芸術エリアを出て順路に沿って進むと、今度はお土産エリアと書かれた看板が見えてくる。レジには、奇妙なとんがり帽子を深くかぶった博物館職員がいる。お土産コーナーを見ると、お土産はいくつか種類があるようだ。また、入り口付近には自動販売機とガチャガチャがある。「お土産をご購入の方でスタンプラリーをお楽しみのお客様がいらっしゃいましたら、お支払いの際にお申し出ください。購入特典としてスタンプを押させていただきます。自販機とガチャガチャはスタンプ対象外となりますのでお気を付けください。」という張り紙が目に入る。

 

 

 

※販売物と価格のリスト

『ことわざアニマルズ』…1回200ニャル

『ニャルラトクッキー(デフォルメミイラのプリントクッキー16枚入り)』…1000ニャル

『包帯っぽい生地のミイラ風Tシャツ』…1000ニャル

『一生インクが切れない活版印刷機風の苗字ハンコ』…800ニャル

『人工衛星スプートニク1号モチーフのキーケース』…1600ニャル

『人が近づくと突然立ち上がるとてもリアルな骸骨のミニチュア』…2000ニャル

『叫ぶムンクの叫びの5分の1スケールレプリカ』…1800ニャル

『黄金の棺型のペンケース』…1400ニャル

『自販機の飲み物』…種類問わず150ニャル

 

 

斎「買わないとスタンプ押してもらえないんだな。結構ケチだな。」

死「まあでも、俺たちの自腹じゃないですし…。」

斎「確かに。お金はくれたから、そういう意味ではケチじゃないな。」

 

 

お土産は奇妙なものばかりで、『ニャルラトミュージアムという文字とデフォルメミイラのプリントクッキー』、『包帯っぽい生地のミイラ風Tシャツ』、『一生インクが切れない活版印刷機風の苗字ハンコ』、『人工衛星スプートニク1号モチーフのキーケース』、『人が近づいたりすると突然立ち上がるとてもリアルな骸骨のミニチュア』、『叫ぶムンクの叫びの5分の1スケールレプリカ』、『黄金の棺型のペンケース』 がある。

 

 

 

斎「すごい。なんか旅行先のホテルのお土産ショップとかにあるよなこういうの。ドラゴンのペンとか。」

死「そうっすね、なんか雰囲気が…。」

斎「ちょっと親近感感じるな。どうしようかな…普通にこの苗字ハンコとかはなんか便利そうだよな。」

死「確かにそうっすね。」

 

塵 珍しい苗字の場合はハンコがあるかどうか〈幸運〉を振ります。

竹 どっちも珍しいよ?

塵 そうだよ?

 

死 幸運→失敗

斎 幸運→成功

 

斎「あ、俺のあった。」

死「あ、すごい、あるんすね。」

斎「ダ〇ソーにはなかったのに」

死「でも、よかったじゃないですか。」

斎「えー、でもこれだと要とお揃いで買えないな…。」

 

塵 斎場の幸運の半分で振ってもいよ

 

斎 幸運1/2→成功

 

斎「あ!要あったぞ!」

死「あ、あったんすね…なんかちょっとさ行のところなかったんで、ないのかなって思ってたんですけど…」

斎「ちょっと間違えてこっちに移動しちゃったのかな。よかった。じゃあこれでお揃いで買えるな!」

死「よかったです。俺のダイソーに売ってなくて。」

斎「そうだよな…。」

 

塵 自販機もちょっと見れるよ

竹 見る

 

▽自動販売機

街中でよく見るような一般的な自動販売機。飲み物のパッケージと購入ボタンがあって、お金を入れるところとおつりが出るところ、飲み物の取り出し口が付いている。

 

 

 

竹 飲み物は何があるの?

塵 書いてないから多分なんでもあるよ。透明な、何も書いてないやつとかもあるかも

竹 こわ。あの、シークレットみたいなやつか。

 

斎「要、この透明なの、これ押したら何が出てくると思う?」

死「あの、なんかやばいやつきたら飲めないっすよ。」

斎「ちょっと毒見だけ…コインはいっぱいあるからな、」

 

竹 何が出てくるの?

塵 何にしよう。じゃあ真っ黒な液体が入ったペットボトルが出てきますね。ラベル何も貼ってないです。

 

斎「やばい…!」

死「コーラじゃないっすよね…明らかに…」

斎「ぼ、墨汁…?」

斎&死「(開けて匂いを嗅いでみる)」

死「なんか、じゅ、ジュースみたいな、フルーツジュースみたいな…」

斎「フルーティーな香りするぞ?ちょっと飲んでみるわ、」

 

塵 酸っぱくてレモンジュースみたい。

 

斎「すっぱ!要これ、真っ黒なレモンジュースだ!」

死「でも香りはリンゴみたいっすよね…。」

斎「脳が混乱してきたな…。でも、そんな悪い味じゃない。レアだぞ。多分これレアなやつ。要、飲んでみるか。」

死「ちょっとだけ……うわあっ…!!」

斎「ごめんな酸っぱいの苦手だったか!?ごめんな!?」

 

塵 目星振れるよ

竹 急に

 

斎 目星→成功

 

自動販売機の下にお金が落ちているのを発見する。これで何かお土産を買うことができるかもしれない。もちろん、飲み物を買ってもいいだろう。1D6×1000ニャルだけのお金が手に入る。

 

竹 追加されるんだ、更に

 

斎 1d6→4

 

塵 4000ニャル、お金で一杯。

竹 多いんだよな。全部買えるよ。大人買いできるよ。こっからここまでください。

塵 ガチャガチャを制覇できるもんね。

 

斎「要もなんか自販機で買わなくて大丈夫か。さっき緑茶飲んでたけど、甘いのとかコーラとか好きじゃなかったっけか。」

死「好きっすけど…でもペ〇シじゃなくてコ〇コーラ、あるかな…。」

 

死 幸運→成功

 

斎「お、あるじゃないか。よかったな。ほら。(お金を入れて死望に渡す)」

斎「美味いか?」

死「めっちゃ美味いっす…!」

斎「よかった。いやあ、要が倒れてるの見た時はどうなるかと思ったけど、なんか元気になったみたいでよかったよ。」

死「すいません、ほんと…。」

斎「あっ、ガチャガチャ。ガチャガチャもやりに行こうぜ。」

死「あ、そうっすね。せっかくだし。」

 

▽ガチャガチャ

『ことわざアニマルズ』というタイトルのガチャガチャがある。

 

塵 1d6を振ってください。

 

斎 1d6→3

 

『とらのいをかるきつね』を表現したフィギュアが手に入る。

 

死 1d6→3

 

死「これ、俺も同じやつ…!」

斎「お揃いだ。要、これ家に飾ろうぜ。」

死「そうっすね、せっかくだし…。」

斎「可愛いな。なんかよくできてる、リアルな感じで。」

 

塵 シークレットとかもあるみたいですね

 

斎「シークレット出るまで回そうぜ。」

死「結構コイン余ってそうっすね。」

 

ガチャガチャ結果:『いぬもあるけばぼうにあたる』→『ぶたにしんじゅ』

 

死「結構揃ってきたっすね。」

斎「いっぱい並んでても可愛いかもな!」

死「確かに…!」

 

『ねこのてもかりたい』を表現したフィギュアが手に入る。

 

斎「いいな、猫、可愛いよな。」

死「可愛いっす…。(ちょっと嬉しそう)」

斎「あと2種類、揃えなきゃだな!」

 

~なんやかんや揃えた~

 

 

 

斎「そろそろスタンプもらいに行くか。会計して。」

死「そうっすね。」

斎「要はなんか欲しいのないのか?キーケースとかあるけど。」

死「あー…」

斎「うわーってなったお土産は、ミイラと、骸骨と、ムンクと、黄金の棺くらいだよな。」

死「なんか…クッキーとか…せっかくだし…。」

斎「そうだな、なんか家族とかにも分けられそうだし。」

 

塵 16枚入り。

 

斎「俺、2つ買っちゃおう。まだ全然コイン残ってるから、なんかまだ欲しいものあったら俺買ってもいいぞ。」

死「うーん…何がいいかな…。」

斎「特になかったらいいけど、無理しなくて。 お揃いのやつもハンコも買ったしな。」

死「そうっすね。でもなんかせっかく余ってるなら、普段使わないようなやつも…。」

斎「このミニチュアってさ、なんかこう、実際に動くっぽいし、面白そうじゃね?これで、玄関先とかに置いてみて来た人をビックリさせるみたいな。」

死「意地悪っすね笑」

斎「要がうち来た時もこっそり置いておくかもしれないぞ。」

 

斎「じゃあこれ、ミニチュアとレプリカ1個ずつ買うか。」

死「そうっすね。」

斎「どっちが欲しい?」

死「あまり部屋でうるさくすると怒られちゃうんで、骸骨の方、もらってもいいですか?」

斎「わかった。じゃあ俺、ムンクの方な。じゃあそろそろお会計しにくか。」

 

 

レジには、奇妙なとんがり帽子を深くかぶった博物館職員がいる。商品を持っていくと「ご購入ありがとうございます。スタンプラリー用紙はお持ちですか?」と聞いてくる。ラリー用紙を見せれば、スタンプを押してくれる。スタンプラリー用紙にデフォルメされた骸骨や動物たち、『考える人』など博物館内で出会ったものが集合したイラストのスタンプが追加される。

 

斎「すごい、よくできてる。なんかすごい、めっちゃ可愛い。」

斎「このスタンプ、お土産屋で売ればいいのにな。」

死「本当にそうっすね…。」

 

 

博物館を一周して出口ゲートまで来ると帽子を深くかぶった博物館職員が出迎えてくれる。「スタンプは集まりましたか?」そう言って探索者たちの集めたスタンプを確認する。

 

斎「あ、すいません。あの、なんかちょっと回ってる最中で、ちょっとこう、動くやつが機器不良?とかで襲ってきたんで、ちょっと壊しちゃったりとかしたんですけど。すいません。」

職員「大丈夫ですよ。楽しんでいただけたようでよかったです。」

 

職員「スタンプラリーを楽しんでいただけたようで何よりです。こちらがスタンプラリーの景品となります」

と言って、彼は探索者に1枚の写真を差し出してくる。そこに写っているのは、探索者と死望である。「展示物の中にカメラがございましたでしょう? あそこでラリーを制覇したお客様用にこっそり記念撮影をさせていただいているのです」

 

斎「そういうやつだったのか…!」

 

言われてみれば、確かにそこは人類エリアで撮影された自分たちのようだ。「特別に2枚差し上げますのでおひとつずつお持ちになってください。ご主人様には内緒ですよ」そう言って彼は死望にも同じ写真を手渡した。

 

斎「ありがとうございます。」

 

「お疲れ様でした。こちらからお帰りください」彼がそういうと、出口のゲートが開く。その向こう側はまぶしい光に包まれている。探索者たちが光の方へと足を踏み出すと、ふっと体が宙に浮き、とても心地の良い眠気に襲われる。「またのご来館をお待ちしています」そんな声を聞いてから、探索者たちは意識を手放した。

 

気が付くと、探索者はもといた場所で目を覚ます。あれは夢だったのか、不思議に思いながら起き上がってみれば、隣では全身真っ白な服を着た死望が寝息を立てている。枕元には、夢の中で撮影した写真が2枚置かれている。奇妙な体験だったが、無事に2人で帰ってくることができてよかった。探索者は安堵することだろう。

【BEST END】

 

 

 

▽アーティファクト

▼スタンプラリーを制覇し、二人で生還した場合

『スタンプラリー制覇特典の記念写真』

2人の思い出の品。力を合わせて奇妙な博物館のスタンプラリーを制覇し、無事に帰ってきた出来事を思い出させてくれる。お互いの〈精神分析〉に+10の補正。