【CoCセッション】囚人に愛はいらない


その2

深夜
突如、また大きな音によってあなたの眠りは覚まされる。
それはあの頭痛がするようなベルの音ではなく、がちゃんとガラスが割れるような音だった。
心音 理澄
……?(警戒して辺りを見渡す)
顔を上げてみれば、廊下にあったはずのランプの明かりは見当たらない。ただ暗闇の中、何人かの人間が、一人の体を引きずるようにして連れて行こうとしていることだけがわかる。
大人しくしろ、と叱咤する声に紛れて、聞き覚えのある声がする。
「……ッ離せ…、俺にはまだ……!」
それは間違いなく、あなたの看守の声だった。
心音 理澄
……なんだ?
あなたがそれを聞いた直後、彼の声はくぐもった悲鳴となり、はっきりとした意味を持たない音となる。
何人かの男たちは、そのまま抵抗を続ける彼を引きずって、右側の扉へと消えていった。
【聞き耳】
心音 理澄
CCB<=50 聞き耳 (1D100<=50) > 10 > スペシャル
彼らの去り際、慌ただしい足音に紛れて、チャリ、と小さな金属音が聞こえた。
心音 理澄
…………クソッ、なんなんだよ……(手探りで鉄格子の外に手を伸ばす)
足音が去ったあと、徐々に暗闇に目が慣れてくる。鉄格子の向こう側を見れば、割れたランプの破片が飛び散っていた。
右側の扉の近くには、ランプの破片とは違う何か小さなものが落ちている。手を伸ばしてもぎりぎりで届かなさそうな位置だ。
心音 理澄
(細長いものを探す。無ければ以前失敗した窓の金属棒を外そうと試みる)
心音 理澄
CCB<=84 STR×6 (1D100<=84) > 86 > 失敗
心音 理澄
CCB<=45 幸運 (1D100<=45) > 70 > 失敗
心音 理澄
CCB<=70 SIZ×5 (1D100<=70) > 50 > 成功
引き寄せてみれば、それはタグのついた鍵だった。木製のタグには「A」と乱雑に彫られている。
心音 理澄
(自分の牢屋の扉の鍵穴に差し込んでみる)
鍵を鉄格子に対して使ってみれば、かちゃりと音がして扉が開く。
心音 理澄
クソッ…………(急いで右の扉に向かう)
まだ足音は近い。このまま進むと大勢の人間に見つかるだろう。
心音 理澄
(隣の部屋に入ってみる)
A控室
真っ暗だが、多少暗闇に慣れた瞳では部屋の構造が大まかにわかる。
煉瓦造りの部屋で、窓は小さなものしかない。【机と椅子、クローゼット】がある。
心音 理澄
殺風景だな……(机と椅子を見る)
机の上には小さなランプとバインダー、地図が置いてある。
心音 理澄
(バインダーと地図を見る)
バインダー
紙が2枚ほど挟まっているようだ。
バインダー
一枚目には『実験手順 20番用』とあり、こう続けられている。
バインダー
1.看守棟研究室にて薬剤を受け取り、囚人を処置室へ運ぶ。その後拘束する。
2.囚人に薬剤を投与し、投与後の様子を観察・記録する。
3.記録は翌朝確認し返却する。返却された記録に続けて翌日の記録も記入する。
追記 本日は実験用個人データも聴取し記録を研究室まで提出せよ
バインダー
二枚目には『20番 実験記録』とあり、手書きの文字が綴られている。内容は主にあなたの行動や体調の記録である。
地図
手書きの文字が書き込まれた地図がある。
心音 理澄
(クローゼットを見る)
内側に鏡がついているタイプだ。中には看守用の服と思われる、皆世が着ていたのと同じものが並んでいる。
心音 理澄
(こっちの方が都合がよさそうだな)(着替える)
【目星】
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 64 > 成功
衣服の隙間に古ぼけた手帳が隠されているのを見つける。
心音 理澄
んだコレ……(手帳を開く)
手書きの文字が連なっている。
手帳
ここに来てから1か月程となる。毎日あの薬を打たれた。死んだ囚人を何人も見た。私が生きているのは運が良かっただけ。
昨晩、ローブの男に「お前はもういい」と、そう言われた。その後何か薄黄色の薬剤を打たれ、私は「看守」となった。


恐らく、あの薄黄色の薬剤に何か仕掛けがある。「看守」は自由に外に出られるにも関わらず、何故逃げ出さないのか。その理由が漸く分かった。
手遅れですが。


心音さん 彼 新しい囚人が来た。今度は私が彼に薬剤を
死ぬかもしれない


今回の薬は強すぎる
時間の問題








思いついたことがある。
すぐにばれる可能性はあるが、時間稼ぎにはなるかもしれない。
心音 理澄
あいつ勝手に何しやがった……
心音 理澄
(手帳と地図を持って部屋を出る)
先ほど聞こえていた足音はもうない。
心音 理澄
(扉を開けてホールの方へ向かう)
がらんとしている。【聞き耳】
心音 理澄
CCB<=50 聞き耳 (1D100<=50) > 38 > 成功
浴場の方向から微かに腐臭がすることに気がつく。
心音 理澄
(くっせえな…………)(浴場に向かう)
いくつかのシャワールームとおぼしき部屋が並んでいる。シャワールームのうちひとつは扉が閉められており、ほのかに腐臭が漂ってきている。
心音 理澄
(閉まっている扉を開ける)
狭いシャワールームの中に、座り込むような姿勢で放置されている死体がある。よく見れば、それはあなたが確かに言葉を交わした福永リュウだった。その肌は青白く染まり、もうぴくりとも動かない。【SANc 1/1d4】
心音 理澄
CCB<=41 SANc (1D100<=41) > 13 > 成功
system
[ 心音 理澄 ] SAN : 41 → 40
心音 理澄
(…………死んでたか)
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 26 > 成功
右腕にだけ、紫色の腐った組織が露出している部分がある。
心音 理澄
なんかキモくなってるな
心音 理澄
(浴場を出て処置室に向かう)
がらんとしている。椅子の近くに前見たときはなかった血溜まりがあり、誰かが吐血して苦しんださまを想像してしまう。【SANc 0/1】
心音 理澄
CCB<=40 SANc (1D100<=40) > 96 > 致命的失敗
system
[ 心音 理澄 ] SAN : 40 → 39
心音 理澄
(処置室を出て食堂に向かう)
何度か訪れたときと様子は変わらない。夜であれば誰もおらず、食事の準備もない。
【目星】
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 60 > 成功
部屋の隅に新聞の切れ端を見つける。にじんで読めないところがある。
心音 理澄
(読める部分だけ解読する)
新聞
✕✕市で数ヶ月前より発生している連続失踪事件で…………人目の行方不明者が………………る。…………警察は警戒を呼びかけ、夜一人で出歩かないように……………
心音 理澄
そんな事件あったかもな
心音 理澄
(厨房を見る)
人気はなく、料理の用意もない。日時とともに番号が書いてある紙が貼られており、当番表のようだと思うことだろう。
心音 理澄
(玄関ホールへ向かう)
外へ続く扉はうっすらと開かれており、月明かりが差し込んでいるのが見える。また、渡り廊下のようなスペースも見え、別の建物へつながっていることがわかる。
心音 理澄
(看守棟の方へ向かう)
看守棟広間
渡り廊下の先へと行けば、それまでとは違う建物に辿り着く。そこは先程までいた場所と同じ煉瓦造りで、古びて少し黴臭いにおいがする。
広間らしき空間を見渡してみれば、いくつかの扉と螺旋階段がある。
心音 理澄
(図書室に入る)
古びた本が詰め込まれた本棚がいくつも並んでいる。
心音 理澄
(本棚を見る)
多数の言語の本がある。心音の知る言語のものを探してみれば、心理学や薬学に関する本が中心であると感じるだろう。
心音 理澄
CCB<=25 図書館 (1D100<=25) > 39 > 失敗
心音 理澄
CCB<=5 クトゥルフ神話 (1D100<=5) > 92 > 失敗
心音 理澄
(小難しい本ばっかだな)(図書室を出てXの扉を見る)
心音 理澄
CCB<=50 聞き耳 (1D100<=50) > 9 > スペシャル
微かに布擦れの音がする。
心音 理澄
(扉を少し開けて中の様子を窺う)
X
扉を開ければ、そこは簡素な部屋だった。あなたがいた独房よりも少し狭く感じるその部屋の中には、鉄格子の檻だけがある。
そしてその向こうには、後ろ手に縄で拘束された皆世がいた。きっちりとしていた服は揉みくちゃになり、額には擦り傷もある。
心音 理澄
……照仁(素早く部屋の中に入って扉を閉める)
彼はあなたを見上げ、ぼんやりと瞬きする。
皆世照仁
……貴方…ここで、……何を……?
心音 理澄
こっちの台詞だ
心音 理澄
お前、何した?
皆世照仁
…………お伝え出来ません…。
心音 理澄
……死ぬんじゃねえの、お前
皆世照仁
…可能性はあります…。
心音 理澄
(……ムカつく)
心音 理澄
……勝手にしてろ(部屋を出る)
心音 理澄
(2階に上がり物置に向かう)
物置
雑多なものが積み上げられた物置だ。古びて脚の取れた机、割れた試験管や煉瓦の破片、染みのついた紙のきれはしなど、ゴミばかりという印象を受けるだろう。
心音 理澄
CCB<=45 幸運 (1D100<=45) > 14 > 成功
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 87 > 失敗
心音の荷物が転がっている。銃器以外の武器はそのまま入っている。携帯電話類は圏外。
心音 理澄
(俺のじゃねえか)
(荷物の中にメリケンサックが入っている)
心音 理澄
CCB<=45 幸運(肉切り包丁) (1D100<=45) > 39 > 成功
厨房に戻ると肉切り包丁を見つける。
心音 理澄
(一応持っていくか)
心音 理澄
(テラスに出てみる)
心音 理澄
(研究室の扉を少し開けて中の様子を窺う)
研究室
その部屋はいくつものランプでほのあかく照らされ、薬棚と本棚が立ち並んでおり、いかにも研究室といった雰囲気が漂っていた。
奥には机があり、その前には白いローブをまとった人間が佇んでいる。どこか冷たい印象を与えるその男は、あなたに気づくとゆるりと向き直ってくる。
心音 理澄
っ!(警戒する)
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 30 > 成功
ランプの炎に照らされゆらめくその人物の影は、どこか歪であり、違和感を感じる。
男の体はぐらりと傾ぐ。その輪郭も、顔も、溶け落ちるように不鮮明になっていく。その息を呑むようなほんの数秒の間にも、彼の見た目はヒトとは似ても似つかないものに変わっていった。
心音 理澄
……クソやべえ場所か?

そこにいたのは、なめらかな鱗と吊り上がった瞳を持つ、大きな蛇と呼ぶべきものだった。ローブを着たままのその生き物は、しなやかな手足で再び立ち上がり、冷たい怒りを孕んだ瞳で再度あなたと対峙する。
明らかな異形への変貌を見届けてしまったあなたは【SANc 0/1d6】
心音 理澄
CCB<=39 SANc (1D100<=39) > 80 > 失敗
心音 理澄
1d6 (1D6) > 2
system
[ 心音 理澄 ] SAN : 39 → 37
戦闘開始です。
SCCB<=25 噛みつき (1D100<=25) > 53 > 失敗
心音 理澄
CCB<=70 肉切り包丁 (1D100<=70) > 68 > 成功
SCCB<=28 回避 (1D100<=28) > 77 > 失敗
心音 理澄
1d4+2+1d4 (1D4+2+1D4) > 4[4]+2+1[1] > 7
SCCB<=35 噛みつき (1D100<=35) > 51 > 失敗
心音 理澄
CCB<=70 肉切り包丁 (1D100<=70) > 79 > 失敗
SCCB<=35 噛みつき (1D100<=35) > 82 > 失敗
心音 理澄
CCB<=70 肉切り包丁 (1D100<=70) > 10 > スペシャル
SCCB<=28 回避 (1D100<=28) > 47 > 失敗
心音 理澄
1d4+2+1d4 (1D4+2+1D4) > 4[4]+2+3[3] > 9
(死んだ)
心音 理澄
死んどけっ……!
戦闘終了後、研究室内の探索が行えるようになる。
【探索可能箇所:薬棚、本棚、壁】
心音 理澄
(薬棚を見る)
薬棚には無数のビーカーやラベルつきの試験管が並べられている。
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 88 > 失敗
心音 理澄
(本棚を見る)
いくつかの番号が振られたファイルが立ち並んでいる。
20番のファイルには、あなた自身の本名、年齢、職業などの個人情報が手書きで整理されたものが入っている。7番のファイルだけは中身がすべて抜き取られ空っぽなことがわかる。
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 100 > 致命的失敗
派手に転び、本棚のファイルが全部落ちてグチャグチャになります。転んだのでHP-1
system
[ 心音 理澄 ] HP : 11 → 10
心音 理澄
(壁を見る)
鍵掛けがあり、鍵束がぶら下げられている。
心音 理澄
お、持っていくか
心音 理澄
(薬棚のラベルをよく読んでみる)
心音 理澄
(薄黄色の薬がないか見てみる)
奥まった場所に保管されている二つの薬品に気づく。ひとつは薄黄色、もうひとつは薄紫色をしている。
心音 理澄
こっちはなんだ……?(薄紫色の薬を手に取る)
心音 理澄
CCB<=45 幸運 (1D100<=45) > 73 > 失敗
心音 理澄
(2つの薬をポケットに入れる)
心音 理澄
(皆世や福永のファイルがあるか調べてみる)
17番のファイルにはあなたの看守である彼が、囚人服に身を包み仏頂面で写っている写真が入っている。個人情報と思われるものもある。
心音 理澄
まあ別に興味ねえけど……(一通り目を通す)
皆世のファイル
皆世照仁 生年月日 1993年1月21日 31歳 血液型 BB
家族構成:なし。単身。「社会福祉法人 サルヴァート」の理事として、児童養護施設の経営・管理を行っている。
口数は少ないが反抗的な態度を取ることが多く、記録聴取も難しかったため自白剤を使用。
実験開始後28日目に実験体運用終了
心音 理澄
ふーん……
心音 理澄
(図書室に戻る)
心音 理澄
CCB<=25 図書館 (1D100<=25) > 32 > 失敗
心音 理澄
CCB<=5 クトゥルフ神話 (1D100<=5) > 100 > 致命的失敗
たくさんの文字に囲まれていると気分が悪くなってくる。SANc0/1
心音 理澄
CCB<=37 SANc (1D100<=37) > 13 > 成功
心音 理澄
(物置に向かう)
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 64 > 成功
部屋の隅にある煉瓦のひとつに、小さくバツ印が彫られているのに気がつく。
心音 理澄
(煉瓦を手に取る)
手をかけて手前に引いてみれば、その煉瓦だけ取り外すことができる。奥を見てみれば、一枚の折り畳まれた紙が隠されていたことに気がつくだろう。
紙は古びており、広げてみれば手書きの文字が連なっている。
手書きの文字
いつか誰かが見つけるかもしれないと思ってこれを書いてる。
僕は囚人としてここに来て、3日でここを出る。脱出は簡単だった、なんてったって相手が烏合の衆だから。
看守の一人が、何かの液体を打たれてるのを見たんだ。あれが何かは少し想像がついた。
こんな大がかりな実験をするようなやつが、解毒剤を用意してないはずないよね。だから研究室に忍び込んで、手に入れてやったんだ。あのへんな色の抗血清を。
なのにここの看守共ときたら、それを打ってやっても逃げようとしない。
反抗心のかけらでも残っていたら、こんな場所に留まらないんだろうけど。飼い慣らされちゃった犬って、救いようがないよね
心音 理澄
抗血清……これの事か?(薄紫色の液体を出す)
心音 理澄
(紙は元の場所に仕舞っておく)
心音 理澄
(Xの部屋に戻る)
皆世照仁
……戻ってこられたのですか…。…如何して…、
心音 理澄
……(黙って扉の鍵穴に合致する鍵を手当たり次第に試す)
開いた
皆世照仁
…………心音さん……、…しかし私は…………
心音 理澄
…………動くなよ(拘束はそのままで、薄紫色の液体を注射器に充填する)
皆世照仁
……それは…?(訝し気に見つめるが、諦めたように抵抗はしない)
心音 理澄
イカれたお前の頭を治す(注射器の中身を皆世に打ち込む)

あなたは皆世に、薄紫の液体を投与する。途端に彼の体はかたかたと震え始める。が、程なくしてそれは治まるだろう。
皆世照仁
…今の、は……
心音 理澄
多少はマシな言葉が吐けるようになったか?(肉切り包丁で縄を切る)
皆世照仁
…っ…………!
…………私は……、…………
皆世照仁
…貴方を危険に晒してしまった……。
……申し訳ありません…。
皆世照仁
(自由の利く両手がわななく)
心音 理澄
…………別に。ハナから期待してねえ
皆世照仁
…………。……伝えられないことも多く、申し訳ございませんでした。…しかし……
皆世照仁
…………貴方が頼れるのは貴方だけ、…なのではないんですか?
心音 理澄
……散々勝手しやがった分、落とし前付けてもらわねえと、困る(ふい、と顔を背ける)
皆世照仁
…そうですね。……特別に…何なりとお申し付けください。
心音 理澄
ふん、忘れるなよ…………。まずはこっから出るぞ

皆世を連れて出口の扉から出れば、遠くの空が白み始めているのがわかる。
扉を出た彼は、信じられないような顔をしながらも、やがてぎこちなく笑ってみせる。
皆世照仁
…………本当に出られた……
心音 理澄
……お前、身体、それ大丈夫なのかよ(腕を引く)
皆世照仁
痛みはありますが……街に降りられれば療養所もあるでしょう。…貴方も……顔色は悪くはなさそうですが、後遺症等残っている可能性もあります。…必ず手当を受けてくださいね。
心音 理澄
………………やだ、めんどい
皆世照仁
…貴方、病院嫌いなんですか?
……御供いたしましょうか?
心音 理澄
ガキ扱いすんな!…………好きじゃねえ……
皆世照仁
ああそれと…電波が繋がり次第すぐに通報しなければ……、…一刻も早く生存者を保護する必要がありますね…。(ぶつぶつと独り言ちる)
心音 理澄
…………ねぇ?(わざとらしく甘ったるい声を出す)
皆世照仁
…はい、何でしょう?
心音 理澄
今日しおん照仁のおうち行きたぁい♡(腕に絡みつく)
皆世照仁
…………貴方の体力はどうなってるんですか…。
…精神力も…。
皆世照仁
…私は貴方を殺しかけたんですよ?(あきれたようにため息をつく)
心音 理澄
……、え~……しおん怖かったから照仁と一緒にいたい~……いいでしょ~?(腕に力を籠める)
皆世照仁
…怖かった……そうですね、恐怖は……仕方ありません。…孤独を避けることで癒されることも…ありますね。(控えめに心音の手の甲に自分の手を重ねる)
心音 理澄
やったぁ!へへ、今日は何しちゃおっかな?(悪戯っぽく笑う)
皆世照仁
あまり強烈なことはよしてくださいね…。
心音 理澄
え~しおんの言うこと何でも聞いてくれるんでしょ~?(上体を低くして上目遣いで見つめる)
皆世照仁
そうでした…。(遠い目)
心音 理澄
何してもらおっかな~……あと欲しいのは~、アレとアレと…………
皆世照仁
いくつでも、とは言っていません…っ…!
心音 理澄
ひとつ、とも言ってないでしょ~?
あなたたちは森の中の道をたどり、街へと駆け込み、いずれ保護されるだろう。
ふと新聞やテレビを眺めてみれば、行方不明者のニュースが踊っている。テロップには福永リュウを含め、沢山の人の名前と顔が並んでいた。
あなたたちは生き残ったのだ。奇妙な縁とともに。
シナリオクリアです。おめでとうございます。
生還 1d6
KPC生還 1d3
へビ人間と遭遇した 【クトゥルフ神話】+2
心音 理澄
1d6+1d3 (1D6+1D3) > 4[4]+1[1] > 5
system
[ 心音 理澄 ] SAN : 37 → 42
背景
黒幕はとあるヘビ人間。彼は人間を攫ってきては森の洋館に閉じ込め「囚人」としての生活を強いている。その目的は種々の毒薬研究を通して増え続ける人類への対抗策を増やすことであり、囚人とは言うが実情は実験動物として飼っているようなものである。
 はじめは数人だけしか実験体がいなかったが、徐々にその数は増えていった。自分一人ではすべてを管理しきれないと感じたヘビ人間は、実験体の中から運用を終了してもよいものを選び出し、支配血清を投与して「看守」とすることを思いつく。看守たちは支配血清の力によって呪縛を受け、実験体たる囚人を管理しながら実験の遂行を手伝わされている。つまり、看守は元囚人の実験助手のようなもので、ヘビ人間にとってはむしろ囚人よりも価値のない命である。

 看守に授けられた呪縛の内容は以下のようなもの。これらの呪縛は、看守棟研究室にて手に入る「支配血清の抗血清」を投与しないかぎり存続する。
・自殺または逃亡、およびその幇助を行わないこと
・秘密を守り、実験体に情を見せないこと
・実験の手順を遵守すること

 本シナリオ開始時点でKPCはすでに実験体としての運用を終え「看守」となっており、新しく入ってきた囚人であるPCと相対する。しかし囚人として苦しんだことを覚えているKPCは、PCに対する罪悪感や殺人者になりたくないという思いから、密かにヘビ人間に反逆する。自らが管理する「囚人」であるPCに打つはずの毒薬を、すでに死んだ「囚人」の死体に打ち、PCの死を避けようとする。つまり「囚人」に打てとしか指示されてない、なら死体に打ったって同じだと屁理屈をこねるのである。
 ヘビ人間は予想した実験結果が得られないことから、すぐにKPCのちっぽけな反逆に気づく。看守たちに指示してKPCを捕らえ始末しようとする、その混乱のなかでPCが脱獄するチャンスが生まれる。
 ベースとなる筋書きは上の通りであるが、実のところPCはいつでも鍵開けを振ったり、力ずくで鉄格子をこじ開けたり、KPCを昏倒させて逃走したり自由な方法で脱獄を試みることができる。KPCが捕らえられたタイミングで脱出を試みるなら、両生還しやすいというだけである。

 クリア条件は「閉じ込められた館から脱出すること」だけ。自主的にこれができるのはまだ支配血清を打たれていない囚人だけであり、(呪縛から解かれていない)看守単体では絶対に逃げ出すことはできない。つまりPCに見捨てられるとKPCはロストする。

注意事項
・KPCとPCの関係は浅めなほうが回しやすいシナリオです。深い仲で回すなら改変が必要かも。詳細はあとがきに書いてあるのでそちらをご参照ください。
・KPCは人殺しそのものを嫌う、または最低限他人に強制される人殺しを嫌う性格である必要があります。諦めが悪かったり、せめて嫌がらせしてやると考えそうなタイプも合うかもしれません。
心音 理澄
CCB<=70 肉切り包丁 (1D100<=70) > 33 > 成功
心音 理澄
CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 79 > 失敗
心音 理澄
1d10 (1D10) > 2
心音 理澄
CCB<=50 聞き耳 (1D100<=50) > 28 > 成功
心音 理澄
1d10 (1D10) > 4