【CoCセッション】手足失くして愛限り無し


その2

【斎場和明】

…………かなめ、

 

 

【死望要】

あ、カズさん…………

 

【斎場和明】

……もう、動けるのか…?

 

 

【死望要】

目星:【1d100】を振りました。結果は「100」失敗です。(成功値65以下)(各ダイス目:100)

 

両手にはスーパーの袋らしきものを持っており、中には生の肉や、白米、お茶漬けのパックなどが入っている。

 

【死望要】

ぇ、あ……は、い…………あの、俺って……(聞きたいことが多すぎて言葉に詰まってしまう)

 

部屋に入ってきた彼は、床を這うあなたにびっくりしたように若干固まる。

 

苦笑しながら荷物をその場において、あなたにそっと手を伸ばす。それはどうやら抱きかかえようとしているらしいということにあなたも気が付けるだろう。

 

【斎場和明】

…ずいぶん、散らかしたなあ。…でも、何も説明せずに置いて行っちゃったもんな、ごめんな。

 

【死望要】

ぁ……ごっごめんなさい!……俺、知りたくて……っ……カズさんに、迷惑…かけたくなくて……ごめん、なさい…………(床に頭を押し付けて不安そうに声を震わせる)

 

【斎場和明】

……いいよ、要は何も悪いことしてないだろ。自分で、ちゃんと調べようとしてくれたんだな……、ありがとう。(優しく微笑みながら、死望の身体を抱き上げる)

 

手足を失ったあなたの身体は、普段よりも幾分軽くなっており、簡単に持ち上げられる。斎場はひとまずあなたをベッドの上まで連れてくる。

 

その様子はどこか甲斐甲斐しく、親しい知り合いであるあなたの世話を焼いているだけ、そんな風にも思えた。

 

【死望要】

……っう、……ふっ、ぅう…………(斎場の優しい言葉に少し安心したように涙をぽろぽろと零して嗚咽する)

 

【斎場和明】

……よしよし…、怖かったな……。(死望をそっとベッドに下ろし、頭を撫でる)

 

【斎場和明】

……とりあえず、ご飯、買ってきたからさ。食事にしようか。…一応、食べやすいものの方が良いかと思って、お茶漬け買ってきたんだけど、それでいいか……?

 

【死望要】

っひぅ”、うう……、……はい……っ(鼻をすすりながらこくこくと頷く)

 

【斎場和明】

……あと、ちょっと飲んでほしい薬があるんだ。食後でいいから…。

 

彼は手早く食事の用意をすると、壁にもたれさせたままのあなたの口元にさじを運んで食べる手助けをすることだろう。

 

【斎場和明】

(スプーンにとったお茶漬けを一度フーフーしてから、食べさせる)

 

【死望要】

……す、すみませ…………ぁ、む…ぐ………ふぁい……(申し訳なさそうに小さく口を開いてもぐもぐと咀嚼する)

 

【斎場和明】

……うまいか?(少し心配そうな顔で尋ねる)

 

【死望要】

む、ん……は、はいっ……、……カズさん…大丈夫、ですか……睡眠とか、取れてますか……?(急いで飲み込み少し頬を緩ませて頷いた後、心配そうな顔で尋ねる)

 

【斎場和明】

…よかった。……ああ、俺は平気だよ。夜はちゃんと眠れてる。…心配してくれてありがとうな。

 

【死望要】

そ、ですか……よかった……(ほっと胸をなでおろし、再び茶漬けを口に含む)

 

【斎場和明】

…………。(食事を取る死望を見て、嬉しそうに目を細める)

 

 

【斎場和明】

……要、さっきは…どこまで、調べた?…今なら多分、説明できるから……。もし、不安なことがあるなら…聞いてほしい。

 

【死望要】

あっえ、えーと……紙とかは、大体読みました……よく、分かりませんでしたけど……

 

【斎場和明】

…そっか。……薬の報告書?とかも読んだんだよな…?…………その…今、要の身体の中にいる奴を溶かす薬、があるんだけど……今までは、飲ませようとすると要、すごい暴れちゃってさ。

 

【斎場和明】

……だから、要の体力を摩耗させる必要があったんだ…。酷いことして、本当にごめんな。

 

 

【斎場和明】

……それで、薬を飲んでもらうタイミングについても、なんだけど…。

 

【斎場和明】

化け物が要の身体に定着しきってからじゃないといけないらしくて、それがどんな状態なのか、研究報告書にも詳しく書いてなくてさ…。

 

【斎場和明】

だから多分、にはなるけど……。細胞に定着した、ってことなら、今みたいに…要が落ち着いてる時、ってことなんじゃないかな…。

 

 

【斎場和明】

……そういうことだから、今……食事が終わったら、薬を飲んでほしいんだ。(優しく微笑む)

 

【死望要】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「12」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:12)

 

【斎場和明】

あなたはふと、自身の失った手足を見る。このまま薬を飲んで、化け物を消してしまえば、自分のこの手足はどうなるのだろう?と考えてしまうことだろう。

 

 

 

あなたはふと、自身の失った手足を見る。このまま薬を飲んで、化け物を消してしまえば、自分のこの手足はどうなるのだろう?と考えてしまうことだろう。

 

 

 

失敗、成功共にSAN値チェック1/1d2

 

【死望要】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「69」成功です。(成功値69以下)(各ダイス目:69)

 

【死望要】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「28」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:28)

 

斎場の方を見れば、瞳が暗く輝く。目の前の精神的に衰弱しきっているらしい彼は至極真面目にそのように話していることがわかる。

 

【死望要】

あの、えと……俺って、その化け物のせいで、身体が再生したり、してるんですよね……?なら、今薬飲んだら、身体、このままなんじゃ……(反発するようで罪悪感を覚えつつも、斎場に不安点を伝える)

 

【斎場和明】

ああ……そうか…………、…いや、でも…………。(目を逸らし、身体を小さく震わせる)

 

【斎場和明】

……そうだ、じゃあ…一緒に暮らそう。俺が、ちゃんと面倒見るよ。(はっとしたように顔を上げ、冷や汗をかきながらも笑顔で言う)

 

【死望要】

……え、ええと……カズさん……?(尋常ではない斎場の様子に困惑し、上手く言葉にならない)

 

【斎場和明】

……ッ…………(死望の困惑した表情に動揺し、顔が青ざめていく)

 

 

【斎場和明】

あ…………。(しばらく俯いていたが、段々と肩を震わせながら笑い、口を開く)

 

【斎場和明】

……ははは……また、生えるまで待つのか……?…………また……やるのか、アレを……?

 

【斎場和明】

…なあ、俺に面倒見られるの、そんなに嫌か……?……そんなことしなくたって、要はもう…生きて、帰れるんだぞ……?

 

【斎場和明】

か、かなめも…ッ…!嫌だろ?、あんなことまた、されるの……なあ、今飲めばもう、痛い目に合わなくて済むんだぞ、なんで…………

 

【斎場和明】

 

 

 

笑ったまま、あなたを壁へと押さえつけ、そして縋る様に目を細めて泣きそうな声で続ける。彼の指が肩に食い込む。

 

それはあなたを傷つけようとしているわけではなく、あくまで、あなたに助けを求める、子供が母親に縋るそれと同じものだ。それと同じ声色だった。

 

【斎場和明】

やっと安心できたのに、要が……このまま起きなかったら、動かなくなったら、このまま俺が殺しちゃったらどうしようって、ずっと……ッ…

 

【斎場和明】

……なあ、飲んでくれないなら、俺ッ、俺は、どうしたらいいんだ…………

 

彼はそのまま、自分の頭を押さえて、あなたの正面に蹲る。

 

【死望要】

……か、ずさん……(言葉を失い、暫く斎場を見つめている)

 

【死望要】

おっ俺は…………カズさんに面倒みてもらうの、好きです……カズさんは、いつも優しくしてくれるし……だから俺も、つい…甘えちゃうところ…ありますけど……(少しずつ息を整え、少し照れくさそうに笑いながら語りかける)

 

【死望要】

でも、俺も……、できるなら……カズさんに頼ってほしい……。カズさん、偶に辛そうな顔するときあるから……そういうときに、俺が…支えられたらって、思うんです……!(不安が混じった声で途切れ途切れになりながらも、自身の想いを吐露していく)

 

【死望要】

カズさんが…不安なときとか、苦しいときに、頼ってもらえるように……俺も、頑張るから……っ、だから……。……カズさんは、俺にもう少し、寄りかかってください……(懸命に言葉を紡いだ後、斎場に優しく微笑みかける)

 

【斎場和明】

……かな、め…………。(驚いたように顔を上げる)

 

【斎場和明】

…………おれ、は……たくさん、要に酷いことしたんだぞ……。……今の状況なら、俺は…要を、殺すことだって出来てしまうのに……。(目を伏せ、自身の精神状態を確認するようにぽつぽつと話し始める)

 

【斎場和明】

……要が事故のこと覚えてないのは、化け物のせいだからしょうがない…。……でも…俺が、ちゃんと覚えていられなかったのは……ただ、俺が弱かったからだ……。

 

【斎場和明】

…………今だって……今だって、そうだ…衝動的に、不必要に要に当たって……傷つけた…。…要はもっと、何度も……苦しい思いをしてたのに……頑張り切れない、…………怖いんだ……。(震える声で絞り出す)

 

【斎場和明】

…………かなめは、それでも……信じて、くれるのか……?

 

【死望要】

……はい。……カズさん、俺は…弱くても、頑張れなくても…俺のこと、見捨てないでいてくれたカズさんが……す、好きだから…っ、

 

【死望要】

俺も…弱いカズさんや、頑張れないカズさんを、絶対に見捨てないし…それでも一緒にいられるって…信じてます……から……(力強い返事から一変し、自信なさげに段々と弱々しい声になっていく)

 

【斎場和明】

………………。

……好き、か…………。(目を伏せ、嬉しそうに微笑む)

 

【斎場和明】

…………うん、ありがとう……要。俺も……要のこと信じるよ。

…さっきは、本当にごめんな……肩、痛くないか?(少し落ち着いた様子で、死望の顔を覗き込む)

 

【死望要】

……っぁ、…う……。……あ、だっ大丈夫です……っ(自身の言葉を反芻され、居心地が悪そうに視線を泳がせた後、顔を覗き込まれ慌てて返答する)

 

【斎場和明】

よかった……。(安心したように息を吐き、愛おしそうに頭を撫でる)

 

 

【斎場和明】

……そうだ、あと…1つだけ、言わせてほしい。俺は要に…頼ってないわけじゃないよ。…要がいてくれるおかげで、いつも救われてるんだ。……ありがとな。

 

あなたは、一瞬斎場の瞳が不安げに揺れているのに気が付く。不安がぬぐい切れないのか、と見当をつけようとしたところで、気づく。

 

これは不安ではなく、この感情は間違いなく恐怖、そのものであると。それでも斎場は薄くあなたに向けて微笑む。

 

【死望要】

ぁ……、ん…………ほ、ほんと…ですか……?(不安そうに斎場を見上げると、恐れが混じった様子に気づいて小さな無力感に襲われた)

 

【斎場和明】

……本当だよ。……要が、今日言ってくれたこと…絶対忘れないようにする。

 

落ち着いた様子の彼は、薬を飲むのは明日、回復してからにしようと提案する。

 

【死望要】

お、俺も……っ、忘れないように…頑張ります…っ……(斎場に応えるように顔を上げる)

 

【斎場和明】

……ああ。……今日はもう、そろそろ寝ようか…。(軽く微笑み)

 

 

【斎場和明】

…ちゃんと、ベッドで寝ような。ぐっすり眠れるように……。(死望の背中に手を当て、支えながらそっとベッドに横たわせる)

 

【斎場和明】

……おやすみ、要。…また明日、会おうな。

 

言いながら彼はそっと死望に毛布をかけ、立ち上がり机の方の部屋へ向かおうとする。

 

【死望要】

…あ……はいっ……、カズさんは、まだ寝ないんですか……?

 

【斎場和明】

……いや、俺ももう寝るよ…。…明日が本番、になりそうだから……今日のうちに、体力つけておかないとな。(少し冗談めかして笑う)

 

 

 

【死望要】

……そ、そうですね……、明日……頑張りましょうね…………(頭を持ち上げて斎場に緩く微笑み返す)

 

あなたは、そのまま疲労感がどっと全身に広がっていくのを感じるだろう。それは心地よい疲れの様にも、目を開けていられないほどの苦痛にも感じられた。

 

ほどなくして、あなたはそのまま意識を闇に塗りつぶされる。

 

スヤった

 

_______________そして、どのくらいたったのだろうか。あなたは、強烈な痛みで目を覚ます。

 

 

ぐちりぐちりと耳を焼く嫌な音。ふと見れば、自身の失ったはずの手足がまるで芋虫が脱皮でも行うかのように醜く、腕の先から、足の先から少しずつ生えていくのがわかる。

 

 

それは骨と皮、そして肉、神経と順々に再生を繰り返しているようで引きちぎれているかのようなぶちぶちとした音とは対照的に確かにあなたの身体は再生を繰り返している。

 

それも、強烈な苦痛を伴って。SAN値チェック1/1d4

 

【死望要】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「70」失敗です。(成功値68以下)(各ダイス目:70)

 

【死望要】

【1d4】を振りました。結果は「2」です。(各ダイス目:2)

 

《1d6》

 

【死望要】

【1d6】を振りました。結果は「2」です。(各ダイス目:2)

 

STR+2してください

 

《POW*5》

 

【死望要】

POW:【1d100】を振りました。結果は「70」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:70)

 

あなたは痛みに気を失うこともなく、そのままその苦痛に身を捩っていることだろう。

 

しばらくすれば、あなたの千切れたはずの手足は、その切り口から再生し、元の五体満足の姿へと戻っている。

 

 

 

その瞬間、足は自分の意識が届かないかのように立ち上がり、ずるりずるりと、進み始める。向かう先は、あの机と書類が散らばっていた部屋だ。

 

歩き方を初めて実践するかのようなおぼつかない足の動きは、そのまま部屋へと向かっていく。

 

 

ガチャリ、ガチャリとドアの取っ手をひねる。どうやら鍵がかかっているかのようだった。あなたは完全に覚醒しているが、なぜか体が言うことを聞かない。

 

そのまま開かないドアのドアノブを何度もガチャリ、ガチャリと揺らし、そしてそのままあなたはそれを”捥ぎ取る”。

 

 

がちゃん、と音を立ててそのままドアノブが床へと落ち、扉が嫌な音を立てて開いた。部屋の隅には縮こまった斎場が静かに死んだように眠っている。

 

あなたの身体は棚へと向かう。その手は、がちゃんがちゃんと荒々しい音を立てながら棚の中をあさっている。

 

《アイデア》

 

【死望要】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「52」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:52)

 

《目星》

 

【死望要】

目星:【1d100】を振りました。結果は「98」失敗です。(成功値65以下)(各ダイス目:98)

 

棚にある薬を探しているのではないかと気づく。

 

あなたが焦ってその棚の中に視線を滑らせても、薬らしきものは見当たらない。どれも一様に空瓶か、一般的な薬のラベルが貼ってある瓶ばかりだ。

 

【死望要】

ぁ……かっ…カズさん……っカズさん!……俺、身体が…勝手に動いて、止まらなくて…ッ(焦りと恐怖を混ぜたような表情で斎場を起こそうと声をかける)

 

ぴたりとあなたの身体が止まり、その体はゆっくりと斎場の方へと向く。そしてそのまま近づいていく。斎場はあなたの声に気づいたのか、すっと目を開く。そしてすぐにそこから離れようとする。

 

【斎場和明】

……あ………あ、そうか……また…………

 

斎場は、あなたを見て、焦ったように言葉を紡ぎながら距離を取ろうとする。

 

【斎場和明】

……会話、できるのか…………?…なるほど、これが…定着、なのか…。(焦って目を泳がせつつ、冷静に対処しようと声に出して思考をまとめる)

 

【斎場和明】

…………今、無理矢理飲ませるしか……、いや、でも……

 

斎場の焦ったような声とともに、あなたの身体は急に動いて、自身を削除しようとする薬のありかを探すように、無遠慮に斎場の身体にぶつかり、そのまま床へと押し付ける。

 

ボキリ、と嫌な音が鳴ったのがわかる。苦しげに顔を歪める斎場の身体を上から強い力で押さえつけ、その手足は、2人の身体の隙間を埋めるように体重をかけながら斎場へのしかかる。

 

【死望要】

ぐ……、ぁ……駄目……っカズさん、ごめんなさい…ごめんなさいっ!(泣き出しそうな顔で首を横にぶんぶんと振り、身体の主導権を戻そうとする)

 

【斎場和明】

はッぁ…!!!?……ッ、………!!!!

 

斎場は暴れようと手足をばたつかせて、あなたから離れようともがく。

 

《CON*5》

 

【死望要】

CON:【1d100】を振りました。結果は「64」失敗です。(成功値50以下)(各ダイス目:64)

 

《STR対抗》

【1d100】を振りました。結果は「2」成功です。(成功値45以下)(各ダイス目:2)

 

あなたは、斎場を解放しようと、自分の下から壁際へと彼を投げる。

彼は息を整えながら、あなたを見てまた離れようとして、そっと距離を取る。

 

 

 

あなたが斎場を解放した途端、がくり、と身体が揺れ、膝をつく。そのまま、意識がもうろうとし始め、濁っていく意識の中、傍に斎場が寄ってくるのがわかるだろう。

 

ただ、薬を飲まそうとしている、とどこかで分かった瞬間、あなたの腕が、自身の口を覆い、そしてそのまま、あなたは意識が暗転する。

シークレットダイス【1d3】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

______あなたは目を覚ます、そこは冷たい床の上。手足は五体満足、といった風にそろっており、そっと顔を上げると、不安そうにあなたを見つめる斎場の姿があった。

 

 

 

斎場が腹部を押さえたままであることと、自身が床の上で目を覚ましたことから昨晩のことは夢ではなかったことを認識する。

 

あの身体が何かに奪われていた感覚はすでにないが、いつあれがやってくるかわからない。そんな恐怖に一瞬、際悩まされることだろう。SAN値チェック1/1d4

 

 

また、自身の身体を襲う、異常な空腹感と疲労感にも気づく。何でもいいから早く口に入れてしまいたい…と思うことだろう。

 

【死望要】

SAN:【1d100】を振りました。結果は「85」失敗です。(成功値66以下)(各ダイス目:85)

 

【死望要】

【1d4】を振りました。結果は「4」です。(各ダイス目:4)

 

【斎場和明】

……よかった、起きたか……。(少し微笑みながら)

 

【死望要】

か、ずさ……あっ!俺……ごっごめんなさい……っ!……身体……大丈夫、ですか……?(斎場を見ると先ほどの記憶が蘇り、顔を蒼くして平謝りする)

 

【斎場和明】

…ありがとう、大丈夫……俺は平気だよ。……要は、身体痛まないか?

 

【死望要】

痛みは、無いと思います……えと…お腹が少し…空いているくらいで…………(一瞬伝えるのを躊躇するものの、空腹感に耐えられず話す)

 

【斎場和明】

お腹…………ううん、そっか……。

 

 

【斎場和明】

……寝る前に食べたばっかりなのに…ってことは、その……お前の中にいる奴の仕業、かもしれないな……。(瞳がかすかに不安げに揺れる)

 

【死望要】

……!お、俺、薬…飲めたんですか……?(焦った様子で斎場に尋ねる)

 

【斎場和明】

…い、いや……ごめんな、まだ…飲ませられてない。……昨日、要が倒れる前に口塞がれて……はがそうとしたんだけど、やっぱり力、強くなってるみたいでさ……。

 

【死望要】

ぁ…………そう、なんですね…………じゃ、じゃあ今飲めば……っ(薬を飲んでいないという事実に不安を露わにして焦るように喋る)

 

【斎場和明】

……あ、ああ…………。……えっと、それじゃ…中にいる奴に、気づかれないようにした方がいいかな……。…目、瞑っててくれるか……?

 

【斎場和明】

……素直に飲んでくれるといいんだけどな…。

 

【死望要】

そう、ですね……先に…し、縛ったりとか、した方がいいですかね……(依然として不安そうな表情で問いかける)

 

【斎場和明】

あっ……!……そっか、拘束…………。(死望の言葉を聞き、目を見開き初めて気づいたように頷く)

 

【死望要】

アイデア:【1d100】を振りました。結果は「27」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:27)

 

相手の様子を見ていれば、酷く疲弊していることがわかる。その様子から、あまり頭を使えている状況ではない。

 

【斎場和明】

……はは…………全然気づかなかった…。……いつもはちゃんと、夜も縛ったりしてたんだけどな……昨日は、なんか忘れてた…。(恥ずかしそうに頭を掻く)

 

 

【斎場和明】

……要と久しぶりに話せて、浮かれてたのかもしれないな。(にっこりと微笑む)

 

【死望要】

い、いや……俺が…気づかなかったから、カズさんに怪我させちゃって……すみません……(表情を曇らせたまま俯く)

 

【斎場和明】

……ううん、昨日は…要にとっても色々あっただろ。…気づかなくたって、しょうがないよ。(恥ずかしさを紛らわすように、明るくそう言いながら死望の頭をぽんぽんと叩く)

 

【斎場和明】

…えっと、じゃあ……とりあえず、ベッド行こうか。……道具とかも、向こうにあるから…。

……立てるか?

 

【死望要】

は、はい……っ(立ち上がろうと足に力を籠める)

 

普通に歩ける

 

ベッドきた

 

【斎場和明】

…それじゃ、ベッド……寝っ転がってくれるか…?

……よっ、と…………。(ベッドの下に手を伸ばし、手枷と足枷を取り出す)

 

【死望要】

はい……分かりました…………(縛り付ける際に手足が暴れないよう祈りながら横になる)

 

【斎場和明】

……腕、伸ばして…………痛かったら言ってな。(手枷、足枷を1つずつ嵌め、ベッドの支柱に固定する)

 

【斎場和明】

…………よし、終わったな。……じゃあ、飲ませるから…口、開けてくれ。(死望に馬乗りになり、懐から小瓶を取り出す)

 

【死望要】

……なにか、口に噛ませるものとかあればよかったっすね……(目を瞑って控えめに口を開く)

 

その瞬間、手錠で固定していたはずの手足が、それを拒むようにビクリびくりと脈打ち、意志とは関係なく動き出す。

 

ガチン、と音が鳴った。あなたの手元から。それは手錠を引きちぎろうとあなたの手が力を入れているらしかった。幸い手錠は外れることもなく、ガチンガチンと耳障りな音を響かせるのみ。

 

しかし、それは端の方から少しずつひびが入ってしまう。それを見た斎場が焦ったようにあなたの上で体重をかける、瓶が傍に近づいてくる。あなたにまたがる彼をのけようと、足がひとりでに彼の背を蹴飛ばした。

 

【斎場和明】

……っ、…………。

 

静かにあなたを見つめて、彼は口元に瓶をつけようとする。彼の手があなたの口元に伸びて、あなたの口に、薬が垂らされる。

 

 

 

その薬は一瞬炭酸水のようにも思えた、味よりもまず刺激が、あなたの口の中をにわかに満たす。それは味ではなく、痛みだった。

 

あなたの口の中に垂らされたのはまるで猛毒のようで、それはあなたの身体の中に巣食う化け物を殺すための薬よろしく、殺すに等しい痛みを口内へと与える。

 

思わず痛みに身体をのけぞらせ、口に入っているその薬を吐き出そうとしてしまうかもしれない。

 

《POW*5》もしくは《CON*5》

 

【死望要】

POW:【1d100】を振りました。結果は「46」成功です。(成功値80以下)(各ダイス目:46)

 

あなたは刺激に目を見開くが、ぎゅっと口を引き結んで飲み込もうとする。

 

斎場を見れば、ほっとした様子であなたの頭を撫でている。それは深い心配の色、そしてようやく薬を飲ませることが出来た安堵感が入り混じっている表情だった。

 

 

そのまま、静かに近づき、唇を触れ合わせ、舌をあなたの唇の隙間に滑り込ませる。

 

 

彼の唇が触れたところから、また新たな感覚が流し込まれる。痛みはあったが、ぬるい彼の舌が口内をなぞっていく。

 

どこか血の味特有の鉄臭さがしたが、そのキスはあなたをなだめるように優しく、長く丁寧に口の中を愛撫していく。

 

刺さる液体の刺激を逃すように、あなたはそちらに意識を集中させ、何とか薬を飲み込み切る。

 

【死望要】

ぐ……ふぅ……、……ふっ……んんぅっ……!?(薬の刺激に苦い顔をしていると突然口づけられ、酷く驚いた声を上げる)

 

【斎場和明】

…………ふっ、ぅ……。(死望の頭を撫でながら、口内から薬の味が消え去るまでキスを続ける)

 

【死望要】

ん、む……ぅ……っ、ふぁ……あ…………(初めはなんとか離れようとしていたが、徐々に力が抜けていき目が蕩けていく)

 

暫く口内から広がっていく甘い痺れに浮かされていると、斎場はそっと口を離した。

 

あなたの身体を、じんわりと倦怠感のような物が襲う。痛みこそなかったが、体内中の細胞がもとの自分に戻っていっている、そんな予感が実感となって体中を満たしていくことだろう。

 

【斎場和明】

…………よく、頑張ったな、要……。

 

彼は笑いながらあなたの手錠を外し、そしてあなたの後頭部を撫で、微笑んだ。

 

 

【死望要】

……、は……ふ…ぅ……ん、…ふぁい…………(キスの余韻から抜け出せないまま頭を優しく撫でられ、舌足らずな声を上げる)

 

あなたは斎場の手をとった、その手はもう、自身の意志を離れて動くこともない。それが彼の手を取ったのは紛れもなくあなたの意志だった。

 

 

あなたの意志で動く手足。それを斎場は愛おしそうに、嬉しそうに、握り返す。

 

血に濡れた廃屋を、あなたたちはそのまま後にする。身に巣食う化け物が生まれた所以も知らず、ただ、日常に五体満足のまま、戻っていくことだろう。

 

このまま戻ることが出来たことに、安堵の息を漏らしながら。

 

SAN値報酬

生還+1d6

KPC生還+1d6

五体満足で戻った+1d6

技能報酬

書類を全て調べた

クトゥルフ神話技能+1

KPCを説得した

説得もしくは精神分析+1d3

 

 

【死望要】

【3d6】を振りました。結果は「9」です。(各ダイス目:4,3,2)

【1d3】を振りました。結果は「2」です。(各ダイス目:2)

 

【死望要】

【1d3】を振りました。結果は「1」です。(各ダイス目:1)

 

ショゴスが入ってしまったPCの身体から、狂ってしまったKPCが何とか手足を捥いで外にショゴスを出そうとするお話。

シナリオ開始前、PCは実験生物である逃げ出したショゴスに襲われ、その細胞が身体の中へと入ってしまっている。このショゴスはある魔術師が研究の為に飼っていたものであり、逃がしてしまったことは誤算であった。そのため、ショゴスを身体に取り込んでしまったPC、そして様子がおかしく、PCの腕を切り落とそうとするKPCと魔術師は相対する。このショゴスの研究も、魔術師にとっての大事な人のための研究であり、その実験で事故とはいえ巻き込んでしまったことに対して、魔術師はPCやKPCに対して申し訳なく思う。謝罪をKPCに延べ、PCを助ける方法として、薬を渡す。ショゴスをPCの身体になじませ、なじませ切ったところで体をすべて元通りにして、薬を飲み切れば、ショゴスの力は弱まり、ショゴスの細胞はなくなっていく。ただ、身体が再生しきる前に薬を飲んでしまうと、失った肉体は戻ることがない。

導入開始時点で、PCは7度ほど手足を千切られており、その結果強烈な痛みで、記憶を飛ばしている。監禁生活はまだそこまでの時間はなく、手足を切られてから、PCはショゴスが身体となじみ、その体を再生させるまでは眠り続けていた。その時の高熱から、思考能力も下がっている。

KPCは、PCがショゴスに取り込まれてしまったのを見て発狂してしまい、PCを助けなくては、という気持ちに駆られている。ただ、発狂してしまったこともあり、KPCにまともな判断はできず、ショゴスに侵された部分を切り落とさなければ、という意識で、PCの手足を切り落とす。

このショゴスは、PCの身体が再生するたびに再生能力を発揮するものの、弱っており、PCの意識が戻っている状態の際に、何とかして薬を飲む必要がある。このショゴスは深夜に活性化し、またPCの脳や細胞とリンクしているため、薬を一般的な方法で飲ませようとすると、全て拒まれてしまう。

シナリオ解決条件としては、いかにPCの体内にいるショゴスに気づかせずにPCが薬を飲み切ることである。