塵 チュンチュン怒
竹 なんでキレてんのスズメ
塵 じゃあチュンチュンしたところでPOW×5振ろうか
藤 POW×5 97/27→失敗 1d3→3
狩 POW×5 83/20→失敗 1d3→2
塵 相手の強い感情に同期・共感を覚える。相手が悲しいと胸が締まり、嬉しいと心が躍る。
塵 仰向けで寝てたのにいつの間にか向かい合ってる、とかあるかもしれない。起きたらAPP18の顔面が目の前に…。
竹 頑張れ藤谷…!負けるな!
塵 でも狩屋くんは、相手の感情って気づいてるかちょっと微妙だな。なんかすごいドキドキする、なんでだろう?みたいな。別に恋もしたことないから、恋だって気づかないだろうな。走った後みたい!
竹 頑張れ藤谷~!
狩「おはよー、藤谷くん。」
藤「お、おはよう…。」
狩「なんかさーちょっとさ、身体熱いっていうか、熱っぽいかもしんない。風邪引いちゃったかもしれないよー!」
藤「あ、あ…大丈夫?」
狩「冷房弱いからかな?」
藤「あ…そ、そうだね…。とりあえず今日は早めに…解決させて…早めに帰って、ゆっくり寝た方が良いよ…。」
狩「うん!そうだね、そーする!」
藤「うん…。」
狩「なんか朝ご飯頼む?」
藤「あ…うん、とりあえず食べないとね…。」
~食べた~
藤「…サーカス、直接行くでいいよね?」
狩「うん!」
~inサーカス~
藤「おはようございます…。昨日はすみませんでした、本当に…。(パンフレットを配っているピエロに話しかける)」
ピエロ「おはよう!病院行けたかい?」
藤「あ、はい…行けました…」
ピエロ「よかった!」
藤「それで、病院の…手品さんのサイドテーブルのところに手帳があって…。そこに、元に戻すための方法が書いてあったんですけど…(方法を説明する)」
塵 探索者が病院で手に入れた情報をピエロに伝えると、少し悩んだ様子を見せる。
ピエロ「それは難しいかもしれない。人形…特に心を持った子は、常に団長の目の届く範囲にある。一番手薄なのはショーの最中くらい…、…そうだ、」
塵 ピエロは何か思いついた様子を見せると、探索者達に提案をしてくる。
ピエロ「ショーの最中なら、団長も観衆の目の中うかつなことは出来ない…”マリオネットはかく語りき”の上演中に、術を行使するのはどうかな?」
塵 彼の提案は以下の通りだ。“マリオネットはかく語りき”に乱入させる形で、他の人形を全て舞台上に上げる。アナウンスでモノローグを流せば、観客にはごまかせる。それは僕がやろうと申し出る。
探索者達は人形たちに紛れる形で、舞台上にあがり、人形たちが躍る中、その合間を縫って心臓部の破壊・術の行使を行う。人形たちが乱舞する上、衆目の中では団長もうまく身動きが取れないだろうと。
ピエロ「あと、、まずは団長がどうやってあの子たちを動かしているのか調べないとなんだけど…」
藤「あの…団長さんが良くつけているブローチ…、あれを使うと人形たちを…念じるだけで動かせるみたいで…」
ピエロ「そうか、あれがキーなんだね。…あれを使って人形たちを動かすのは…どうする?僕がやるかい?君たちがやるかい?」
藤「うーん…」
狩「やってみよ!やってみてもいいんじゃない?」
藤「…狩屋くんはやりたい?」
狩「うん!楽しそうだし」
藤「じゃあ…僕たちがやります。」
ピエロ「それじゃあ、決まりだ。少し準備が要るから、午後の公演まで待ってもらえるかな。」
藤「あ、分かりました…。」
ピエロ「午前中は流れを把握するために公演を見ていてもいいし、何かやりたいことがあるなら午前中に済ませておくといい。」
藤「あ、その…ブローチなんですけど…今団長さんの部屋にあって…。えっと…マスターキーを預けるので…午前の公演中にピエロさんに持ってきてもっらってもいいですか…?」
ピエロ「ああ、分かったよ。任せて。じゃあ、午後の公演が始まる前、またここで風船を配るからその時に渡すよ。」
藤「はい…、…僕たちは午前中の公演を見てもいいですか?」
ピエロ「ああ、あそこで当日券を販売しているから…お金だけ渡しておくよ」
藤「あっ…何から何まで…ほんとすみません…。」
ピエロ「いやいや、君たちがそうやって調べてくれなかったら、団長のことも分からなかったから…感謝しているよ。頑張ろう。」
塵 じゃあまあ、サーカスに入るところでPOW×5とか振っとく?
藤 POW×5 46/27→失敗 1d3→3
狩 POW×5 95/20→失敗 1d3→1
塵 なんとなく距離が近くなったような気がする。
狩「楽しみだね!」
藤「うん…。…でも今から見る人形に僕たちの魂が入ってると思うと…ちょっと複雑だな…。」
初日に見たならば、それと同様に初めは特に変わったところのない演目が上演される。アクロバットや、猛獣使い、ジャグリングなどが次々と終り、いよいよ最後の演目、人形劇となる。
衆目の中、布を被せられた何かが舞台中央に配置される。そして後より燕尾服を着た男性―操神がその布の横に立つ。「皆様、本日は当サーカスにご来場いただき誠にありがとうございます。最後となりますが、本邦初公開、私の最高傑作の人形による演舞、”マリオネットはかく語りき”―どうぞお楽しみくださいませ」そう言うと団長は、その布をゆるりと剥ぎ取った。
そこには一体の人形が椅子に腰かけていた。ゴシック調の衣装に身を包んだその人形は藤谷と狩屋を足して2で割ったような容姿をしている。
竹 難しいな
塵 本当に難しい、全然違うのに
操神がその人形の手を取り、「さあ、夢のようなひとときを―」と囁くと、その人形はゆっくりと瞳を開けた。オレンジ色と緑色が片方ずつのオッドアイをした人形は、まるで血肉が詰まった人間のように、ゆっくりと頬を緩ませ微笑んだ。
その表情は人間と見紛う程に自然で、酷く美しく、そして、この上なくぞっとした。
SANC(1/1d3)
藤 31 →成功
狩 45 →失敗 1d3→2
強制で≪POW×5≫
藤 POW×5 53/27→失敗
狩 POW×5 27/20→失敗
一瞬、視界がちらつく。眼前には自身を照らす照明、驚愕と興奮をこちらに向ける観衆。横には、紳士風の男。瞳を動かせば、観衆の中に自分自身と、狩屋の姿を見た。
はっと気が付くと、目の前には曲に合わせて舞台の上で緩やかなステップを踏む、人形がいた。今の光景は一体何だったのか。まるであの人形の視界を垣間見たようだ、と感じた。
SANC(0/1)
藤 47→成功
狩 27→成功
その後も人形はまるで生きているかのようにくるくると表情を変え、音楽に合わせて自由に動き回る。観客たちは驚き、興奮のままに歓声を上げる。舞台を包む拍手の中で、恭しくお辞儀をする操神と彼にエスコートされるように中央に舞い出、ふわりと微笑む人形。
周囲の興奮とは裏腹に、抱いた疑念に顔をしかめる探索者たちもやがて、その場を後にすることになるだろう。
塵 POW×5振る?
藤 POW×5 40/27→失敗 1d3→2
狩 POW×5 97/20→失敗 1d3→1
塵 些細な心の動きも共に感じる。相手の正気度が減った際に、SANC(0/1)を行う。
狩「…ちょっとびっくりしちゃったな~、さっきの公演」
藤「そうだね…。なんかちょっと…嫌な感じっていうか…。でもやっぱりあの人形に僕たちの魂が使われてるっていうのは本当みたいだったね。」
狩「うん!なんか藤谷くんに似てたよね!」
藤「本当?…僕は狩屋くんに似てるって思ったよ。」
狩「ほんと~?」
~午後~
ピエロ「はい、ちゃんと持ってきたよ。(ブローチを渡す)」
藤「ありがとうございます…。」
ピエロ「頼んだよ。…危険な役を押し付けてしまって申し訳ないね。」
藤「いえ…大丈夫です。…なんとなくなんですけど、…団長さんもそんなに悪い人じゃないのかなって…。」
ピエロ「僕もそう思うよ。でも…団長がしていることは止めないといけないから。」
ピエロ「あと、人形たちに紛れないといけないから、人形たちが着ているのと同じ衣装を君たちにも着てほしいんだ。紛れ込む前に、これを着てほしい。」
と言ってゴシック調の衣装を手渡す。
藤「…僕たちは人形劇が始まるまで、ステージ裏で待機しているでいいですか…?」
ピエロ「うん、そうしよう。」
塵 ちょっとダイスを振りますね。…えーっと、渡されたゴシック調の衣装ですが…1つが男物、1つが女物です。
竹 そういうダイスね。…藤谷くんは多分、サイズ的に女物は着れないと思う。
塵 うん、狩屋くんもそれを察して女物を着るかな
藤「ごめんね…本当にごめん…」
狩「だ、大丈夫大丈夫、」
藤「僕の身体が大きいばっかりに…」
狩「ううん、いやそんな、」
藤「ピエロさんも男物を持って来てくれればよかったのに…」
狩「多分なかったんじゃないかな…。ってか藤谷くん、似合いそうだよねこういうの!」
藤「え…そ、そう?」
狩「だって顔とかさ、なんかお人形さんみたいじゃん!」
藤「え…狩屋くんの方が…綺麗な顔してるじゃない…。」
狩「そうかな?」
藤「…とりあえずお昼、行く?」
狩「うん!サイゼいこ!」
藤「うん…僕ミラノ風ドリア食べるよ…。」
狩「じゃあおれパンチェッタのピザとー、アロスティチーニ!」
~食べ終わった~
狩「じゃあ、そろそろ行こうか!頑張ろうね!」
藤「あ、どっちがナイフ持とう…じゃんけんで決める?」
じゃんけん→藤谷の勝ち
藤「じゃあ、責任もって僕が…。…普段彫刻刀使ってるし…同じようなものだよね…」
狩「うん!きっとそうだよ!」
~サーカス裏~
藤・狩(ゴシックに着替える)
竹 黒髪だから狩屋、女装しても違和感無さそう
狩「めっちゃ似合うじゃん!」
藤「あ、ありがとう…」
舞台の上では、今しがた始まったらしい、操神と美しい人形の演舞が繰り広げられている。音楽に合わせ、赤い絨毯の上でステップを刻む人形は、相変わらずその美しい容貌をころころと、こちらも踊るように変わらせる。
狩屋がブローチを付けた状態で願うことで、人形たちはぎこちなく動き出し、次から次へと舞台上へと躍り出る。操神が、狼狽したように目を見開いたことが分かるだろう。
『彼の人形を祝福するかのように、花たちは踊りだすでしょう。さあ、皆様、我らが団長、人形師操神の織り成す、夢のようなひとときをどうぞ、お楽しみくださいませ』
アナウンスから流れるのは、ピエロの声だ。観客たちは、舞台を彩る人形たちに感嘆の息を零す。今ならば、踊る人形たちに紛れてあの人形の近くに寄ることができるだろう。しかし、一直線に走っていくことは出来ない。探索者とて、観衆の目に晒されている。舞台を台無しにすれば、自分たちが悪者となってしまう。
つまり、人形として、この演舞の中に溶け込んでいかなくてはならない。
そのことを理解した探索者は、思わず隣の人物と目を見合わせた。
これ以降は戦闘ターンにて処理を行う。
探索者は不自然でないよう、音楽に合わせて人形に近づく必要がある。それも、離れられない隣の相棒と息を合わせて。
非常に困難だが、魂を共有している今、隣の相棒の息遣い・感覚は何となく図ることができる。
≪2人のDEXを足して2で割った数値≫×5に3回成功することで、目当ての人形のもとへとたどり着くことができる。
そして、魂の融合度の進行段階によってこの値に+補正が与えられる。
2人のDEXを足して2で割った数値→12.5
×5→62.5
補正→+40
塵 100になっちゃうんで、補正半分で82.5にしよう。
そして、操神は≪組み付き≫を行い、探索者もしくはKPCの腰を抱き寄せ、人形から離れさせようと試みる。束縛から逃げる場合はSTR対抗となる。これは二人協力して行っても良い。どちらにせよ、片割れが囚われた状態では動くことは出来ない。
藤 66<82.5→成功
操神→失敗
藤 80<82.5→成功
操神→失敗
藤 17<82.5→成功
探索者は人形たちを潜り抜け、その人形の眼前へと文字通り、躍り出た。
軽やかなスッテプを踏み続ける他の人形から一線を画して瑞々しいその人形は、探索者達を視界に入れると、大輪の花が咲いたような笑みを見せた。
そして、狩屋の手を誘うように引くと、自身の腕の中へ閉じ込めようと体を広げる。
操神→1クリ
塵 回避不可で、STR対抗ですね。狩屋が掴まってるので私が振ります。
狩屋→成功
塵 目星が振れます。
藤 20/75→成功
人形の胸元、脈打つようにかすかに上下している箇所が目についた。
藤「あれが核…?(ナイフで胸を刺す)」
特に技能はいらず、心臓部に刃を立てることができる。人形は、片割れである探索者達のことを拒まない。
探索者がその照明を反射する銀色の刃を人形に突き立てると、人形は狩屋を抱きかかえようとしたままの姿勢で静止した。
ぱきん、と目に見えない何かが音を立てて割れたような気がした。
藤「狩屋くん、呪文…!」
狩「うん!せーの!」
視界の端で、操神が声を上げようとしているのがちらついた。
探索者は、その文言を口にする。
足元に敷かれた赤い絨毯がふわりと、光った。
刹那、踊っていた人形たちが一律にぴたりと動きを止めたかと思うと、色とりどりの柔らかな光が、彼らの胸元からあふれ出し、辺りを包み込んだ。
そして、ひとつ、またひとつと、その光は上昇して、消えてゆく。あたりにはその光から零れ落ちたような小さな輝きが零れ落ちる。色とりどりの輝きに包まれた舞台は、まるで夢のような情景だった。
思わず息をのんだ探索者がふと、狩屋の胸元を見ると、ハートのブローチからもひときわ大きな光がこぼれ、探索者たちの周りを一周したかと思うと、ふ、と消えていった。どこからともなく、『ありがとう』という男の声が聞こえた気がした。
舞台を包む盛大な拍手と歓声に探索者は、呆けた意識を取り戻す。
舞台上には、愕然とした表情を浮かべたまま、立ち尽くしている操神と、一切動かなくなった只の美しい人形たちがいるだけだった。
『…夢は泡沫であるがゆえに美しい。儚い、人形たちの夢のひとときはお楽しみいただけたでしょうか?』
『次は…皆様と共に、夢を見ましょう。どうぞ、また当サーカスにお越しくださいませ』
ピエロのアナウンスが、舞台の終幕を告げる。
ゆっくりと下がる緞帳と共に、操神はその場に膝をついた。
彼が犯したことは法では裁けない。探索者が彼をどうするかは自由だ。
理想の人形たちの夢を打ち砕かれた操神はただただ放心するのみだ。
やがて、探索者達のもとに降りてきたピエロが「副団長が目を覚ましたらしい!」と嬉しそうに告げることだろう。
操神は「私はただ、美しい人形を作りたくて…」といったように項垂れている。
竹 藤谷は自分が彫刻をやるから、「美しいものを作りたい」って気持ち自体はちょっと分かると思うんだよね。だからちょっと声をかけるかな。
藤「あの…」
操神「……?」
藤「あ…あの、ごめんなさい…こんなことしちゃって…。…でも…人形、すごく綺麗だと思いました。…僕もいつかこんな作品を作れたらいいなって思って…だからあの、頑張ってください…。」
操神「そうか…。」
藤「…他の団員さんたちも…このサーカスのことが大事だから協力してくれたんだと思います…。…だから、その団員さんたちのことを…裏切るようなこと、しないでほしいなって…思います…。」
狩屋「これ、読んで!(副団長の手帳を持ってくる)」
彼は自身の過ちに気が付き、「手科………すまない……」ともはや出る言葉もないほどにその場に頽れることだろう。
サーカスの演目も終わり、探索者の数日の騒動も幕を閉じた。
ほっと胸をなでおろし、期待を込めて隣人とゆっくりと間合いを取っていく―30cm。
一歩、踏み出したところで探索者はぐい、と引き寄せられ、何度も感じたもはや肌馴染みすらする体温を感じる。恐る恐ると見るのであれば、この数日隣人として過ごしてきた相手が同じような奇妙な顔つきで探索者を捕らえていることだろう。
全ての幕は閉じたはずだ。なぜ、自分は未だにこの人物から離れられていないのだろうか?
団長を問いただすのであれば、魂が混ざり合いすぎたのかもしれないこと、互いの元の魂は戻ってきたので補完する必要がなくなった以上、元には戻るだろうが時間がかかるだろうことを述べる。具体的には1d10日間かかる。
1d10→10
どうやら、この喜劇とも悲劇ともつかない探索者の奇妙な日常はまだ、幕を下ろすことを許されないらしい。
共感するまでもなく、探索者たちは揃って同じ気持ちで、ため息を吐くことだろう。
その後、風の噂で、Circus Dollsは手科が団長となり、新体制を築き一からスタートし始めたことを聞くかもしれない。
<報酬>
シナリオクリア:1d6→3
≪心理学≫+1d6→2
<後遺症>
10日間、狩屋くんと30cm以上離れることができない。
藤「終わった…。」